どーも、ShinShaです。
さて、今日は、スティホームの間に観た日本映画の名作3本ご紹介です。
どれも、懐かしい映画ばかりでごめんなさい。
映画館も閉まってたので、ビデオ・オン・デマンドしかないのですね。
「時をかける少女」は、4月に他界された、あの大林宣彦監督の大傑作。
「復活の日」は、原作があの小松左京、新型ウィルスによって滅びた人類の物語。
最近、小松左京氏の日本沈没をnetflixでアニメ化、全世界配信とのニュース。
これは観なければなりませんね。
そして、最後は「フラガール」。
ハワイアン・スパ・リゾート、再開したようでよかったですね。
すこし強引だけど、どれも、今観なければいけない映画といっていいでしょう。
「時をかける少女」 1983年
監督 大林宣彦 主演 原田知世, 高柳良一, 尾美としのり
「いつか、どこかで出逢うはずの彼に、出会ってしまった。」 土曜日の放課後。芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。その日から奇妙なデジャ・ビュに悩まされ始めた。授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかり。言知れぬ不安に震える彼女を優しく支える深町一夫。彼は未来から来たタイムトラベラーだった!
この作品は、数々の名作を撮った大林宣彦氏の作品の中でも、一番人気のある作品です。
私も、既に10回くらい観ています。
この映画は、不思議な映画ですね。
原田知世という少女と、尾道の街が無かったら存在できない青春映画です。
この映画は、原田知世のデビュー作でもあります。
この映画、ストーリーには大した意味がないのかもしれません。
あの時、少女だった原田知世、そのものを表現した作品なんですね。
4月の大林監督追悼の日テレ系放送で、この映画のエンディングをカットをしたことが、話題になっていました。
この映画の見所の一つがエンディングだという意見に、私も激しく同意します。
皆さん、最後の最後の、原田知世の表情を見逃してはダメですよ。
「復活の日」 1980年
監督 深作欣二 主演 草刈正雄, オリビア・ハッセー, ボー・スベンソン 「愛は、人類を救えるか」 MM88…その細菌兵器によって全世界はパニックとなり、45億人の人類が死んだ… 氷に閉ざされた南極大陸に残された探検隊の863人を除いて― 滅亡寸前まで追いこまれた人類は、地球は生き残ることができるのだろうか!?
この映画は主演、草刈正雄、そしてあのオリビア・ハッセー。
「ロミオとジュリエット」のオリビア・ハッセー、本当に美しかった!
草刈正雄さんは、最近は朝ドラ「なつぞら」で、見事、「じいちゃん」を演じて、存在感をアピールしました。
アメリカが開発したウィルス生物兵器が、ソ連のスパイに盗まれる。
その生物兵器を運ぶ飛行機が、アルプス山脈の中で墜落。
雪解けの春、イタリアから、風邪に症状が似たウィルス感染症が大流行し、人類が滅亡するストーリー。
現在の新型コロナウィルスによるパンデミックと重なる、驚くべき物語です。
新型コロナウィルスについても、中国武漢の生物兵器研究所から漏洩したという噂が絶えません。
小松左京という作家は、古くから読んでいますが、やはり驚嘆すべき才能をもった人ですね。
この映画を見るのは2回目でしたが、今観ても中々よくできた映画です。
名監督深作欣二氏が、スケールが大きい、この作品の物語を見事に演出しています。
「フラガール」 2006年
監督 李相日 主演 松雪泰子, 豊川悦司, 蒼井優
昭和40年、エネルギー革命により閉鎖が迫る炭鉱のまち。そこでは北国をハワイに変えようという起死回生のプロジェクトが持ち上がっていた。目玉となるのはフラダンスショー。果たして常夏の楽園は誕生するのか?オープンの日は迎えられるのか?
この映画は、第80回キネマ旬報ベストテン・邦画第1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞。
素晴らしい作品です。
私は、この映画はを多分5、6回は観ています。
何回観ても、同じところで涙が出ます。
昭和40年、輸入石炭に押されて、日本国内の石炭産業は不景気となります。
炭鉱会社は大量の人員解雇を進め、労働争議が起きます。
一方で、炭鉱会社は、生き残りのために新規事業の計画を進めます。
それは、「ハワイアンセンター」という新しいレジャー事業でした。
坑夫たちは、俺たちの首を切って、会社が選んだ事業が「ハワイアンセンター」なのかと、大反対を始めます。
そんな厳しい状況の中で、坑夫の娘たちが、ハワイアンダンサーを目指して、みごとに成長していく物語。
皆さんもご存知のように、これフィクションでも何でもなく、リアルな物語なんですね。
時代の大きな変化の中で、生まれたた奇跡の物語。
そして、この挑戦は成功して炭鉱は無くなっても、ハワイアンセンターは現在も存続しています。
この映画では、体当たりでダンサーを演じた蒼井優に、大きな脚光が当たりました。
しかし、私は、松雪泰子、富司純子の二人の演技も素晴らしいと思うのです。
2011年、東日本大震災、福島原発事故という、二重の過酷な被害が発生。
フラガールたちが全国を周って会社を支え続けたことが、未だ、記憶に新しいです。
何度観ても良い映画です。
まとめ
本日は、古くても、今見るべき日本映画というテーマで3作をご紹介しました。
どれも、若い皆さんが観ても良い映画ばかりです。
気になる人は、是非、ご覧ください。
色々な、動画配信サービスや、アマゾンプライム、TUTAYAさんでも観られると多いますよ。
今日もこのブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShiSha