時の化石

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PCオーディオライフのすすめ(1) ハイレゾ対応サブスクで音楽を聴こう

どーも、ShinShaです。

音楽は人生になくてはならないもの。
今回から数回にわたって、PCオーディオでコストパフォーマンス良く、素晴らしい音質の音楽を聴く方法をご紹介していこうと思います。
また、都市で生活する人が、どうしたら楽しく音楽と付き合っていけるか、考えていきたいと思います。

最初に結論を書いておきますね😃
音楽のサブスクリプションの普及と高音質化によって、最近では数万円程度の投資をすれば、素晴らしい音質で音楽を自由に聴くことができるようになりました。

PCまたはスマートフォンを持っていて、Wi-Fi環境がある人は、最初に数万円かけてDAC、イヤフォンを購入すれば、あとはサブスク料金だけで高音質な音楽を聴き続けることができます。

昔から良い音楽を聴くためには、入口と出口が肝心といいます。
良い音楽の入口は、ハイレゾ対応サブスクリプションDACアンプ。
そして出口は、イヤホン・ヘッドホンを重視すれば良い。
そうすれば、PC(またはスマートフォン)を使ってオーディオを最小化できます。

ということで、PCオーディオシリーズ第1回目は、音楽の入り口のハイレゾ対応サブスクがテーマです。

"Clarinet Over Sheet Music" by Tim Swinson | http://timswinson.com is licensed under CC BY 2.0.

都市生活者は音楽を聴け!集めるな!

僕は10年ほど前、田舎から東京に転居しました。
このとき、オーディオセット、10年以上かけて蒐集したジャズを中心としたCD等を手放しました。

そして手元に残ったのは16,000曲のApple形式圧縮音楽ファイルと数少ないCD。
それ以来、圧縮音楽ファイルをItunesで聴きながら過ごし、ここ数年はApple Musicを聴くようになりました。

都市で生活する人間は、狭い空間で暮らしています。
スピーカで音楽を聴くことが難しく、オーディオに使える空間は限られています。

東京に転居してから、僕はほとんどスピーカで音を鳴らさず、イヤホンで音楽を聴くようになりました。
タワーマンション億ションに暮らしている人も、この事情はほとんど変わらないはずです。

そして、東京で暮らすこと約10年、悟ったことがあります。
「都市生活者は音楽を聴け!集めるな!」

人は、特に男は、モノを集めたがる習性があります。
福岡伸一先生の本に書いてありますが、人類が誕生した時代、女と子供の食料を確保するために、男にはモノをため込む習性が生まれたそうです。
それが、いつしか妻も子供も顧みず、いろいろモノを集めるようになってしまった。

集め始めると、人は必ず沼に入っていく💦
いつしか音楽を聴くことより、集めることが主題になる。
底なし沼は、お金とスペースと時間を奪っていく。
これ、ぜんぶ僕の体験談です(^◇^;)

音楽を集めないで、サブスクのストリーミングを聴く。
スピーカーを思うように鳴らせない、スペースに制約がある環境なら、PCを使ってオーディオ機器をミニマル化。
高性能なイヤホン、ヘッドホンで音楽を聴く。
使わないスピーカにお金を費やすなんて無駄だよね。

こうすると、予算もスペースも最小ですむ。
そして、余ったお金があれば、好きなアーティストのライブに行く。
あこがれのミュージシャンのライブ、コンサートで生の音楽を聴く。

なんだか、胸がおどってきたぞ ٩( ‘ω’ )و
これが僕がオススメする都市生活者の音楽の楽しみ方なのです。

"Coldplay performs for Nissan Live Sets on Yahoo! Music" by Yahoo Inc is licensed under CC BY 2.0.

デジタルミュージックって音が良いの?

簡単にデジタルミュージックについて説明をしておきます。
音とは空気の振動からできている波です。
音の波は量子化、標本化によってデジタル信号に変換できます。

難しくなってきたので、詳細を知りたい人はこちらの資料を読んでくださいね💦
https://www.skillupai.com/blog/tech/as-tips-1/

さて、高音質なデジタル音源を、最近ハイレゾ音源と呼びますが、普通のCDの音質とどう違うのでしょうか?
下の図は、SONYのホームページから引用したものです。

実際のピアノの音はなめらかな波形なのに、これをデジタルに変換したCDの音源はギザギザですね。
ハイレゾ音源は、CD音源よりさらに細かく分解して、実際の音をデジタル化したものです。

ハイレゾ音源のイメージ https://www.sony.jp/high-resolution/about/ から引用

CD音源の情報量は”16bit/44.1 kHz”。
これに比べて、ハイレゾ音源は”24bit/96kHz”や”24bit/192kHz”が主流です。
ハイレゾ音源“24bit/192kHz”は、CDの約6.5倍の情報量です。

音質は”bit”数が高いほど原音に近い「きめ細かい音」になります。
また、”kHz”の数値が高いほど「原音に近い高い音」まで聴こえるといわれます。

だからハイレゾ音源はCDより良い、実際の音に近い音質なんですね。
嬉しいことに、この数年で、ハイレゾ音源を配信するサブスクが現れたのです。

"File:Integrated sound chip and digital audio pin header in comparison to M3 screw head.jpg" by Tobias 'ToMar' Maier is licensed under CC BY-SA 3.0.

