時の化石

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ミッシェル・ポルナレフ『Polnabest』2016 美しく懐かしいフレンチポップス

どーも、ShinShaです。
今回はミッシェル・ポルナレフのベストアルバムの記事です。
1971年に日本に現れたフランスのポップスター。
当時の中学生や高校生は、彼の「シェリーに口づけ」に夢中になりました。

「愛の休日」「愛の願い」「哀しみの終わるとき」
久しぶりに、彼の名曲を聴きました。
ポルナレフの音楽は今も美しいですね。

懐かしくて幸せな70年代が一気によみがえりました。

ミッシェル・ポルナレフ

1970年頃は日本にフランスのポップミュージックも入ってきていたんですね。
ミシェル・ポルナレフ、ダニエル・ビダルジョニー・アリディ
「オー・シャンゼリゼ」を歌うダニエル・ビダルは天使のように可愛かった。

いかん、本題について書かなければ。
そんな70年代初頭に日本で大ヒットしたのは、ポルナレフの音楽でした。
ポルナレフについてwikipediaで調べてみました。

彼はフランスの国民的歌手なんですね。
apple musicを見ると、なんと2016年のライブアルバム、2018年のアルバムも出ています。
ライブ曲を聴いたらボーカルのキーも変わっていません。
70代でも現役を続けています。

ミッシェル・ポルナレフMichel Polnareff, 1944年7月3日 - )はフランスのシンガーソングライター、コンポーザー。

フランスでは国民的歌手としての人気があり、日本でも「シェリーに口づけ」、「愛の休日」「愛のコレクション」...などのヒット曲で知られている。
70年代前半の日本で、非常に高い人気を誇った。
引用:wikipedia

Michel Polnareff Le Disque D'Or des Discques D'OR
"Michel Polnareff Le Disque D'Or des Discques D'OR" by vinylmeister is licensed under CC BY-NC 2.0

続いて、彼の来歴を調べてみました。
歴史と伝統あるパリ音楽学院で学び、優秀な成績を修めるもクラシックではなくポップミュージックの道を進む。
そして1966年のデビューから数々のヒットを出します。

また、この人かなり変人なんですね。
パリ・オランピア劇場に自分のヌードのポスターを掲げて逮捕されたり、税金問題で一時はフランスを追われることにもなります。
その辺はポップスターに相応しいという見方もありますが...💦

ふり返ってポルナレフを評価すれば、この人は稀代のロディメーカーですね。
彼の美しいメロディは、ヨーローパの国々、日本で愛され、アメリカでも映画音楽を作っています。

1944年南仏のネラックで生まれる。
父親はユダヤ系作曲家、ジャズピアニスト、母親はフランス人ダンサーの家庭だった。

1949年コンセルヴァトワール(パリ音楽院)に入学。
ピアノやソルフェージュを学び始める。

1966年ロンドンにて「ノンノン人形」「悲しきマリー」など5曲をレコーディング。
ギターにはジミー・ペイジ、ベースにはジョン・ポール・ジョーンズ(後に共にレッド・ツェッペリンのメンバー)、ビッグ・ジム・サリヴァンが参加した。
15万枚を売る大ヒットとなった。
続くEP「愛の願い(Love me, please love me)」も大ヒットし、一躍スターダムに上り詰める。

1971年、日本ではCBSソニーよりシングル「シェリーに口づけ」と、同曲を追加収録したファースト・アルバム『愛と青春のトルバドゥール/ミッシェル・ポルナレフ 1』が発売される。

日本での人気はこの時に火が付き、「シェリーに口づけ」がラジオ・チャートでトップ入りし、40万枚を売り上げる大ヒット・シングルとなったことで、実質的にはこの時点が日本でのデビューとされている。
引用:wikipedia

『Polnabest』2016年

数々のベスト盤が出されていますが、このアルバムが最新作品です。
やはり昔のものよりも音質が素晴らしいです。

本作、ほとんどのヒット曲をカバーしています。
残念に思うのは「グローリア」が入ってないぐらいかな。
今回記事を書かなかった「フランスへの手紙」「愛のコレクション」「愛のシンフォニー」なども美しい名曲です。

「愛のシンフォニー」では、ジャコ・パストリアスがあの美しいトーンのベースを弾いています。


apple music link


「愛の願い」 Love Me, Please Love Me

ポルナレフの美しい愛の歌。
ピアノの弾き語りから始まって、美しいストリングスが入ってきます。
約50年経った今聴いても、素晴らしさは変わりません。

女性に向かって、切々と「僕を愛してほしい」と語りかける。
歌詞は完全にラテン系民💦
日本の男は絶対にこういう口説き方はできません💦

Love me, please love me
Je suis fou de vous
Pourquoi vous moquez-vous chaque jour
De mon pauvre amour ?

僕を愛して どうか僕を愛してほしい
君に恋焦がれてるんだ
君はどうして 毎日
僕の不器用な愛を笑うの?

