どうも、ShinSha です。
なんだか最近、イヤホンの記事ばっかり書いてる気がするなぁ。
まあ、気にせずに書いていきます。
割とアクセスも良いみたいなので。
皆んなもイヤホン好きだということが分かりました。
今回はイヤホンのスペックに見方について。
そして、新しいイヤホン買ったのです 😀
イヤホンのスペックについて
イヤホンのスペックについて、もう少し説明しなければならないことがあったのです。
厄介な数字ばかりですが、良いイヤホンを手にいれるためには、覚えておかなればならない項目です。
再生周波数帯域
人間の可聴周波数は20〰︎20,000Hzといわれています。
SENHHEISER、SHUREなんかの老舗メーカのイヤホンの再生周波数はほとんど19,000Hz以下となっています。
日本オーディオ協会では40,000Hzまで再生できる機器をハイレゾ対応と定義しています。
原音に近い音を再生するという意味もあるのでしょうか。
しかし、人間は20,000Hz以上の音を感じ、可聴範囲より高い周波数の音の存在が、音質に影響するという研究報告があります。
僕の好きな水月雨(Moondrop)のイヤホンは50,000Hzまでの再生ができます。
可聴領域を超えた高音なんて関係ないという意見が主流なんです。
しかし研究レポートを読んで、僕はそうではないと考えているんです。
まあ、自分で音を聴いてみて、どちらが好きか決めれば良いのですが。
少し前の記事に書きましたが、良い音を再生するためには、幅広い周波数の音がフラットに鳴る製品が良いです。
心地よい音に聴こえる周波数帯域について、いろいろな研究が行われてきており、代表的なものとしてハーマン・ターゲット・カーブがあるんですね。
インピーダンス
インピーダンスとは、交流回路における電気抵抗の値を指します。
インピーダンスは交流回路における電気の流れにくさを表しています。
インピーダンスを表す単位はΩです。
値が小さいほど音量が取りやすくなりますが、ノイズが増えてきます。
値が大きいと音が鳴りにくくなり、ノイズが減少します。
iPhoneやポータブル機器に接続して聴く場合は、インピーダンス32Ω以下のイヤホンを手に入れた方が良いです。
インピーダンス32Ωのイヤホンを、iPhone直挿しで聴いてみましたが、たしかに音量はギリギリですね。
音圧感度
アンプなどの入力装置から1mWの入力があった場合の、スピーカーからでる音の大きさ(dB)で、dB/mWの単位で表します。
数字が大きい方が、同じ信号でも数字の小さいものより大きな音が出ます。
音圧感度は100~120dB/mWあたりが標準的です。
音圧感度が低いものは音量が取りにくく、インピーダンスの数値より影響が大きいです。
イヤホン KZ ZSTXがきた!
え〜実は推薦しといて、このイヤホンまだ使ったことなかった💦
YouTubeで評判いいし、値段2,500円以下ですからね。
KZというメーカは新製品を次々出す。
だけど、このイヤホンは改良を加えながら4年間製品を供給しています。
KZは自社でBA(バランスド・アーマチュア)を作っている。
だからこんなに安くできるんだね。
WEBをいろいろ見てたらどうしても欲しくなってしまった。
今回はイヤホン KZ ZSTX とプラグ変換コネクター(ライトニング→ 3.5 mm)を購入しました。
せっかくの機会だから、このイヤホンのスペックを調べてみましょう。
重量 22±3g
周波数 20−40,000 Hz
インピーダンス 12Ω
感度 107dB/mW
ドライバー形式 1DD + 1 BA
箱を開けます。
ハウジングがプラスティックだから軽いですね。
再生周波数は20−40,000Hz、ハイレゾ対応なんだ。
まず、DACに差し込んで聴いてみます。
僕がいま使っているDACアンプは、FiiO K7です。
このDACアンプ、音が素晴らしいです。
コストパフォーマンスも最高です。
このDACアンプにイヤホンを接続して、Apple Musicの曲を聴いてみます。
試聴曲は斎藤和義の最新アルバムの最初の曲 ”Bun Bun Dan Dan”
新しいイヤホンを聴くこの瞬間がたまらない (^-^)v
おお、低音も高音もちゃんと鳴っているな。
スネアドラムもベースラインもちゃんと聞こえるぞ。
アコギの高音も良く鳴っている。
このイヤホン1DD+1BA のハイブリッドイヤホン。
(ダイナミック・ドライブ + バランスド・アーマチュア)
高音はBA担当ですね。
低音も高音もバランスよく鳴ってるんですね。
ちょっとドンシャリ、めちゃ楽しい。
このイヤホンは、ロックとか聴くのに適していますね。
こんどはイヤーピースをSPINFITに付け替える。
医療用のシリコン使ってる香港製のイヤーピースで装着感がとても良い。
おお、ベースの低音がさらに強調される。
大分、音質が変わりますね。
もう、1種類イヤーピースを試してみましょう。
JVCスパイラル・ドット。
こちらは高音が綺麗に聴こえます。
イヤホンってイヤーピースで音質変わりますね。
こうやって、交換するとよく分かる。
つぎに、水月雨(Moondrop) Aria Snow Edition、リーケーブルして4.4mmバランス接続にチューンナップしたイヤホンと聴き比べてみます。
スミレ色の太いケーブルがついた方です。
さすがにMoondrop Ariaの4.4mmバランス接続と比べると、KZ ZSTXの音質は薄い膜が1枚はさまっているような感じがします。
シンバルなんかの高音が少し刺さって聴こえますが、エージングでなんとかなるかなぁ。
つぎにKZ ZSTXに変換プラグをつけてiPhoneに直接挿して聴いてみます。
おお、よく鳴るなぁ!