アナログとデジタル問題

つぎに、アナログとデジタルはどちらが音が良いか?という問題について書きます。
これは非常に難しい問題です💦

アナログ盤はCDと比べて、「柔らかい」「あたたかみがある」と言われる方もおられます。
また、最近はアナログ盤ブームで、コレクターも沢山いらいしゃいます。

これについては、CD音源ではカットしている、人間の耳では聞けない高周波数の音、ノイズが関係しているという説があります。
デジタル音源は音波を分割してデータ化するわけですから、やはりアナログの方がなめらなかな音になることは想像できます。

音が良いかどうかというのは、脳が関係している訳です。
どちらが脳により良い快楽を与えるのか、追求するのはとても難しいと思います。
また、音に対する好みも関係するんじゃないのかな。

一般的にはアナログ盤はノイズの影響が大きく、アナログ信号のままの音を高品質で記録・再生することが難しいといわれます。
また、アナログ盤を高音質で再生するには、かなりコストを掛けなければなりません。
まあ、異論はあるかもしれませんが💦

アナログ or デジタルに対する僕の答えは、あまり考えるのは止めて、より原音に忠実なハイレゾ音源を聴けば良いということです。
その方がコストパフォーマンスが高いし、スペースも節約できるメリットがあります。

さらに本物のアナログの音を求めるなら、ライブコンサートに行けば良いのです。

アナログとデジタル https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20211005_02から引用

ハイレゾ対応サブスクで音楽を聴こう

はい、やっと本題のサブスクリプションまで話がきました。
代表的な音楽サブスクリプションサービスの音質、価格などの比較表を下に示します。
他にもサービスはありますが、ハイレゾ対応はありません。

代表的な音楽サブスクリプションの比較

ハイレゾ音源のサブスクはApple MusicとAmazon Music Unlimitedしかありません
ということで、僕のオススメは、当然この2択ということです。

Prime会員の人は、Amazon Music Unlimited利用料がさらに安くなるんですね。
サブスクの月額コストは、CD、アナログ盤を1ヶ月に1枚購入するより安価です。

こんなに多くの楽曲を、CD以上の品質の音で安価に聴けるなんて、時代の進化は素晴らしいですね。
これもマイクロプロセッサーとデータ通信技術の進化の恩恵です。
ハイレゾ対応サブスクを利用すれば、コレクションしたCDなどの音源より、良い品質で音楽を聴くこともできるのです。

人間の耳では320kbps以上の音質なんて聞き分けられない、ということがネットに書いてありました。
僕は主に(DAC + イヤホン)で音楽を聴きますが、そんなことはないと思います。

Apple Musicでハイレゾ化されたビートルズ"Abbey Road"の"Come Together"を聴いた時の感動を忘れません。
あの印象的なイントロサウンドの美しさ。
ジョンはこんなクリエイティブな音楽を作っていたんだな。
ハイレゾで1960年代の音源でも、こうやって蘇るのかと驚きでした。

また、キースジャレットのピアノなどでも同様の感動を受けました。
良質の音楽を経済的に聴くための第一歩は、ハイレゾ対応サブスクの利用なのです。

Amazon Music Unlimited、Apple Musicとも1ヶ月間無料で使用できます。
また、この間の解約には料金が発生しません。

まずは素晴らしい音質を体験してみてください。
今日から、ハイレゾ対応サブスクを利用してみませんか?

Try Apple Music

あとがき

付け刃を、かなり大上段に振りかぶって書いたから冷や汗が💦
きっとお叱りのコメントとかくるでしょうね。
しかし、これだけ良質の音楽を配信するサブスクを利用しない手はないと思うのです。

このシリーズ、次回はデジタル信号をアナログに変換するDACに関する記事です。
そして、そのあとが、イヤホンに関する記事になる予定です。
専門的なことを調べながら、できるだけ分かりやすく書いていくつもりです。
今後とも、お付き合いをよろしくお願いします。

僕はすでにサブスクを利用した、PCオーディオライフに移行しています。
ほとんどCDを買うことはなくなりましたし、集めることをしなくなりました。
毎日、ストリーミングで良い音楽を楽しんでいます。

そして、年に何回かは、ライブに行って音楽を楽しんでいます。
毎日、穏やかに音楽を楽しむ生活を送っています。

...というハズだった。
しかし、気がついたらイヤホンの沼にハマっていた💦
44mmバランス接続、銀メッキケーブル、医療用樹脂製イヤーピース...
そこも、とんでもない沼だった。

ふう。
男というのは、死ぬまで治らない病なのか。

ShinSha