時の化石

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久しぶりに聴いてみたサイモン &ガーファンクル 懐かしくて美しくて心にしみました

どーもShinShaです。

今回はサイモン &ガーファンクルの音楽の記事です。
1960年代に活躍したこのフォーク・デュオは美しいハーモニーで一世を風靡しました。
そして、数々の名曲を残しました。

このフォーク・デュオの魅力は、アートガーファンクルのハイトーンボイスとポールサイモンとの美しいハーモニー。
そして、ポールが書いたすばらしい数々の楽曲です。

サウンド・オブ・サイレンス、スカボロー・フェア、明日に架ける橋など、彼らが残した名曲は数知れません。
久しぶりに、懐かしいあの曲を聴いてみませんか。

サイモン &ガーファンクルのプロフィール

サイモン &ガーファンクル(以下、省略してS&Gと表記)の略歴を下にご紹介します。

ニューヨークの小学校時代からの親友だったポールとアートは、1957年に「トム&ジェリー」を結成し、デビュー曲「ヘイ・スクールガール」を小ヒットさせた。

二人は1963年に再びコンビを組み、1964年にグループ名をサイモン&ガーファンクルと改めて、アルバム『水曜の朝、午前3時』でデビューした。

しかし、発売初年度の売上が3,000枚と惨憺たるものだったため、ポールはヨーロッパ放浪の旅へ出て、アートもデビュー前に通っていた大学院へと戻ってしまった。

プロデューサーのトム・ウィルソンが、アルバム収録曲「サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)」にエレキギターやドラムなどを加えてシングル発売したところ、これが66年に全米1位の大ヒットとなった。

その後も、ポールの哲学的内容の詞・曲とアートの歌声、そして2人のハーモニーが受けて「スカボロー・フェア/詠唱 (Scarborough Fair/Canticle)」「ミセス・ロビンソン (Mrs. Robinson)」などが大ヒット。

1967年12月公開の映画『卒業』の音楽を担当し、映画の成功と共に劇中歌「サウンド・オブ・サイレンス」が大ヒットし、日本をはじめ世界的にも大きな成功を収めた。
当時は「サイモンとガーファンクル」と表記されていた。

引用:Wikipedia (一部省略しました)

デビューアルバムを作ったが全く売れず、グループは解散の危機になりました。
そんな中、ブロヂューサーのアイディアで、ロックサウンドを加えてダビングし直した『サウンド・オブ・サイレンス』がラジオから火が着いた。
学生たちがS&Gの音楽を支持したのです。

これについて、ネットに面白いことが書いてありました。
このオーバーダビングは、ボブ・ディラン の名曲『Like A Rolling Stone』のレコーディングを行なった後に、同じミュージシャンによって行われたというのです。
これは、面白い情報ですね。

1965年6月16日、名曲「Like A Rolling Stone」を録音し終えた直後、ディラン本人は帰ってしまったけれど、スタジオにはミュージシャンが残っていた。
そこで、ひらめいたトム・ウィルスンはギターのマイク・ブルームフィールド、ベースのハーヴィー・ブルックス、ドラムのボビー・グレッグにもう1曲だけオーバーダビングに付き合ってくれと頼み、サイモン&ガーファンクルの「Sounds of Silence」のエレクトリックバージョンを仕上げたのだった

引用:music.jpニュース https://music-book.jp/music/news/column/42628

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Simon & Garfunkel

"File:Optreden Simon and Garfunkel (links) in Feijenoordstadion, Rotterdam, Bestanddeelnr 932-2092.jpg" by Rob Bogaerts / Anefo is marked with CC0 1.0


