時の化石

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新型コロナウィルス世界の感染状況 2021/10/21

どーも、ShinShaです。
緊急事態宣言が解除されてから、その後も感染者は減少しています。
最近では人々の関心も薄れつつあり、メディアはGOTO、飲食店の制限解除のニュースばかり。

喉もと過ぎれば...のことわざどおり。
2ヶ月前には自宅待機で苦しんでいる人が多くいたのに。

油断せず、いまは世界の情報を見ておかないとダメですね。
海外ではデルタ株はまだ収束せず、英国、トルコ、ロシアでは感染拡大が起きています。

今回の世界の関連ニュースをまとめました。
数分で世界の動きが理解できます。
世界の情報を知り、僕らはもっと賢くならなければ。

世界の新型コロナウィルス ワクチン接種状況

世界のワクチン接種完了者(二回接種)の割合が多い国は
スペイン>イタリア>日本>フランス>英国...
日本の接種完了者の割合は世界の上位に入ってきました。

日本では7月の政府発表では9月中に2.2億回分を供給としていましたが、10月19日時点の接種回数は1.8億回分。
計画から2割以上供給が遅れています。

世界的にワクチン需要が大きく調達が難しくなっているのでしょう。
心配なのは、最近ワクチン接種回数がどんどん落ちてきていて、10月19日は30万回とピークの6分の1まで落ち込んでいます。

まだワクチン接種が終わっていない20・30代の若い人たちが心配です。
これから行動制限を緩めると、行動力のある若い世代を中心とした感染拡大が心配です。

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世界のcovid-19 ワクチン接種情報211020  引用:早野龍五さんTwitter https://twitter.com/hayano

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Covid-19 Vaccination Centre sign in Newbury,UK
KY CHOW, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

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世界の新型コロナウィルス感染状況

世界の新型コロナ感染者数(過去7日の増加)は、
英国>トルコ>米国>ロシア>ドイツ...の順。

前回の記事ではデルタ株の世界的流行は終わると書きました。
申し訳ございません。
予想がぜんぜん間違っておりました💦

英国、ドイツなどでは9月下旬から感染者が増加してきています。
米国も感染がなかなか収まらず困っていますね。
英国の感染者は約3ヶ月前のピークまで戻ってしまっている💦
この原因については下に書きます。

ブースター接種(3回目のワクチン接種)を進め、行動制限を強めたイスラエルは感染者が大きく減少。
ワクチン接種をどんどん進めているスペインも感染者は大きく減少しています。

(ちょっとこの1週間以内の動きが気になりますが...)

アジアではインド、日本、インドネシアとも感染者が大きく減ってきています。
日本は相変わらずPCR検査増えていないので、この値の信頼性は薄いですが。

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世界の新型コロナウィルス感染者数の時間変化 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

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世界の新型コロナウィルス感染者数 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

世界の新型コロナ死者数(過去7日の増加)は、
ロシア>米国>トルコ>英国>イスラエル...の順。

ロシアはワクチン接種が進んでいないみたいですね。
米国は死者数がやや減少傾向も、1月に生じたピークの半分程度の死者数です。
米国はワクチン接種率が上がらないため、感染もなかなか収まりません。

英国の現在の死者数は1月に生じた死者ピークの10分の1です。
感染が増加する中、死者数がこのレベルだから経済優先でこのまま進むか、それとも制限を強めていくのか帰路に立っているように思います。

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世界の新型コロナウィルス死者数の時間変化 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

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世界の新型コロナウィルス死者数 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

なぜ英国の感染者は増加したか?

今回のデータを見て、気がかりなのは、英国のデルタ株感染がなぜ収束しないかということです。
webで情報を調べてみました。
海外メディアも当然、英国の現状に関心をもっていますね。

news.yahoo.co.jp

news.yahoo.co.jp

記事の内容をまとめると以下のとおりです。

  • 解除後、誰もマスクをしないライフスタイル
  • 早くからワクチン接種を始めており、初期の接種者は抗体が減少
  • デルタ株に効果が低いアストラワクチンを接種
  • デルタ株亜種のデルタプラスが出現

ワクチン接種後、3−4ヶ月で抗体数が半減することが知られています。
英国は2月頃からワクチン接種していますからね。
しかも打ったワクチンがデルタ株に効果が低いアストラゼネカ製。

すでに多くの人々の抗体が減っているんですね。
明らかに、これが主な原因でしょう。

ちなみに変異亜種のデルタプラス感染者は、現在、感染者全体の10%程度。
デルタ株より、少し感染力が強い程度との情報です。

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COVID-19 pandemic social distancing, Victoria Road, Aldershot

Simon Burchell, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

世界の新型コロナウィルス関連ニュース

それでは、新型コロナウィルス関連の世界の動きを追ってみましょう。

米国ではブースター接種を近く開始。
またファイザーワクチンの12歳までの安全性を確認した。

米国の入院者97%が未接種者ということなので、ベースの接種者を増やすことが必要ですね。
しかし、宗教、ライフスタイルでどうしても受け入れない人もいるしなぁ...

