どーも、ShinShaです。
7ヶ月ぶりに福島に出張に行ってきました。来年行う予定のプロジェクトの打ち合わせです。久しぶりに行った福島県、とても懐かしかったです。お寿司屋さんで食べた魚も、日本酒も最高でした。今日は、福島県の魅力、復興と未来への希望、心配なことについて記事を書きます。
新しく企業をおこす人、会社の移転などには、ダンゼン、福島県がお得です。検討する価値があります。
わが心のふるさと福島
僕にとって、福島県は馴染みのない地域でした。少なくとも、震災前には一度も行ったことがありませんでした。福島のそれまでのイメージは、明治維新の物語から見た保守的な田舎。司馬遼太郎氏の著作をこよなく愛してきたため、坂本龍馬や高杉晋作のかつての敵というイメージもありました。「勝てば官軍」の、裏返しですね。
しかし、このイメージは、NHK大河ドラマ『八重の桜』(2014年)を観て一変しました。我が愛する、綾瀬はるか様の「会津は、何も悪くねぇ!」のセリフが、固定観念を粉砕しました。
大震災と原子力災害に見舞われた福島を思うと、このセリフには涙が出ました。この年の、紅白歌合戦で司会をした綾瀬はるか様が、歌の途中で絶句して大粒の涙を流したのも、同じ思いがあったからでしょう。ますます、彼女のファンになりました。見よ、この美しいお姿を。いかん、福島の話だった。。。。(汗)
2017年から、時々、仕事のために福島に行くようになりました。そして、2018年には、浜通地域のある町に約3ヶ月滞在して仕事をしました。小旅行で、会津にも行く機会がありました。
福島には、美しい自然もあるし、食べ物も、お酒も最高に美味しい。福島県の日本酒は、流行りの蔵は少ないようですが、日本一のレベルだと思います。あまり知らなかった蔵の日本酒でも、最高に美味しいです。魚も果物も最高に美味しい。そして、福島の人たちとも一緒に仕事をしましたが、皆、やさしいいい人達でした。
それ以来、福島の人たちとも交流が続き、我が家の食卓には、福島産の食材が並ぶようになりました。福島県は、いつしか心の故郷となりました。だから、福島には、今後も希望のある地域として、復活して欲しいです。
福島出張記
今回は大宮から、東北新幹線やまびこに乗って、仙台経由で福島県相馬市まで、主張しました。新幹線、割と空いていました。話によると仙台は、GO TO トラベル で、結構、人が集まっているそうです。 そうそう、今回の出張、宿泊にGO TO トラベル 利用しました。宿泊料 35%OFFとクーポン券いただきました。クーポン券でお土産買いましたよ。
仙台市に着きました。仙台も震災以降、何回も来ました。美しい街ですね。夏も過ごしやすく、雪もあまり降らない、古くからの文化もある良い都市です。
常磐線、原ノ町行きに乗り換えです。常磐線は、今年3月に全線開通しました。震災から9年かかった。オリンピックの開催時期に合せたんですね。まだ、大熊町付近は、比較的空間線量が高い地域を通過します。
しかし、常磐線の車窓からの風景は素晴らしいですね。遠くの地平線、その先の海と、一面の農地。何度見ても、良いなぁ。
自宅からおよそ4時間、相馬駅に到着しました。久しびりに相馬駅に来たら、新幹線のチケット券売機が設置されていました。昨年までは、駅員さんがどこかに電話して、新幹線の指定席を押さえてくれ、一部手で書いた紙の切符を渡されました。
この地域といえば、『相馬野馬追』が有名ですが。今年はコロナの影響で、観光客を入れない神事だけを行ったそうです。
打ち合わせの後は、美味しい食事とお酒!新しくオープンしたお寿司屋さんで、会食と飲み会でした。やはり、福島の魚、日本酒は最高です。料理は、ウニご飯、にぎり寿司など、まだまだあったのですが、日本酒の酔いにまかせて、撃沈。写真は撮れませんでした(反省)。
久しぶりの飲み会でした。日本人は飲み会が重要ですね。来年のプロジェクトに向かって、結束を固くすることができました。
福島の復興について
誤解を招くと困りますので、最初に、はっきり書きます。
福島県内の農地の除染は終わっており、川にも、海にも影響のある放射性物質は残っていません。福島県産の農水産物には、まったく問題はありません。福島県の皆さんは、安全性に、特に気を使っておられます。福島産の米、果物、野菜、魚はとても美味しいです。皆さんも、安心してたくさん召し上がってくださいね。
心配なこと 原子力災害のつめあと
ここから先のことは、決して忘れてはならない大事なことなので、あえて書くことにしました。
原子力災害の残したつめあとは、これから、さらに20−30年掛けて、復旧していく計画です。原子力の事故は、修復に大変な費用と時間がかかるのです。
日本では、過去に環境被害が起きています。足尾鉱毒事件、イタイタイ病、水俣病などです。水俣病の被害者は、約7万人の人々が被害を受けました。しかし、環境被害の規模では、福島原子力災害が最も大きいです。これは、忘れてはならない事実です。
原子力災害で大きな被害を受けたのは、福島県内の浜通り地域(いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村の15市町村)です。
原発事故で、福島県内に拡散した放射性物質の大半は、現在も山林の中にあります。山林の除染は行わないので、今後も取り除くとはできません。これについては、減衰することを待つしかありません。
地表面を削ってできた除染土は1400万立方メートルあると推定されています。この除染土は、中間貯蔵施設に一時的に貯蔵して、2041年までに福島県外に持って出る約束となっています。事故を起こした福島第一原子力発電所は、核燃料の残さを取り出し、廃炉を行う計画となっており、これは遅くとも2051年までに実施されることになっています。
完全に原子炉施設内に残った核燃料残さを除去し、解体、除染して、この地域を安全な状態にまで戻せるのか。中間貯蔵事業がどうなっていくのか。これらが計画どおり進んでいくのか。僕も少し関係のある仕事をしています。今後も、技術者として注視していくべき重要なことであると考えています。
新しい希望 福島イノベーション・コースト構想
大震災、原子力災害からの復興を目指して、福島県の浜通り地域に「イノベーション・コースト構想」という経済産業省が中心となったプロジェクトが立ち上げられました。ハイテク産業を誘致して、浜通り地域の経済の活性化を図るプロジェクトです。
例えば南相馬市では、ロボットテストフィールドが建設され、本年9月からオープンしています。ここでは、ドローン、水中ロボットなどのフィールドテスト、開発・研究を行うことができます。また、このほかにも、イノベーションコーストには、研究学園都市構想など、さまざまなプランがあります。
また、福島県の浜通り地域に、新しく企業を興したり、企業を移転したり、工場を建てたりすれば、土地の購入費用、建物、機械設備の購入費、電気代金など、長期間にわたって様々な補助が得られます。これは、とても大きなメリットがあります。
若い人たちも、これから起業するなら、福島県で行うのがとても有利ですよ。詳細は下記のリンクを参照ください。
- 発売日: 2014/05/23
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ほまれ酒造 会津ほまれ純米大吟醸 極 [ 日本酒 福島県 720ml ]
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あとがき
久しぶりの福島出張で、ブログの更新も遅れてしまいました。久々に、大変楽しく出張してきました。やっぱり、福島の魚、料理、日本種は最高に美味しかったです。今回のブログでは、原子力災害の復旧状況についてもご紹介しました。
福島県には、ぜひ、付加価値が高い新しい産業集積が生まれ、若い人が集う発展する地域に、変わっていって欲しいです。福島には、そうなる権利があると思います。
今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha
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