時の化石

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チックコリアさんの逝去に寄せて Chick 美しい音楽を届けてくれてありがとう!

どーも、SinShaです。
今朝、twitterでChick Coriaさんの逝去を知りました。
最初に記事を読んだのはイケハヤさんのツィートでした。
今回は大好きなピアニスト、チックコリアさんを偲んで記事を書きます。

彼の音楽を知ってから今年で42年。
どれだけの時間を彼の音楽と過ごしただろうか。
これまで『Spain』を何回聴いただろうか。
いま世界中のファン、ミュージシャンが彼の死を悼んでいるでしょう。

チックコリアさんのプロフィール

チックと出会ったのは学生時代。
田舎から東京に出てきて、ジャズの勉強を始めた頃、チックコリアさんは、時々、日本に来ていました。
そんな頃、FMラジオから彼の音楽を知りました。
1979年田園コロシアム「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」の音源をエアチェックで聴いた時のことを覚えています。
一瞬で彼の音楽に魅了されました。
当時のバンドのギタリストはアル・ディメオラ。
聴いた瞬間に死にそうになった。
世の中に、こんなに美しくてかっこいい音楽があるのか。
衝撃の出会いでした。
それ以来、チック・コリアさんの音楽を聴いてきました。

チックコリアさんのプロフィールは下記のとおりです。

チック・コリアChick Corea、本名:Armando Anthony Corea、1941年6月12日 - 2021年2月9日)はアメリカ出身のピアニスト、キーボーディスト、作曲家、ミュージシャンである。

1941年6月12日に、アメリカ合衆国マサチューセッツ州にあるチェルシーにて生まれ、父はジャズ・トランペッターであった。
4歳の頃よりピアノを習い始める。
高校を卒業後、ニューヨークにあるジュリアード音楽院に進学する。
1964年頃からブルー・ミッチェル、ハービー・マンとの共演からキャリアをスタートする。
1966年にはデビュー・アルバムを発表。

1968年後半からハービー・ハンコックに替わりマイルス・デイヴィスのグループに加入。
In a Silent Way, Bitches Brewなどのアルバムに参加する。
この頃からマイルスの指示でエレクトリック・ピアノフェンダー・ローズ)を弾くようになる。
当初この楽器を嫌っていたチックだが、1970年代にはチックのサウンドに欠かせない楽器となっていく。

1970年、マイルス・グループを脱退した後、ベースのデイヴ・ホランド、ドラムのバリー・アルトシュルとグループ「Circle」を結成。
後にサックスのアンソニー・ブラクストンを加えフリー・ジャズ寄りの演奏を展開する。

1971年に、ベーシストのスタンリー・クラークらとクロス・オーバー/ジャズのバンド「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を立ち上げ、ECMレコードからアルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー』を1972年に発表。
カツオドリ(カモメとするのは間違い)のジャケットで有名なこのアルバムは1970年代ジャズ・フュージョン最大級のヒット作となる。
革新的な音楽性と卓越した演奏技術に裏打ちされたこのバンドは数々の作品を生み出し、トップアーティストとしての地位を確立する。
中でも『ライト・アズ・ア・フェザー』に収録されている「スペイン」は現在でも他の演奏家にプレイされ続ける、ジャズの、また彼自身の代表曲である。

引用:wikipedia 一部省略

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My Spanish Heart

チック・コリア の代表作3作品

チック・コリアさんの代表作を3作品ご紹介します。
3作目は2013年リリースのライブアルバムです。
異論はあるでしょうがお許しくださいね。
この作品、最近の愛聴盤なんです。
最近の彼の音楽を紹介したかったから選択したのです。

リターン・トゥ・フォーエヴァー』Return to Forever 1972

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Return to Forever
\01. リターン・トゥ・フォーエヴァー / Return to Forever
\02. クリスタル・サイレンス / CRYSTAL SILENCE
\03. ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ / What Game Shall We Play Today
\04. サムタイム・アゴー~ラ・フィエスタ / Sometime Ago - La Fiesta

チックコリアといえば、まず、このアルバムでしょう。
有名なカツオドリが海を飛ぶ美しいジャケット。
時代を変えた名盤でした。

当時のジャズは、難解なフリージャズが主流。
理解するのも大変でした。
このアルバムはそういう流れ大きく変えた作品なのです。
本作が出た頃から、フュージョンブームが起こります。

本作の中では『クリスタル・サイレンス 』、『 ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ』がすばらしいですね。
久々に聴き返してみましたが、『クリスタル・サイレンス 』は限りなく静ひつで美しい曲。
『 ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ』は女性ボーカル入り、ボーカル、フルート、そしてチックのエレクトリックピアノが渾然となってすばらしいです。

