時の化石

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鎮座100周年の明治神宮GO TO プチトラベル記。どこにも行けない東京都民は、感染防止に配慮して都内をGO TOしよう。

どーも、ShinShaです。
天気がずっと悪いし、遠出GO TOもできないので、少しうつうつしていました。
昨日、奥さんに明治神宮にブログ取材に行きたいと相談しました。
「買物に行くからダメ。」
ミュージアムができたんだよ。帰りに、買物付き合うからさ。」
そして、買物にお伴することで、しぶしぶ、合意が成立したのでした。
私は、玄関を出る時、「ババカート」(我が家ではそう呼ぶが、正式にはショッピングキャリーカートというらしい)を手に取ったのです。
「そんなの引っ張ってくの? 砂利道の参道だよ。 買い物、そんなにしないから大丈夫だよ。」
重い荷物を持たされて、過去に何度も死にそうになった私は、騙されません。
迷うことなく「ババカート」を、引いていく決意を固めたのです。
そうです、昨日の午前中、明治神宮の参道を黄色の「ババカート」をコロコロ引っ張って、歩いていたのは私です。

明治神宮

明治神宮は、明治天皇昭憲皇太后を祭神としています。
創建は、大正9年(1920)11月1日。
明治天皇が亡くなってから、9年後に創建されたのですね。
明治神宮について調べてみました。
なるほど、このような経緯があったのですね。
70万平方米の明治神宮の杜は、青年団の力で、全国から集まった10万本の木を植林して造ったそうです。

wikipediaから引用です。

1912年(明治45年)に明治天皇崩御し、立憲君主国家としては初の君主の大葬であったが、その死に関する法律はなく、何らかの記念(紀念とも)するための行事が計画される。明治天皇は京都の伏見桃山陵に葬られたが、東京に神宮を建設したいとの運動が天皇を崇敬する東京市民から起こった。
実業家渋沢栄一東京市長阪谷芳郎といった有力者による有志委員会が組織され、代々木御料地に神宮を建設する建設案が立てられた。有志委員会は大日本帝国政府の実力者との折衝を重ねるとともに、所属議員によって国会に神宮建設の建議を行い両院で可決された。
神宮建設の機運の高まりを受け、1913年(大正2年)に政府は閣議によって原敬内務大臣を長とする神社奉祀調査会を設置した。1914年(大正3年)に皇后であった昭憲皇太后崩御すると、大正天皇の裁可を受けて、1915年(大正4年)5月1日、官幣大社明治神宮を創建することが内務省告示で発表された。
造営には全国から11,129人もの国民が労力奉仕に自発的に参加した。

実は、明治神宮には行ったのは初めてかもしれません。
記憶にないのです。
田舎生まれの私には、未だに、都内の行ったことがない名所がたくさんあります。
そういえば、浅草にも、長い間行ったことがありません。
東京には地方出身者が、たくさんいるはずです。
私たちは、最大限、感染防止に配慮しながら、都内をGO TO プチトラベル トリップすればいいのではないか。
調べてみるとトリップと書いた方が正しそうですね。

明治神宮鎮座100年

明治神宮では、ちょうど今年が、創建100年にあたるということで、二つのイベントが行われていました。

●紫幹翠葉(しかんすいよう)
明治神宮ミュージアム内での、現代アート作品の展示

●天空海闊(てんくうかいかつ)
明治神宮の森の中での野外彫刻展
明治神宮ミュージアムも、創建100年を記念して建てられたのですね。   

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イベントを案内する看板
有難いことに、明治神宮の参道の端には、石でできた舗道がありました。
どうもバリアフリー対応のため、最近整備されたようですね。
雨が降りそうになってきたので、とにかく、明治神宮の参道を、コロコロ、急いで歩くのでした。

