どーも、ShinShaです。
今回は投資に関する本のご紹介です。
僕はこれまで投資をネガティブに見ていました。
まともな経済成長がない日本では、何をやってもうまくいくはずがない。
しかし最近、ひしひし日本の凋落を感じ、このままではいけないと思うのです。
少しでもお金を効果的に増やす方法はないのか?
そんな中、本屋さんでこの本を見つけました。
ジェイソン氏はシンプルな投資を始めて15年で、家族全員が一生暮らせるお金を投資利益から得られるようになりました。
この本にはわかりやすく投資に関する知識、お金を増やすコツが書いてあります。
これだけやれば貯まるのに…Why Japanese people!?
投資に関する僕のイメージ
僕の投資に関するイメージは子供時代に遡る。
母方の祖父は株式投資で財をなした人でした。
小学生の頃、日経新聞を読んでいる祖父に「どうやったら株でお金がもうかるの?」と訊いたことがあります。
「株は上がるまで売ったらダメ。長く株をもっていれば、お金をもうけることができるよ」
大好きだったじいちゃんは、得意げに教えてくれました。
日本は1960年代から1980年代後半まで高度成長期でした。
この当時、20年以上、株を持ち続ければ、株式資産は普通に20倍、30倍となった。
結果論ですが、増えた資産をさらに株にまわせば100倍に資産を増やすこともできたでしょう。
一方、僕の父親はまったくダメな人だった。
1980年代は、多くの中小企業も利益を出していた。
銀行の口車に乗って、不動産、ゴルフ場などにお金を注ぎ込んだ。
そしてバブル崩壊後、大きな損失を被った。
父親の失敗の影響を受けた僕は、投資に関する興味を一切失いました。
その後も、まともな経済成長を30年以上していない日本では、何をやっても投資なんかうまくいくはずないと考えるようになりました。
そんなことより、自分のビジネスに集中しようと考えました。
ところが、最近、少し投資に関心をもつようになりました。
それは、日本で今までどおりやっていてもジリ貧になるのは目に見えているから。
銀行にお金を預けても、利子はゼロ、手数料を取られるばかりだし。
ブログを始めたことも、投資に関心をもつきっかけとなりました。
そうして、手に取った本が、今回ご紹介する本です。
この本について
最初に著者、厚切りジェイソン氏についてご紹介しますね。
あまりTVを見ない僕でも、彼のことは知っています。
"Why Japanese People!?"
彼はコンピュータエンジニアなんですね。
少し本を読むと彼が誠実で優秀な人だと分かります。
著者について
厚切りジェイソン
1986年アメリカ・ミシガン州生まれ。
17歳の時に、飛び級でミシガン州立大学へ入学。
卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。
現在は3姉妹のイクメンパパながらIT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、情報番組でコメンテーターを務め、ドラマや映画に出演するなど幅広く活動している。
続いてこの本の出版社の宣伝文を載せます。
芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。
これだけやれば貯まるのに…
Why Japanese people!?
どうしてお金が貯まらないの!?
どうやったらお金を増やすことができるのかに悩む人々へ送る、
簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで…
お金を増やすため、強いては人生を豊かにするためののヒントが満載。
『ジェイソン流お金の増やし方』を読んで
この本は分かりやすくていねいに、彼の実践している「お金の増やし方」を教えてくれます。
けっして読者をだましたり、リスクの高い投資法を押し付けることはありません。
誠実に彼のお金に関する哲学を語ってくれます。
ジェイソン氏FIREする
ジェイソン氏は投資を始めて15年で、家族全員が一生安心して生活できるお金を投資の利益だけで得られるようになりました。
ブロガーの多くの皆さんが"FIRE"と書いていますが、その意味を初めて意味を知りました💦
"Financial Independence and Retire Early"
(経済的自立と早期退職)
これは、皆んながもつ夢の一つなんですね。
僕はまだまだ10年は働きたいと思っていますが、お金を効率よく増やしたい。
彼がどのようにして15年でFIREを成しとげたか、興味がありませんか?