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『エッセンシャル・サイモン&ガーファンクル』2003年

ディスク 1

01. サウンド・オブ・サイレンス The Sound Of Silence  02. 水曜の朝、午前3時 (ライヴ) Wednesday Morning, 3 A.M. (Live)  03. バイ・バイ・ラブ Bye Bye Love  04. 霧のブリーカー街 Bleecker Street  05. アイ・アム・ア・ロック . I Am A Rock  06. とても変わった人 (ライヴ) A Most Peculiar Man (Live)  07. リチャード・コリー Richard Cory  08. キャシーの歌 (ライヴ) Kathy's Song (Live)  09. スカボロー・フェア/詠唱 Scarborough Fair/Canticle  10. 早く家へ帰りたい Homeward Bound  11. すずめ (ライヴ) Sparrow (Live)  12. 木の葉は緑 (ライヴ) Leaves That Are Green (Live)  13. 私の兄弟 He Was My Brother  14. 59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)  15. 夢の中の世界 The Dangling Conversation  16. 地下鉄の壁の詩 (ライヴ) A Poem On The Underground Wall (Live)  17. ブレスト (ライヴ) Blessed (Live)  18. クラウディ Cloudy  19. ブルース・ラン・ザ・ゲーム Blues Run The Game 20. 冬の散歩道 A Hazy Shade Of Winter

ディスク 2

01. ミセス・ロビンソン  Mrs. Robinson  02. 明日に架ける橋 Bridge Over Troubled Water  03. 動物園にて At The Zoo  04. フェイキン・イット Fakin' It  05. 旧友 Old Friends  06. ブックエンドのテーマ Bookends Theme  07. パンキーのジレンマ Punky's Dilemma  08. オーバース (ライヴ) Overs (Live)  09. 教会は燃えている (ライヴ) A Church Is Burning (Live)  10. アメリカ America  11. コンドルは飛んで行く El Condor Pasa (If I Could)  12. いとしのセシリア Cecilia  13. キープ・ザ・カスタマー・サティスファイド (ご機嫌いかが) Keep The Customer Satisfied  14. フランク・ロイド・ライトに捧げる歌 So Long, Frank Lloyd Wright  15. ボクサー The Boxer  16. ベイビー・ドライバー Baby Driver  17. ニューヨークの少年 The Only Living Boy In New York  18. ソング・フォー・ジ・アスキング Song For The Asking  19. エミリー、エミリー (ライヴ) For Emily, Whenever I May Find Her (Live)  20. マイ・リトル・タウン My Little Town

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『エッセンシャル・サイモン&ガーファンクル』2003年

S&Gはベスト盤も含めて多くアルバムを残していて、現在も普通に流通しています。
やはり、それなりに売れているんでしょうね。
その中でもオススメの作品は、本日ご紹介する『エッセンシャル・サイモン&ガーファンクル』です。

このアルバムは、2003年にリマスタリングされており、S&Gの従来の音源より音質は向上しています。
また、ヒットチューンをほとんどカバーしており、ライブ音源もかなり多く収録されています。
もう一つ、おすすめするならば『セントラル・パークコンサート』でしょうか。
こちらは、ギター一本の演奏で行われたライブ音源です。
ポールサイモンは、ギターめちゃくちゃ上手いですからね。

いつのように、何曲か解説やら感想を書きます。

Apple Music リンク

サウンド・オブ・サイレンス The Sound of Silence

この曲はS&Gの出世作です。前に書きましたとおり、ロックサウンドを加えたオーバーダビングのバージョンが、ラジオを聞いた学生たちに支持され大ヒットになりました。

サウンド・オブ・サイレンス」(原題はThe Sound of Silence)は、サイモン&ガーファンクルが1964年に発表した楽曲。
1965年にオーバーダビングされたバージョンが1966年にビルボード誌で週間ランキング第1位を獲得。 ビルボード誌1966年年間ランキングは第25位。
アメリカ映画『卒業』の挿入曲として知られる。

懐かしいギターのアルペジオで曲はスタート。
S&Gの美しいハーモニーがこれに被さってくる。懐かしい音の響きですね。

曲の途中からドラムス、ベース、エレキギターサウンドが加わり、曲にビートが吹き込まれます。
ビートを加えて曲が売れたんだろうけど、今聞いてみると、かなり不自然な感じですね。

