時の化石

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今年も一足早く「夏越の祓」に行ってきました

どーも、ShinShaです。
今年も、もうすぐ半年が終わります。
近くの神社に「夏越の祓」に行ってきました。

「夏越の祓」は1200年以上続く日本の初夏の風物詩。
茅の輪(ちのわ)をぐるぐる回って、気分もリフレッシュ。
いろいろ問題はありますが、コロナに負けず、後半戦を勝負して行きましょう!

「夏越の祓」の由来

最初に「夏越の祓」について調べてみましょう。

旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。
由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで遡るそうですが、新暦に移った現在でも、6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事です。

半年に一度の厄落としである6月の「夏越の祓」。さらに半年後の12月末には、同様に厄除けをする「年越の祓」があります。
この二つは対になる行事で、心身を清めてお盆や新しい年を迎えるためのもの。
引用:暮らし歳時記 https://www.i-nekko.jp/gyoji/2013-062613.html

「夏越の祓」の厄落としの方法として「茅の輪くぐり」が行われます。
茅の輪とはチガヤという草で編んだ輪のことです。

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京都八坂神社の茅の輪
引用:http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/season/chinowa.htm


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じつは僕、子供の頃からこの行事には親しんでいるのですが、由来は何なんでしょうか。
「茅の輪」の由来は和銅6年(713)に作成された公文書「備後国風土記」に記載されています。

むかし、武塔神(むとうのかみ)が求婚旅行の途中宿を求めたが、裕福な弟はそれを拒み、貧しい兄、蘇民将来(そみんしょうらい)は一夜の宿を提供した。
 
後に再びそこを通った武塔神は兄蘇民将来とその娘らの腰に茅の輪をつけさせ、弟将来たちは宿を貸さなかったという理由で皆殺しにしてしまった。
 
武塔神は「吾は速須佐雄(スサノオ)の神なり。
後の世に疫気あらば、汝、蘇民将来の子孫と云ひて、茅の輪を以ちて腰に着けたる人は免れなむ」と言って立ち去った。
引用:https://museum.umic.jp/somin/sominshou/s_sominshou02.html

武塔神は外国からきた神という説があったり、神社によっては神仏習合の影響で牛頭大王であるという説もあるようですが、神話の事ですから深掘りしても意味はないですね。

wikipediaによると現存する最も古い護符(ごふ)、お守りは、長岡京右京六条条間南小路北側から出土した「蘇民将来之子孫者」 と書かれた札とのこと。
つまり少なくても1200年以上前に。
 

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蘇民将来護符(神戸・祇園神社)
Wikiwikiyarou, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

1200年以上前から、この行事行われているのですね💦
まさに日本の文化に根ざした季節の行事なのですね。

日本中の神社が祈ってもコロナは収束...
いかん、こういうことを書くと非難が殺到する💦
   

世田谷八幡宮で夏越の祓

気が早いのは分かっているんですけどね。
きっともう設置してあると思ってきてみました。
ブログは一歩先を書かなきゃならないですからね。

そういえば、去年もこの記事書いたっけ💦
おお、あるある。
道路越しに茅の輪が見えます。

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世田谷八幡宮を道路越しに臨む

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境内に設置された茅の輪

皆さん、歌を唱えながら廻っていますね。
もちろん僕もやりましたよ。
神社によっては「蘇民将来の子孫」と唱えなさいとしているところもあります。
蘇民将来の子孫」と唱える方が由緒正しいですね。

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茅の輪くぐり

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世田谷八幡宮掲示してある茅の輪くぐりの掲示

世田谷八幡神宮の風景

この神社の創建は1091年、平安時代です。
結構古いんですね。
源義家が奥州からの帰りに天候不順で足止めされて、この地に宇佐八幡神を祀り天候回復を祈ったのが始まりとされています。

石段を上がると本殿が見えてきます。
右にある朱塗りの建物が本殿です。
6月30日の「夏越の祓」には早いので人出はぼちぼち。

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本殿(右)と授与所(左)

本殿の中ではご祈祷が行われていましたよ。
金ピカの神具が豪華ですね。

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本殿内部
源義家が、部下に相撲を取らせたことが由来となり、現在も秋に奉納相撲が行われています。
webをみると東京農大の学生さんが主体となっているようですね。
奉納相撲が行われる土俵。
ローマ競技場みたいな観覧席までありますね。

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総網場

本殿のある高所から見た茅の輪です。
こうやって遠くから茅の輪を見ると、結界みたいですね。
そもそも鳥居も結界ですからね。
この時期だけに現れる蘇民将来神の世界への入り口という意味でしょうかね。

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階段上から鳥居を望む

あとがき

僕は無宗教で神も仏も信じません。
また、運命、占いなんかも信じないし見ません。

しかし毎年、「夏越の祓」「大祓」には参加しています。
古くから続いている季節を楽しむ、日本らしいイベントですからね。
今回も楽しい気分転換になりました。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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