時の化石

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スガシカオの最高傑作『THE LAST』 初めて聴いたときの衝撃を忘れない

ShinShaです。
今回は大好きなスガシカオ『THE LAST』の記事です。
「ふるえる手」「アストライド」...
初めて聴いたときの衝撃と感動が忘れられません。

彼のようなアーティストでも人生に迷う。
そして、その後に生まれたとびきりの作品がこのアルバムです。
ぜったいに聴くべき名盤です。

『THE LAST』

スガシカオ2016年リリースのアルバム。
じつに6年ぶりのアルバムでした。

2008年『PARADE』が、あまりに素晴らしかったから喪失感が強かったのでしょうね。
音楽の方向性を見失って事務所もやめた。
それから仕事がなくて、自分でライブハウスを押さえたり大変だったみたいです。

そして、6年を経て創作した渾身の一作。
『THE LAST』、最高傑作です。

2011年10月にプロダクションからの独立を発表したスガが、「50歳までに集大成になるようなアルバムを完成させる」と公言し、それが実際に形となったアルバム。
タイトルは、スガがスタッフに『このアルバムが最後のつもりで作ってる』という話をしたら、タイトルは「LAST」にしたらどうかと提案されたことから。
スガ自身も、これから先このアルバムを超えるアルバムを作る自信は今はないと述べている。

「ふるえる手」

アルコール中毒のお父さんのことを歌った曲。
心やさしい人だったんですね。
父親の励ましが心の支えとなっていた。

何度聴いても、泣いてしまう感動的な曲です。
今、記事書きながら、涙がにじんできます。

いつもふるえていた
アル中の父さんの手
ぼくが決意をした日
”やれるだけやってみろ”って
その手が背中を押した
”何度だって”やり直せばいい

ぼくが描いた夢に向かって
歩きはじめたあの日を
忘れることなんてない どんな日も

夏の区営プールで
泳ぎを教わったあの日も
指がふるえていた
「父さん、もう平泳ぎはいいから...」って心で言った
カッコ悪くて 真っ直ぐで

いつかのぼくの結婚式で
そのふるえる手が見たかった
不器用な言葉と...

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father&son

"Father & Son" by oneselfsacrifice is licensed under CC BY-ND 2.0

「青春のホルマリン漬け」

じつにシカオちゃんらしい曲。
この曲はスガシカオの初期からのファンのみ、激しくオススメ。
それでもって18禁(笑)

ちょっと暗くてエロくて、生々しい青春を表現しています。
でもリアルな青春てこういうものでしょう?
きれいごとだけじゃない。

サビに至る前ののっぺりしたメロディ、生々しい歌詞とラップ。
そして突き抜けるサビのメロデイ。
このコントラスト感が、最高の快感です。

「まさに青春のホルマリン漬け」そのもの。
すばらしいです。

「真夜中の虹」

すばらしいポップな曲です。
躍りたくなるようなメロディ。
しかし、歌詞はめちゃくちゃ悲しい内容なんです。

尊敬していた先輩がガンで亡くなった後に、僕はこの曲を聴いてました。
聞くたび先輩のことを思い出しました。

同じような体験が、シカオさんにもあって、この曲ができたのですね。

2005年の当時、ハワイで「夏陰~なつかげ~」や「コンビニ」などの楽曲を一緒に制作したスティーブが、末期ガンで闘病中だということを知り見舞いに行くも、彼に何も気の利いた言葉もかけられず、ハワイから帰ってきてしまったダメな自分を表現しようと書かれたもの。

タイトルの「真夜中の虹」は、ハワイでごく稀にしか見ることが出来ない夜の虹のことを表している。
引用:wikipedia

歌詞も素晴らしいです。
真夜中の虹って、本当にあるんですね。
画像を見つけたとき、ちょっと感動しました。

サヨナラさえ言わなきゃ お別れからずっと逃げ切れるかな
ぼくのナメクジ色の心を 現実はメッタ切りにした

君とみた空 君といた季節
戻れない日々ばっかり 輝いてしまう
夢のように浮かぶ 真夜中の虹を
君も見てるかな 真夜中の2時

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Midnight rainbow in full view

"Midnight rainbow in full view" by Tomoir III is licensed under CC BY 2.0

「アストライド

アルバムの最後を飾る名曲です。
スガシカオの真っ直ぐで、ひたむきな歌が大好きです。

この曲は「progress」に続く名曲ですね。
特に若い人たちは共感をおぼえるじゃないかな。

歌詞の最後の部分は「ふるえる手」にリンクしています。
みんな消えそうになりながらも、輝こうと踏ん張っているんだ。

ねぇ 見えないくらい 遠い宇宙から覗き込んだら
火星と金星が関係して生まれた こんな小さな星
その星の誕生した ちっぽけなこの生命は
消えそうになりながらもっと 輝こうとしてもがいています

ねぇ いつの日か ぼくに出番なんて回ってくるんでしょうか
この傷から出た ひどい膿を全部シールに変えて
365枚たまったら引き換えるんだ
とびきり新鮮な希望と 誰にも負けない勇気に
(略)
何度だってやり直せばいい
何度だって恥ずかしくはいよ
君が思う世界へ まず君が歩き出すんだ

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アルバムトレーラー

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あとがき

村上春樹氏の影響で、かなり前から彼の音楽を聴いていました。
2008年『PARADE』はすばらしいアルバムでした。
「progress」「夏陰」最高の作品でした。
その後にFunk系作品が2作。
方向性が変わったなと思ったら、彼の大きな転換期だったんですね。

でもよかった。
悩んだ後に最高の作品ができたから。
みなさん、ぜひぜひ聴いてください。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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