歌詞の一部を引用します。かなり難解な歌詞ですね。だいたいタイトルの意味が分からないですね。
個人的には、これはヨガからのインスピレーションかなと思います。

Hello darkness, my old friend

I’ve come to talk with you again

Because a vision softly creeping

Left its seeds while I was sleeping

And the vision that was planted in my brain

Still remains

Within the sound of silence

ハロー、暗闇。昔からの友だち。

また会いにきたよ。

ある予感がゆっくり近づいてきたからね。

そいつは、寝ている間に種を残し、頭の中に植え付けられた。

静寂の響きの中に、その予感がまだ残っているんだ。

YouTubeでセントラルパークのライブの映像を見ると感動的ですね。
観客の拍手、歓声、肩を寄せ合う恋人たち、いかにこの曲が愛されていたのか伝わってきます。

www.youtube.com


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スカボロー・フェア/詠唱 Scarborough Fair/Canticle

S&Gの美しいハーモニーを楽しめるオススメの曲といえば、やはりこの曲ですね。
原曲は19世紀イギリスの民謡です。

ギターとハプシコードのシンプルな演奏をバックに、二人の美しいハーモニーを楽しむことができます。
コーラスはかなり凝ったアレンジですね。

余談ですが、この歌詞には「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」とハーブの名前が入っています。
当時の日本では、ハーブなんてあまり知られていなかったので意味を知ったのはずいぶん後のことでした。

「スカボロー・フェア」とは、「スカボローという街で開かれる市」という意味です。
歌詞はこんな感じです。

Are you going to Scarborough Fair?

Parsley, sage, rosemary, and thyme

Remember me to one who lives there

She once was a true love of mine

スカボローの市へ行くのですか?

パセリ、セージ、ローズマリーにタイム

そこに住むある女性は

かつて私が心から愛した人でした。

冬の散歩道 A Hazy Shade Of Winter

この曲が、僕の一番のお気に入りです。これは名曲ですね。
耳にキンキンするブラスの音さえなけば最高なんだけどな。
ポールサイモンは作曲者として、素晴らしい才能をもっていますね。

ロックティストのフレーズがギターで繰り返される中、美しいメロディ、ハーモニーが展開していきます。何度聴いてもすばらしいですね。
S&G以降もポールサイモンを聞いていますが、この曲は彼の作品の中でも1、2を争うできだと思います。

明日に架ける橋  Bridge Over Troubled Water

この曲は、S&G最大のヒット曲であり名曲です。
アート・ガーファンクルのボーカルが、圧倒的にすばらしいですね。 歌詞もすごく良いです。

この曲には、思い出があります。
この曲は4年前にガンで亡くなった先輩と飲みに行った時、最後に必ず一緒に歌う曲でした。
彼はアメリカ留学の経験があって、S&Gを心から愛していました。
彼が亡くなってから、僕の中のどこかが変わってしまったな。

英語のタイトルは「荒れ狂う水の上に架かる橋」という意味ですが、日本語のタイトル「明日に架ける橋」はうまく付けましたね。
歌詞の訳を書いていたらグッときました。心にしみる。。。

When you're weary

Feeling small

When tears are in your eyes

I will dry them all

疲れ果てて自分を小さく感じたり、

涙が溢れる時には、僕が拭き取ってあげる。

I'm on your side

When times get rough

And friends just can't be found

Like a bridge over troubled water

I will lay me down

Like a bridge over troubled water

I will lay me down

僕は味方だ。

厳しい時が来て友達がいなくなっても。

逆巻く水の上の架かる橋のように

僕はこの身を投げ出そう。

逆巻く水の上の架かる橋のように

僕はこの身を投げ出そう。

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セントラルパーク・コンサート

セントラルパーク・コンサート

あとがき

今日は、懐かしいサイモン &ガーファンクルの音楽のご紹介でした。
今聴いてみても、S&Gの楽曲はレベルが高く美しい作品が多いですね。
完成度が高いのです。

アートガーファンクルの美しい歌声、二人のハーモニー、ポールの書いた楽曲には時を超える大きな魅力をもっています。
若い人たちも、一度聴いてみてくれたら嬉しいな。

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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