ジェイソン流投資法
ジェイソン流「お金を増やす方法」は、とにかく倹約した生活をして、お金を投資に回して、待つ。
たったこれだけ。
食品はすべて安いスーパーで箱買いする、コンビニには行かず、洋服も買わない。
その倹約ぶりは本当に徹底しています。
彼は一円でも多く、お金を投資に回したいと考えたのです。
つぎに、彼の投資方法は『トータル・マーケット・インデンクスファンド』に投資を続けること。
個別銘柄には手を出さず、投資信託しかしていない。
その理由は、投資の神様ウォーレンバフェットのエピソードを知ったから。
2007年にバフェットは100万ドルを掛けてインデックスファンドと、優秀な投資マネジャーが運用するヘッジファンドのどちらが運用益を出すか賭けをした。
その結果、パフェットが掛けたインデックスファンドの運用益は年平均7.1%、ヘッジファンドは2.2%だった。
ジェイソン氏はこのエピソードを知って、投資のプロでも市場は読めないから、投資はインデックスファンド一択にすることを決めた。
三つ目は、投資信託を長く続けることです。
彼は投資信託を解約せず長く持ち続けています。
しかし、投資信託でどうやってお金を増やせるのか?それを知りたい。
ジェイソンおすすめの投資信託
彼が投資を続けているのは米国株のインデックスファンド(投資信託)、手数料が安く運用が優れたVTIに投資しています。
VTIは米国ヴァンガード社が運用しているETF(“上場”投資信託) 。
シカゴ大学証券価格調査センターが調査したCRSPトータル USインデックスに連動しています。
VTIはGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)をはじめとするグローバル企業、大きな成長可能性がある中小企業の4000社に、米国株式市場で分散投資をするのが特徴です。
VTIに投資することは、アメリカ市場全体に投資をしているのと同じことになるのです。
次の図を見てください。
これは、日米の平均株価の変化を示したものです。
日本と米国の株価はこんなにも違う。
このグラフをみればジェイソン氏の投資法の合理性は一目瞭然です。
1993年から26年でダウ平均株価は750%以上となっています。
一方で日本の株価は−50%から+130%を行き来している。
しかも最近の日本の株価上昇は、アベノなんちゃら日銀のテコ入れによるもの💦
記事の最初に、日本では何をやっても投資はうまくいきそうにないと書きました。
この手があったのだ。
日本をスルーして、アメリカに投資すれば良いのだ。
確かに株式投資にはリスクがあります。
チャートを見てください。
2008年のリーマンショックでNYダウ平均株価はおよそ50%まで急落しました。
しかし米国株価は5年後には前の価格にまで回復しています。
過去のデータを見る限り、投資信託を長く続けることで運用益は得られるはずです。
じっさいジェイソン氏の行っている投資は、20年のスパンでみれば年利6.4%を下回ったことはないとのことです。
また、本書にはふれていませんが、これから円は安くなっていくだろうから、アメリカに資産をもつことはさらに有利になるでしょう。
楽天VTI
最後に、本書でジェイソン氏が推している初心者向けの投資信託をご紹介します。
それは楽天証券、楽天VTIです。
この銘柄は彼が投資しているのと同じVTIに投資する楽天の投資信託です。
楽天証券のデータを調べてみました。
最近3年間のパフォーマンスはコロナ禍の中でも+74%となっています。
たしかに素晴らしい運用益です。
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上記のように、初心者に分かりやすく書かれた投資に関する本です。
厚切りジェイソンは僕らの味方だ。
これは本当に良い本です。
あとがき
これまで投資にネガティブな感情をもっていたので、この本を読んで初めて基礎を知りました。
NISA、IDECO、投資信託、VTIなどなど💦
そして、もう少し勉強して投資を始めたいと考えるようになりました。
なんだか、日米の比較チャートを見ていると、本当にアホらしくなりますね。
こんな国にずっと住んでても消耗するだけとしか思えない。
日本という国は、政治家、役人、既得権益が国を食い荒らし、成長の芽まで摘み取っている。
まあ、ぼやいていても仕方ないので、一歩一歩、より良い未来を信じて歩いていきましょう。
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha