時の化石

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井上陽水『招待状のないショー』1975年 長年のファンが選ぶ名盤です

どーも、ShinShaです。
今回は僕の愛聴版『招待状のないショー』の記事です。
このアルバムは発売以来、40年以上時々聴く作品です。
ファンの中では本作をベスト3に選ぶ人も多い。

名曲が多いのです。
「結詞」「青空ひとりきり」「招待状のないショー」...
なかでも「結詞」は一番好きな曲です。
この曲の美しさは特別です。

『招待状のないショー』

先日の記事で『二色の独楽』が一番好きなアルバムと書きました。
このアルバムは二番目に好きな愛聴盤です。

『招待状のないショー』は1975年リリース。
陽水さんが、吉田拓郎泉谷しげる小室等と作ったフォーライフ レコードから出されました。
陽水さんが抜けたポリドール、拓郎の抜けたソニーは大変だったでしょうね。
今回のアルバムは星勝に加え、矢野誠をアレンジャーとして起用。
バックには高中正義村上ポンタ秀一鈴木茂などの最高のメンバーが参加しています。

このアルバムのライナーには井上陽水さん直筆の招待状(メッセージ)が添えられています。
人柄をそのまま表していますね。

このアルバムには彼の才能がいかんなく発揮されています。
この人は天才ですからね。
短時間で曲ができてしまうんでしょうね。

また、彼のギャンブル好きは有名。
前回ブログを書いた伊集院静麻雀放浪記阿佐田哲也さんなんかとも一緒に麻雀をしていた時期もあったようです。

外国へ旅に出たいと思わない
車を運転したいという欲求がまるでない
家を一軒持ちたいと思う気持もさほどない
すてきなスーツでということもない

酒の銘柄にコル程,飲めないし
友達と話す事は特別,楽しい事でもないし
極めてたいくつなことでもない

歌を作ったり唄ったりすることに費す時間が
同業者と比べてすこぶる少ない
レコードを聞く事は月一回あるかないかで
ラジオを聞く事はまずない

自分の職業に格別の誇りもなければ
これといってうしろめたい事もない

本当にナイナイづくしだが,
マージャンはヤル. 麻雀だけはとことんヤル
これはもう, まいってしまう
いやー たまらん 麻雀

井上陽水 引用:wikipedia

apple music link

「Good, Good-Bye」

アルバム最初の曲が「Good-Bye」💦
いかにも陽水さんらしいですね。

この当時、新しい会社フォーライフ に移籍したからですからね。
それとも「たまには、こういうのもいいんじゃない」、そんな感じでしょうか。
どうも、後者のような気がしますね。
何だか別れを祝っているような、メジャーのメロディです。

ビートルズをイメージする美しいポップで素晴らしい曲です。
この曲、キーボード、バックバーカルで矢野顕子が参加しています。
ドラムスは先日亡くなられたは村上ポンタ秀一
12弦ギターは鈴木茂
音のクオリティがすごく高いです。

Good, Good-Bye さよならBaby
本当に これで終わりにします
Good, Good-Bye さよならBaby
いとし 悲し 寂し
やるせなし 恋し
この次は今よりステキな事を
楽しみにめぐり会いを楽しみに


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「青空ひとりきり」

この曲も素晴らしいロックンロールです。
年に数回は聴きたくなるので、いつもiphoneに入っています。
歌詞の孤独感がいいですね。

ライブの彼のMCで、こんな話を数回聞いた事がありますあ。
「ライブで、陽水のあの曲を聴いて感動したから僕の人生は変わった。なんてことは絶対ないですから。」
彼は非常にドライでリアリストだ。
お涙ちょうだいは大嫌いのようです。

この曲、リードギター高中正義です。
イントロ、ギターソロも、伴奏も、彼らしい素晴らしいプレイですね。
この曲は高中のギターがすごく効いてます。
そして陽水のボーカルと高中のギター、もう最高に素晴らしい。

ドラムは林立夫(元ハッピーエンド)、ベースは後藤次利
リズムセクションも素晴らしい。

楽しい事なら 何でもやりたい
笑える場所なら どこへでも行く
悲しい人とは 会いたくもない
涙の言葉で ぬれたくはない
青空 あの日の 青空 ひとりきり
(略)
仲よしこよしは なんだかあやしい
夕焼けこやけは それよりさみしい
ひとりで見るのが はかない夢なら
ふたりで見るのは たいくつテレビ
星屑 夜空は星屑 ひとりきり

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Bright clouds over blue sky
"Bright clouds over blue sky" by Horia Varlan is licensed under CC BY 2.0

「結詞 」

「結詞」は、陽水の最高傑作だと思うのです。
東洋的なやわらかな旋律。
文学的な美しい詩。
ずっと聴いてきた、彼の楽曲で一番好きな曲です。

久しぶりにこの曲を聴きましたが、リマスターで印象が変わっています。
この曲は2バージョンあります。
もう一つのバージョンは『ガイドのいない夜』『ゴールデンベスト』に入っています。
僕はこのオリジナルアルバムのバージョンを推します。

ゆったりしたストリングスが美しい。
転調した中盤のギターソロプレイも印象的です。

ドラムスは村上ポンタ秀一
また、ギターは亡くなった大村憲司さん。 中盤、終盤のソリッドなソロがすばらしいですね。
もう、皆んな、そういう年代に入ったのですね(涙)

本当に美しい詩とメロディです。
いつまでも聴いていたい。
音楽が消えてしまうのがさみしいです。

浅き夢 淡き恋
遠き道 青き空

今日をかけめぐるも
立ち止まるも
青き青き空の 下の出来事

迷い雲 白き夏
ひとり旅 永き冬

春を想い出すも
忘れるも
遠き遠き道の 途中での事

浅き夢 淡き恋
遠き道 青き空

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4th of July Storm at Sunset on Trail Ridge Road
"4th of July Storm at Sunset on Trail Ridge Road" by AlphaTangoBravo / Adam Baker is licensed under CC BY 2.0

村上ポンタ秀一さんのこと

このアルバムに参加されているドラマーの村上ポンタ秀一さんは2021年3月に逝去されました。
彼がリーダーのジャズアルバムも何作か聴きましたが素晴らしかったです。
最後にちょっと村上ポンタ秀一のエピソードを書いておきます。

素晴らしいミュージシャンでした。
心よりご冥福をお祈り致します。

1972年、21歳の村上秀一は「赤い鳥」の大村憲司の音楽性に惹かれ、このバンドのドラマーのオーディションに挑戦して合格、プロデビューした。
このオーデションについて、村上がNHKトーク番組『トップランナー』で語ったところによると、オーディションには、28人の志望者が集まった。 村上の前までの7人がドラムを叩いた時にはバンドメンバーは無反応な顔つきで審査していた。 8人目の村上がドラム演奏したところメンバーの顔色が変わり、「はい、皆さん、これで決まりだから気をつけて帰って下さい」と、その後に控えていた20人の志望者には演奏させず帰させた。 また、このオーディションは村上がドラムのスティックを握り始めて4日目のことだったという。
引用:wikipedia (一部省略などしました)

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招待状のないショー

招待状のないショー

  • アーティスト:井上 陽水
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: CD

あとがき

このアルバムもリリースから46年。
考えてみれば、僕が40年以上聴いているポップアーティストはビートルズ井上陽水伊勢正三くらいですか。
やっぱり井上陽水はすごいですね。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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