英国では、新型コロナウイルス感染が再拡大。
上に書いたとおりですが、新規感染者1日約5万人。
英国の今後の選択を注目しています。

EUは新型コロナワクチンの最大の輸出元。
10億回分を輸出し、しっかり稼いでいる。
我が国はいろんな分野で大きく遅れてしまったな。

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で2億4000万人超、死者は511万人。
210の国で、世界人口の3%が感染したことになる。

[19日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は、40歳以上を対象にしたファイザーあるいはモデルナの新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(3回目の追加接種)を近く勧告する見通し。CNNが19日、報じた。

[19日 ロイター] - 米疾病対策センターCDC)が19日公表した研究データから、米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンが年齢12─18歳の入院予防で93%有効であることが分かった。

研究は感染力の強いデルタ変異株が流行していた6─9月に実施された。 新型コロナ感染症で入院した179人中、97%がワクチン未接種者だった。

[ロンドン 18日 ロイター] - 英国で新型コロナウイルス感染が再拡大している。
1日当たりの新規感染者数は18日に4万9156人と、コロナ規制が全面的に解除される数日前に当たる7月17日以来の最多を記録した。
英国の感染者数は先月60%超急増し、現時点で他の西欧諸国を大幅に上回っている。

ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は18日、EUが2020年12月以来、域内生産した新型コロナウイルスワクチン10億回分以上を輸出し、最大の輸出元になっていると述べた。

[19日 ロイター] - ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で2億4113万人を超え、死者は511万2259人となった。
2019年12月に中国で最初の症例が確認されて以来、210を超える国・地域で感染が報告されている。

[18日 ロイター] - 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は18日、来年の北京冬季五輪に参加する選手に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けたことに対し、一部選手から反対の声も上がっていると明かした。

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COVID-19 vaccines
Agência Brasília, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

米国では、異種ワクチンの接種を認める方針。
EUでは随分前からやっているのに、まだ許可を出していなかったんだ。

モデルナワクチンの12−18歳の使用については結論を出していない。
若年層で、稀に生じる心筋症を懸念している。

米食品医薬品局(FDA)は、米製薬メルクが開発中経口治療薬「モルヌピラビル」の承認手続きに入る見込み。
EUでは、「モルヌピラビル」を調達する方針となった。
いよいよ飲む治療薬も出てきますね。

EUでは5−11歳のファイザー製ワクチン接種に関する調査を開始。
英国アストラゼネカは「抗体カクテル」医薬品の後期臨床試験に成功。

[18日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は新型コロナウイルスワクチン追加接種(ブースター接種)について、当初接種したものと異なるメーカー製の使用を認める方針。

[18日 ロイター] - 欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は18日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5─11歳の子どもに対する使用を巡り精査を開始したと発表した。

[15日 ロイター] - 米国食品医薬品局(FDA)が米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、若年層への接種の承認を巡る決定を先送りしていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、関係筋の情報として報じた。

エルサレム 15日 ロイター] - イスラエルでは新型コロナウイルスの大規模な流行から4カ月が経過し、新規感染者や重症者が急速に減少した。
専門家はワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)やワクチンパスポート(接種証明書)、マスクの着用義務などが功を奏したと指摘している。

[14日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は14日、米製薬大手メルクが開発中の新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」について、外部専門家で構成する諮問委員会が11月30日開く会合で承認の是非を検討すると発表した。

[12日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、米製薬大手メルクが開発している新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「モルヌピラビル」について、メルクがEU承認申請手続きを開始した後に、調達契約を検討する可能性がある。EU当局者が12日、明らかにした。

[11日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは11日、開発中の新型コロナウイルス感染症向け「抗体カクテル」医薬品について、後期臨床試験(治験)で入院前の患者の重症化や死亡リスクを抑制することに成功したと発表した。

症状が出てから7日以内の患者に抗体医薬「AZD7442」を投与したところ、重症化や死亡リスクが50%減少し、試験の主要目標を達成できたとしている。

以上のニュースヘッドラインはすべてロイターから引用しました。
https://jp.reuters.com

あとがき

今回の英国の情報を調べると、日本はワクチン接種が大幅に遅れ、国民の怒りにおびえた政府が必死になって、短期間にワクチンを接種したことが今の状態につながっています。
「エラーカタストロフの限界」によるウィルスの自壊と、抗体保有者の増加により、現在の感染者激減の状態となったのでしょう。

データを見返すと、現在もワクチンをどんどん接種している国では感染は収まっています。
世界で一番ワクチン接種が早かったイスラエルも、ブースター接種で感染者は激減しました。

現在のところ、新たな脅威となる変異株が出現していないのは幸いです。
繰り返し提言しますが、日本はこの機会に最先端科学を導入した感染対策に転換しなければなりません。

また、この時期に医療体制の見直しも行わなければなりません。
政府は感染症拠点病院を活用せず、自宅待機者を放置しました。
病床の7%しか感染者を受け入れなかった医療団体(JCHO)の長が感染対策のトップだなんてシャレにもならないよ。

岸田総理の総裁選公約には一瞬期待したが、今の自民党には何もできそうもないですね。
その証拠に、PCR検査体制でさえ未だに整備されていない。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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