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リターン・トゥ・フォーエヴァー

リターン・トゥ・フォーエヴァー

『ライト・アズ・ア・フェザー』Light as a Feather 1973

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Light as a Feather

\01. ユア・エヴリシング You're Everything
\02. ライト・アズ・ア・フェザー Light as a Feather
\03. キャプテン・マーヴェル Captain Marvel
\04. 500マイルズ・ハイ 500 Miles High
\05. チルドレンズ・ソング Children's Song
\06. スペイン Spain

そして2作目は、『ライト・アズ・ア・フェザー』。
この作品には、何といっても『Spain』が入っています。

『Spain』はロドリーゴの『アランフェス協奏曲』の一節がイントロに使われています。
ラテンテイストでエモーショナル、しかもノリが良い超名曲です。
この曲は、日本人が大好きなんですね。
また、多くのミュージシャンに愛されている曲でもあります。

この曲は世界中の演奏家にカバーされている。
キーボードをはじめ様々な楽器で演奏されるが、ギタリストに人気が高いのが特徴の一つで、ギターのみのトリオやギター中心のスリーピースなどで演奏される。
デュオではラリー・コリエル&スティーヴ・カーンなど、ピアノとのデュオではミシェル・カミロ&トマティートなど。
日本では佐藤竹善松本孝弘渡辺香津美などがカバー曲をリリース。
引用:wikipedia

本アルバムでは、このほか『キャプテン・マーヴェル』がすばらしいです。
チックのエレピがめちゃくちゃ熱い、スタンリー・クラークのベースは早すぎ、鳴りすぎ(笑)。
もうすばらしい演奏です。

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『トリロジー』Trilogy 2013

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Trilogy

Disc one
\01.ユーアー・マイ・エヴリシング You're My Everythin
\02. リコーダ・ミー Recorda Me
\03. ザ・ソング・イズ・ユー The Song Is You
\04. ワーク Work
\05. マイ・フーリッシュ・ハート My Foolish Heart
\06. フィンガープリンツ Fingerprints
\07. スペイン Spain

Disc two
\01. ジス・イズ・ニューThis Is New
\02. 不思議の国のアリスAlice in Wonderland
\03. イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー It Could Happen to You
\04. ブルー・モンク Blue Monk
\05. アルマンドのルンバ Armando's Rhumba
\06. 24の前奏曲 作品11 第9番 Op. 11, No. 9
\07. ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン? How Deep Is the Ocean?

Disc three
\01. オマージュ Homage
\02. ピアノ・ソナタ:月 Piano Sonata: The Moon
\03. いつか王子様が Someday My Prince Will Come

3枚目はずいぶん迷いました。
アコースティックの代表作『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』、ラテンテイストの大傑作『マイ・スパニッシュ・ハート』、ゲイリー・バートンとの共作『クリスタル・サイレンス』、それとも・・・。
結局、最近の愛聴版『トリロジー』にすることにしました。
この作品は2013年リリース作品で、グラミー賞2部問受賞作。
まちがいなく晩年の傑作です。

このアルバムは、伝統的なピアノトリオ・フォーマットのライブアルバム。
しかも共演は、クリスチャン・マクブライド(b)とブライアン・ブレイド(ds)という最強プレーヤー。
音源は2010年の北米ツアー、日本ツアー、2012年秋~冬のヨーロッパ・ツアーからベスト・テイクをチック本人が厳選したものです。
録音もすばらしく、生でチックトリオを聴いていような作品です。
調べたら、DIsc3-01は札幌の録音ですね。

この作品は、エモーショナルな曲ありスウィングする曲がありすばらしいです。
音楽の美しさ楽しさを味合うことができる作品です。
三人の最強メンバーのプレイがスゴい。 チックのピアノの演奏を心ゆくまで味合うことができます。

僕の好きな『Spain』『Armando's Rhumba』も入っています。
さらに、有名なスタンダードも入っていてすばらしい選曲。

あらためて聴きましたが、『Spain』の観客との掛け合いの演奏では胸が熱くなりました。
この曲はスペインマドリッド録音です。
すばらしいギターは、ニーニョ・ホセレの演奏。
観客のスキャットと大きな拍手。
それに応じてフレーズを弾く。
胸が熱くなる。
チックの音楽は、本当に世界中の皆んなに愛されているんだな。

最後の『 いつか王子様が』もボーカル入りで美しく楽しい演奏でした。
一日このアルバムを聴いていたら、胸がいっぱいになりました。
すばらしい作品です。

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あとがき

チックの最後のメッセージがtwitterに書かれていました。
若い音楽家、これから音楽家をめざす人へのメッセージです。
彼の人柄そのもの、すばらしい言葉ですね。

今日は予定した記事を変更、急遽、本記事を書くことなりました。

チックコリアさんの音楽は美しくてエモーショナルで素晴らしいです。 知らない方は、ぜひ聴いてみてください。
きっと、一生楽しめる音楽に出会えます。

チック、これまで美しい音楽を届けてくれてありがとう!

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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