Love me, please love me
Je suis fou de vous
Vraiment prenez-vous tant de plaisir
A me voir souffrir

僕を愛して どうか僕を愛してほしい
君に恋焦がれてるんだ
君は 本当は
僕が苦しんでいるのを見るのが楽しいのかい?

www.youtube.com

Michel Polnareff" by francois et fier de
"Michel Polnareff" by francois et fier de l'Être is licensed under CC BY-NC 2.0

シェリーに口づけ」Tout, Tout Pour Ma Cherie Ma Cherie

最初にポルナレフを聴いたのはこの曲でした。
この曲は、少年時代の思い出とともにあります。

当時はラジオの深夜放送を毎晩聴いていました。
そんな時に見つけたポルナレフの名曲。

最近、繰り返しこの曲を聴きましたが、本当に幸せな気分になるのです。
まだまだ、日本経済は成長時代にあったし、若い僕らは何でもできると無条件に信じていました。

日本語タイトル「シェリーに口づけ」は誤訳ですね。
しかし、今さら作られたイメージは変えられない💦
歌詞はこんな内容です。

Tout, tout pour ma chérie, ma chérie (x4)

Toi, viens avec moi
Et pends toi à mon bras

僕のすべてを 最愛の人のために (x4)

僕についておいで
僕の腕にぶら下がって  
Je me sens si seul
Sans ta voix, sans ton corps
Quand tu n’es pas là

とても寂しいんだ
君の声が聞こえない
君の姿が見えないと

Oh oui, viens!
Viens près de moi
Je ne connais rien de toi

そう、こっちにきて
僕のそばにおいで
君をもっと知りたいんだ

www.youtube.com

シェリーに口づけ」引用:https://www.amazon.co.jp/

「愛の休日」Holidays

この曲は1972年の大ヒット曲です。
ポルナレフが休暇で飛行機に乗っている時にできた曲なのでしょうか?
この曲もメロディが美しいですね。

飛行機から地上を俯瞰して見ている歌詞です。
歌詞は淡々と空から見える風景を描写し、愛する人へ語りかけます。
webで情報を読んでいると、ユーミンがこの曲の影響を受けたと話していました。

Holidays, oh holidays
C'est l'avion qui descend du ciel
Et sous l'ombre de son aile
Une ville passe
Que la terre est basse
Holidays

ホリディズ おお、ホリディズ
飛行機が空から降りてくる
翼の陰の下 街が通り過ぎる
地上はずいぶん下にある
ホリデイズ

Holidays, oh holidays
Des églises et des HLM
Que fait-il le Dieu qu'ils aiment?
Qui vit dans l'espace
Que la terre est basse
Holidays

ホリディズ おお、ホリディズ
教会や団地が見えるよ
人々が愛する神は何をしている?
神は宇宙にいるのに
地上はずいぶん下に見える
ホリデイズ

www.youtube.com

Concert de Polnareff au Zénith d'Auvergne 24 mars 2007
https://www.flickr.com/photos/bcinfrance/ B. CarlsonSuivre, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

「哀しみの終わるとき」 Ça n'arrive qu'aux autres

本当に美しい大好きな曲です。
ポルナレフはなんと美しいメロディを書くのでしょう。

この曲はカトリーヌ・ドヌーブ主演の映画「哀しみの終るとき(1971年)」のテーマ曲です。
映画は、9ヶ月になった娘を突然になくした夫婦が悲しみに打ちのめされ、それを乗り越えようとする様子を描いたのものです。

歌詞の一節を訳してみました。
歌詞は詩のように美しく哀しいです。

La petite bête jouait au jardin
Et j'avais sa tête au creux de ma main
Un oiseau de plus
Un oiseau de moins
Tu sais, la différence c'est le chagrin

小さな子供が庭で遊んでいた
わたしは彼女の頭を手に中に抱いていた
鳥が一羽増え 鳥は一羽いなくなった
違っているのは 哀しみがあること

Il n'y a pas eu école ce matin
Il n'y aura plus d'enfance au jardin
Un oiseau de plus
Un oiseau de moins
Tu sais, la différence c'est le chagrin

今日は学校はなかった
この庭に子供が現れることはない
鳥が一羽増え 鳥は一羽いなくなった
違っているのは 哀しみが残ったこと

www.youtube.com

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Apple Music おすすめです!

Apple Musicでは、ミッシェル・ポルナレフの音楽をサブスクで聴くことができます。
2016年のライブも、ライブベストアルバムなどもたくさん収録されています。
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あとがき

毎朝、懐かしいポップスのツィートをしています。
ある日、思い出して「シェリーに口づけ」をツィートしたら大きな反響がありました。
ミッシェル・ポルナレフの音楽は同世代の人々の心に残っているんですね。

このブログでは曲の世界を理解するために、歌詞の一部の訳を掲載しています。
僕はフランス語はまったくできないので、今回はGoogle翻訳の力を借りました。
Google翻訳でフランス語 → 英語に翻訳、それから僕が日本語に訳しました。
便利な時代になったものです。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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