インピーダンスが小さくて感度も高いから音量がかなり出ている。
Moondrop イヤホンのケーブルを戻して、iPhoneに直接挿して聴いてみる。
もうひとつ、final E3000(PCの前の黒いケーブルのイヤホン)も直挿しで試聴してみます。
圧倒的に KZ ZSTXの勝ち!
Moondrop Aria はインピーダンスが大きいから音量が取りにくい。
final E3000 も感度が100 dB/mWと小さいから、比較すると音量が小さいし音もちょっとこもってるなぁ。
いやあ、直挿しでも ZSTXはいい。
十分踊れるぞ (笑)
そして再び、KZ ZSTXをDACアンプに接続して聴いてみます。
比較すると本当によく分かりますね。
音の広がりがかなり違うし、iPhoneでは聴こえなかった楽器の音も聴こえてくる。
KZ ZSTXはコレクション入り、決定。
2,500円以下で、こんなに楽しめちゃうなんてスゴイ!
本当にオススメです‼️
初めて聴いたときは、頭振って踊りそうになったもの。
おまけに、イヤホンスペックの勉強にもなったしね!
オススメのイヤホンほか
はい、今回の記事からのオススメイヤホンです。
今回購入した KZ ZST です。
脅威のコストパフォーマンス、音質も楽しい!
水月雨(Moondrop)Aria Snow editionは高音が美しいイヤホンです。
女性ボーカルとかYOASOBI なんかのエレクトリック・ミュージックにもよく合う。
DACと組み合わせて使うのがベストです。
今回使用したイヤーピースのspinfit製品です。
医療用シリコンを使った製品で、装着感がすばらしい。
とくに低音が増加しますね。
定番のイヤーピース、JVCスパイラル・ドット。
高音がキレイに聴こえるイヤーピース。
アコースティックサウンドに向いています。
はい、そして今回試聴に使った斉藤和義の新譜 ”PINEAPPLE”です。
斉藤和義の最高傑作は ”風の果てまで” (2015)だと思っていましたが、今回のアルバムは、それを塗りかえたかも。
名曲ぞろいの傑作です。
それから、ハイレゾサブスクもご紹介。
サブスク契約するといろんなミュージシャンの音楽がすべて聴ける。
しかもハイレゾ音源まであります。
Amazon Music Unlimited は、いま契約すると、何と4ヶ月間無料です‼️
おわりに
最初は地味にスペックについて書いていましたが、新しいイヤホンの試聴で「スペックってこういう意味か」と聴いて確かめることができました。
楽しかったなぁ。
と一人で盛り上がったのでした。
KZ(深圳市原泽电子有限公司)は中国深圳に本社をおく2010年創業のメーカー。
水月雨(MoonDrop)(スイゲツアメ)は、2015年に設立された中国のオーディオメーカーです。
オーディオの世界では、中国の若い企業が、安価で高性能の製品を世界中に供給し、オーディオマニアを熱狂させています。
もはやこの分野でも、日本メーカの影は薄いですね。
まあ、今更どうでもいいけどね。
チャレンジャーが世界を変え、
驚きと楽しさは世界を動かす。
つくづくそう感じました。
ShinSha