どーも、ShinShaです。
今日は吉田拓郎ベストアルバムの記事です。
このアルバムには、デビュー曲「イメージの詩」「夏休み」「結婚しようよ」など初期の名曲、「流星」「唇をかみしめて」など中期の名曲がずらり。
数々の青春の思い出が、こみ上げてきます。
2021年5月上旬、明石家さんまプロデュースのアニメ映画主題歌に「イメージの詩」カバー曲のニュース。
拓郎は、最近引退を口にしていますが、 まだまだ風は吹いていますね。
吉田拓郎『LIFE』1995年
吉田拓郎。
1970年代初頭にフォークシーンに現れ、一世を風靡した大スター。
若者から絶大な支持を受け、音楽と型破りな言動で時代を切り開いた才人。
JーPOPの歴史を変えたミュージシャンです。
ぼくが考える彼の全盛期は1970−1980年くらいですかね。
若い人には、1996年に、KinKi Kidsとギュラー出演したフジテレビ「LOVE LOVEあいしてる」の方がなじみがあるかもしれません。
ある時期から拓郎の音楽を聴く機会は減っていきました。
僕の中では『よしだたくろうLIVE'73』が最高の作品でした。
海外の魅力的なポップスが次々に入ってきた。
そして後に続く、新しいミュージシャンが次々と登場してきました。
しかし、振り返ると青春の思い出は、吉田拓郎の音楽とともにありました。
久しぶりに、彼の音楽を聴くと、懐かしさに胸がいっぱいになりました。
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さて、このアルバムは1996年リリースの2枚組ベストアルバム。
1971年〜1995年までの代表曲を集めたアルバムです。
海外のリミックスで音がずいぶん良くなっています。
名曲のオンパレード。
さて、どれから聴こうか。
「イメージの詩」
1970年発売の吉田拓郎のデビュー曲です。
1960年代後半の学生闘争の終わりに生まれたメッセージ性のある曲です。
今の日本は、相変わらずのボロ船を古い水夫が動かし続けて、沈没しそうな状況。
リリースから50年。
あらためて、この曲を聴くと日本人は政治に真剣に向き合って来なかったと考えます。
今回のコロナ禍、オリンピック問題がそれを鮮明に浮き上がらせた。
これから急いで新しい船、新しい水夫を作っていかなければなりません。
これこそはと 信じられるものが
この世にあるだるうか
信じるものがあったとしても
信じないそぶり
悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうね
涙をこらえて 笑っている人は
きれいなものでしょうね
( 略 )
古い船には新しい水夫が
乗り込んでいくだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海に出る
古い水夫は知っているのさ
新しい海のこわさを
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「夏休み」
この曲も懐かしいですね。
1971年『よしだたくろう オン・ステージ ともだち』の原曲が収録されています。
この曲、ギターを弾いて歌いましたね。
同世代の人はみんな覚えていると思います。
多くのミュージシャンにカバーされています。
みんなに親しまれた夏の歌なのですね。
畑のとんぼはどこ行った
あの時逃がしてあげたのに
ひとりで待ってた 夏休み
西瓜を食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声
「結婚しようよ」
1972年発表の拓郎の大ヒット曲。
この曲のヒットはある種の社会的な事件でした。
それまでいわゆるアンダー・グラウンドの音楽と考えられていたフォークをメジャー・シーンに押し上げた楽曲で、"J-POPの原点"とも評される。
この年2月に発生したあさま山荘事件の頃から全国的にヒットしはじめ、春の訪れとともに順位を挙げて3月にオリコンチャート3位を記録し、40万枚以上を売る大ヒットとなった。
引用：wikipedia
評論家 寺島実郎さんはこの曲のヒットで「政治の季節は終わった」と感じたそうです。
高度成長により、豊かになった日本人の関心は、政治から個人の暮らしに移っていきました。
今聞いても、よく出来た楽しい楽曲ですね。
加藤和彦のアレンジが利いています。
この結婚式のイメージは、今でもほとんど変わっていませんね。
そういう意味でも新しい時代を開いたヒット曲でした。
僕の髪が肩までのびて
君と同じになったら
約束どおり町の教会で
結婚しようよ MMMM
古いギターをボロンと鳴らそう