参道では、数々の大型写真パネルが展示してあり、歩くのが楽しいですよ。
なかなか勉強にもなります。
明治時代の有名人のパネル「明治の人 気概と志」がありますね。
結構いろいろ配慮して人選されていますね。
明治時代に憧れがあるのは、司馬遼太氏の「坂の上の雲」や、維新時代の数々の作品を読んだからでしょうか。
司馬さんは、大正から第2時世界大戦までを、明治の日本の成功を食い潰した時代だと、突き離すように書いていましたね。
そして今は、成長が止まり、行き詰まった時代。
私たちは、「明治の人 気概と志」を今一度、よく振り返る必要があるかもしれません。

参道を入って、左側に「天空海闊」の松山智一氏の彫刻作品が展示されています。
森の中にあるメタリックな異質な彫刻。
この作品は、現代のサイバーネットワークを表しているように見えました。

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参道の風景

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鎮座祭当日の写真 大型パネル

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明治の人 気概と志 大型写真パネル

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明治神宮の杜の造園 大型写真パネル

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空海闊、松山智一氏の彫刻作品

本殿で祈願

木造の大鳥居をくぐって、本殿へ。
コロナウィルス の影響か、天候のためか、人は少なめ。
作法に従って家族の健康と、コロナウィルスの終息をお祈りしてきました。

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明治神宮本殿

明治神宮ミュージアム

最初に情報を書いております。

明治神宮ミュージアム
開館時間 10:00 ~ 16:30
休館日 毎週木曜日(但し木曜日が祝日の場合は開館)
入館料 一般:1,000円 高校生以下:900円 団体(20名以上):900円
住所 〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町1-1 明治神宮ミュージアム
電話番号 03‐3379‐5875

明治神宮ミュージアムは、日本を代表する建築家の隈研吾さん設計ですよね。
外観は、シックな色のメタリックな素材です。
そして、内部は木材を使った大空間。
このへんが、きっと隈研吾さんらしいのですね。
2階の大型ガラスに囲まれた空間は美しいです。
森に囲まれた大空間。素晴らしいです。
ミュージアムでは、明治神宮宝物殿に納められていた明治天皇ゆかりの重要文化財が展示されています。
明治神宮の神事に関する情報や、素晴らしい工芸品がたくさん展示されています。

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ミュージアム外観
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ミュージアム屋内1階
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ミュージアム屋内2階

紫幹翠葉 アート展

ミュージアムの1階で、紫幹翠葉(しかんすいよう)、現代アート展示が行われていました。
建築空間とアート作品が調和してなかなか良いです。

私も奥さんもアートが大好きだから、とても楽しく観ましたよ。
ShinShaは、一枚、お気に入りの作品を発見しました。
本田健作 「山あるきー四月(月夜)」
こういう、文学的な作品は大好きです。
作家の本田さんは、遠野在住のアーティストで、1990年代より「山あるき」と題するチャコールペンシルで描いた一連の作品を発表しているとのことです。

mem-inc.jp

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紫幹翠葉 アート展風景

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紫幹翠葉 アート展風景

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本田健作 「山あるきー四月(月夜)」チャコールペンシル、紙キャンバス、2017年

まとめ

明治神宮ミュージアム訪問は、とても楽しいトリップでした。
明治神宮の観光は、ほとんどが屋外です。
ミュージアムでは、感染予防の対策を一所懸命されています。
時間があるときに、一度、出かけてみられると良いと思います。
私は、感染に気をつけて、これからも都内の名所GOTOトリップしたいと思います。

その後、明治神宮から、足早に地下鉄駅まで移動して、スーパーマーケットで買い物。
奥さんは、予想どおり「ババカート」に入りきれないほど、買い物をされました。
「せっかく、カート持ってきたんだから、買わないとね。」
大変な思いして、もってきたの僕なんだけど。。。
地下鉄の駅から家までの帰り道、雨が激しく降ってきて、パンパンに膨らんだ重い「ババカート」を引きずって、雨に濡れながらなんとか家に到着。
10分後、雨がぴたりと止んだのでした。(笑)

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
今日は明治神宮へGO TOした記事を書きました。
こういう写真をいっぱい載せた記事、書いてみたかったです。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha