時の化石

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新型コロナウィルス ワクチンに関する最新情報 210618

どーも、ShinShaです。
今回は新型コロナウィルスワクチンの情報の記事です。
今回はワクチンのしくみを少し学びましょう。

人間の免疫は司令塔、ディフェンダーフォワードがいるサッカーのようなシステムなんです。
ワクチンはその仕組みを利用しています。

日本の接種回数は欧米先進国の1/3以下。
人口の60%以上が接種している英国で、デルタ株による感染拡大。
あと1月ちょっとで五輪が始まってしまう💦

世界のワクチン接種状況

イスラエルは人口の60%が2回接種を完了。
英国人口100人あたり100回超え、明國は90回を超えました。
ドイツ、スペイン、イタリア、フランスなどEU主要国も66-73回で、接種が進んできています。

日本のワクチン接種は、宗教的な理由で拒む人も少なく、独特の空気に巻き込まれる国民性により接種が加速してきています。
日本人はこういうときはうまく回る。

世界の平均は100人あたり31回接種。
日本はやっとその2/3まできましたが、ほかの先進諸国とは比較にもなりません💦
オリンピック開催国でありながら、明らかな政策ミスです。

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世界のワクチン接種情報210618 引用:早野龍五さんTwitter https://twitter.com/hayano


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ワクチンのしくみ

今回はワクチンのしくみについて軽く勉強をしましょう。

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ワクチン免疫のしくみ 引用:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200716/ddm/016/040/015000c

自然免疫を担う樹状細胞やマクロファージは、死滅した感染細胞から、ウイルスを攻撃する際に目印になりそうな断片を取り込み、その情報をヘルパーT(HT)細胞に伝えます。

B細胞は、ヘルパーT細胞から抗原の情報を受け取ると、その抗原に特化した武器「抗体」を作ります。

キラーT細胞は、抗原情報を目印に、ウイルスに感染した細胞を探し殺していきます。
ヘルパーT細胞は免疫の司令塔で、B細胞やキラーT細胞を助けています。

マクロファージは白血球の1種の細胞で、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化します。
また、抗原を見つける機能をもっています。

これは、指令等がいて、ディフェンスとフォワードを動かしているチームですね。
まるでサッカーの戦術のような仕組みとなっているんですね。
じつにすばらしい。

ヒトは進化の仕組みとしてウィルスを積極的に利用しながら、一方ではこのような免疫をシステムをもっているのです。
この本当によくできたシステムに感動しますね。
あっ、感動で話がそれてしまった💦

ワクチンは、樹状細胞に抗原の情報を与えるために体内に接種するのです。
ワクチンのしくみは、このように人間の免疫システムを活用した感染予防なのです。

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海外医療関係者のワクチン接種

Robert Oswald P. Alfiler, Public domain, via Wikimedia Commons

英国のデルタ株による感染拡大について

数日前から、英国の感染拡大のニュースが入ってきています。
このブログでは4種間前以上からその動きをレポートしていました。
フォーブズの記事を引用します。
最近の新規感染者は1日1万人以上になりました。

forbesjapan.com

人口の60%以上がすでに1回の接種を受けいる英国でも、デルタ株の感染は広がっている。
日本は世界平均にも満たない接種率の中、オリンピックを開催しようとしています。
しかも、まともな入国検疫も科学的コロナ感染対策も何もない💦

理屈で考えると、オリンピックでデルタ株(インド変異株)の感染拡大が生じるのは避けられないですね。

変異株への有効性

下記にファイザーワクチンのデルタ株(インド変異株)の効果について調べてみました。
引用は、ノーベル賞学者、山中伸弥先生のwebサイトです。

イングランド公衆衛生庁も6月14日に査読前のデータを公表しています。これによると、ファイザー社製のワクチンは、デルタ型変異ウイルスによる入院を、2回接種後は96%、1回接種でも94%、減少させたとしています。

また、同庁は5月22日にもデータ(査読無し)を公表しています。 これは、昨年10月から今年5月までに同国でアルファ型変異への感染が確認された11612人と、デルタ型変異(B.1.617.2)への感染が確認された1054人を解析したもので、ファイザー社製ワクチン2回接種の発症予防効果がアルファ型変異に対しては93.4%であったのに対して、デルタ型変異に対しては87.9%であったと報告しています。

一方、1回接種のみの効果は、イギリス型とインド型に対して、それぞれ51.1%と33.5%でした。
インド型に対する対策としては、2回接種を行うことが重要であることが示唆されています。
引用:https://www.covid19-yamanaka.com/cont5/38.html

結論としてはワクチン1回のみの接種では、感染予防効果が30%程度と低い。
2回接種して、デルタ株の予防効果は85%となります。
同じRNAワクチンであるモデルナも同様の効果があると思われます。

最近の英国では、ほとんどがワクチン1回接種以下の人の間で感染拡大が生じているとのことですから、この結果とよく一致していますね。

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Corona_Impfstoff_Ampull

Tim Reckmann from Hamm, Deutschland, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

あとがき

本日、地元自治体から接種券が届いたので、ワクチン接種予約をしました。
7月後半と8月上旬に予約が取れました。
やっぱりPCじゃないと予約は難しいですね。

今週は子供の勤務している会社、共同研究をしている大学からも接種の案内を頂きました。
少し嬉しかったです。

僕の予想より3ヶ月早く打つことができるので、十分なワクチンを確保していることは間違いないようです。

来月7月23日からオリンピックが始まってしまいます。
皆様にはできるだけ早く、ワクチン接種されることをお勧めいたします。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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