白いチャペルが見えたら
仲間を呼んで花をもらおう
結婚しようよ MMMM
「外は白い雪の夜」
初めて曲を聴いたときには、歌詞の素晴らしさに感動しました。
作詞は松本隆です。
メロディも美しい名曲です。
恋人との美しい別れを歌った歌詞です。
当時、この女性はものすごく魅力的な人だと思いました。
友人とこの曲について話した記憶もあります。
これは男から見た理想の女性像ですね。
女性から見たらこの歌詞はどう映るのでしょうか。
案外、「男ってバカね。こんな女いるわけないでしょ」
一笑に付される気がします。
うむ、自分の経験ではこういう・・・止めときます💦
やはり思い出は美しいのです。
あなたが電話で この店の名を
教えた時からわかっていたの
今夜で別れと知っていながら
シャワーを浴びたの哀しいでしょう
サヨナラの文字を作るのに
煙草何本並べればいい
せめて最後の一本を
あなた喫うまで 居させてね
( 略 )
あなたの瞳に私が映る
涙で汚れてひどい顔でしょう
最後の最後の化粧するから
私を綺麗な想い出にして
席を立つのはあなたから
後姿を見たいから
いつもあなたの影を踏み
歩いた癖が 直らない
だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜
Bye-bye Love 外は白い雪の夜
「流星」
1979年リリースの名曲。
美しい詞とメロディの楽曲です。
この曲、発売された当時のセールスは芳しくなかったようです。
しかし、その後、映画に使われたり、CMに使用されたり、じわじわと評価が高まっていきました。
歌詞も文学的ですばらしいです。
さりげない日々に つまずいた僕は
星を数える 男になったよ
......流れて行く
遠い人からの 誘いはあでやかで
だけど訪ねさまよう風にも 乗り遅れ
......流れて行く
(略）
流れる星は 今がきれいで
ただそれだけに 悲しくて
流れる星は かすかに消える
思い出なんか 残さないで
君の欲しいものは何ですか
僕の欲しかったものは何ですか
"Meteor shower and Northern Lights over Snæfellsnes glacier, Iceland" by diana_robinson is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
「唇をかみしめて」
1982年発売の曲。
この曲、大好きです。
武田鉄矢主演、映画『刑事物語』のテーマ曲。
中島みゆきは、闘病中の拓郎を気遣ってライブでこの曲を歌い続けました。
新しいライブ盤にも収録されています。
wikipediaに書かれたエピソードに感動しました。
武田鉄矢が原作・脚本・主演した映画『刑事物語』の主題歌。
武田から直々に依頼されこの映画のために描き下ろされ、歌詞の内容が全編拓郎が育った広島県の方言である広島弁を用いたため話題を呼んだ。
当初は、吉田の起用は武田以外のスタッフは懐疑的で広島弁の歌詞も「広島が舞台でもないのにおかしい」と否定的であった。
それに不満を持った武田は「実際に流して」と恋人との別れのシーンに合わせて流すと、皆泣き始め即決となった。
広島弁で書かれた、人情あふれる歌詞に心が動かされます。 良い歌詞ですね。
ええかげんな奴じゃけ
ほっといてくれんさい
アンタと一緒に
泣きとうはありません
どこへ行くんネ
何かエエ事あったんネ
住む気になったら
手紙でも出しんさいや
季節もいくつか
訪ねて来たろうが
時が行くのもワカラン位に
目まぐるしかったんじゃ
人が好きやけネー 人が好きやけネー
さばくもさばかんも 空に任したんヨー
人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
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あとがき
本作には。ほかにも「イメージの詩」「今日までそして明日ら」「ハイライト」などなど初期の名曲がずらり。
拓郎ファンにはこたえられないアルバムです。
ここまで書いて、最近のニュースを探すと驚いた。
「イメージの詩」のカバーが、明石家さんまプロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の主題歌となった。
うむ、チャンスだ（笑）！
早く記事を上げねば・・・💦
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha
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