時の化石

ブログ「時の化石」は、オーディオ、ミュージック、科学、アートなどを中心に生活を彩る数々の楽しい話題を提供します

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

ヘッドホンレビュー Ultrasone Signature PURE WHITE 〜 リスニングが楽しくなるノリがいいヘッドホン

どうもShinShaです。今回の記事はUltrasone(ウルトラゾーン)製ヘッドホンSignature PURE WHITE のレビューです。都内のマンションに暮らしているので、開放型ヘッドホンを買ったものの、滅多に聴くことができません。すっかり宝の持ち腐れ(涙)。ということで、お気に入りの密閉型ヘッドホンを探したい。

そんな訳でこのところ密閉型ヘッドホンをいろいろ買い込んでいます。今回紹介する Ultrasone Signature PURE はドイツ製のヘッドホンです。社名がカッコいいですね。Ultrasoneは数多くのスタジオ用密閉型ヘッドホンを作っているブランドです。これは期待できそうですね。

ultrasone Signature PURE WHITE

Ultrasone 社について

Ultrasone(ウルトラゾーン)は、1991年にドイツで設立されたヘッドホンメーカーです。ミュンヘン近郊に拠点を置き、独自の特許技術を駆使したサウンドを追求するブランドとして、世界中のオーディオファンやプロのエンジニアから支持されています。Ultrasone は他社と一線を画す下記の独自技術をもっています。

- S-Logic™(ナチュラル・サラウンドサウンド・テクノロジー
ドライバーを耳の穴のから正面からずらした位置に配置する技術。これにより、音が外耳(耳介)に反射してから届くようになり、ヘッドホン特有の「頭の中で音が鳴る感覚(頭内定位)」を和らげ、スピーカーで聴いているような自然な音の広がりと奥行きを再現する

- ULE(Ultra Low Emission)
ヘッドホンのドライバーから発生する低域電磁波を、最大98%低減する技術

- DDF(Double Deflector Fin)
精密な定位感を再現する技術

Ultrasone 工場の写真: https://6moons.com/ から転載

Ultrasoneは、Edition、Signature、HFIの3つのカテゴリの製品を展開しています。Editionは同社の技術の粋を集めたフラッグシップライン、Signatureはプロフェッショナルの現場(スタジオ、DJ、マスタリング)向けに開発されたシリーズ、そしてHFIは一般・エントリープロ向け製品です。今回のSignature PUREはスタジオ用製品ですが、ポップス、ヒップホップ、EDMなどのリスニング寄りの製品だと感じます。

Ultrasone Signature PURE WHITE

有線ヘッドホンはなぜか黒色の製品がデフォルト化しています。高級に見せるためかな?この製品のカラーは白。新鮮でなかなか良いですね。特に若い人や女性には似合うヘッドホンだと思います。

PUREはSingatureシリーズの中では入門機にあたる製品です。しかし大型のマイラードライバーが搭載され、さらに同社特許技術のS-Logicも採用しています。マイラードライバーとは、マイラーフィルム(Mylarフィルム:ポリエステルフィルム)を振動板素材に採用したドライバーユニットのことです。低歪みでクリア、ダイナミックレンジが広く、レスポンスに優れ、締まった低音が特徴とされています。ネットを調べるとこのフィルムを使ったスピーカー用ドライバーもありますね。

気になるのはS-Logic技術のことです。スピーカで音楽を聴くような自然な音場を作り出す技術ってどうなっているの? 下の写真はPURE WHITEのハウジングの中を撮影したもの。何だか普通のヘッドホンとぜんぜん違う(笑)

S-Logicのイメージ、https://www.aiuto-jp.co.jp/から転載

ハウジングの中の写真、https://www.soundhouse.co.jp/ から転載

写真を見るとマイナードライバーと耳の間に金属板が設置されています。金属板の中央には扇形の開口部、外周部には形状の異なる開口部がいくつかあり、それぞれ白いフィルターが取り付けてあります。かなり複雑な仕組みで、音の出る場所、方向と強さをコントロールしています。また中央部にはDDFとよばれる白い小さなパーツが設置してあります。

これがスピーカーで聴いているような自然な音場を作り出すS-Logicシステムなのですね。おそらく何度もリスニング試験を繰り返して生み出された技術なのでしょう。僕はエンジニアなのでこういう技術に強い興味をもちます。

Signature PUREにはエントリー製品とはいえ、Ultarasoneの技術がフルに用いられている素晴らしい製品だといえます。しかも実用的なソフトケースと、4.4mmケーブルまで付いてくる。バランス接続も楽しむことができます。製品価格は約30kですが、十分にその価値があります。

製品仕様

Ultrasone Signature PURE WHITE
形式:密閉型、φ50 mm マイラードライバー 
再生周波数帯域:8 Hz〜35 KHz
筐体素材   : 樹脂、金属
インピーダンス: 32 Ω、感度:105 dB/mW
接続プラグ  :3.5mm(ミニ)、6.3mm(標準)アダプター付属、4.4mm バランス
質量:296g(ケーブルなし)
付属品:1.2m着脱式グレーカラーストレートケーブル3.5mmプラグ(ストレート)、6.3mm変換プラグ(ネジ式)、1.4m着脱式グレーカラーストレートケーブル4.4mmバランスプラグ(ストレート)、キャリングバッグ

ultrasone Signature PURE WHITEの写真、https://www.amazon.co.jpから転載

購入ヘッドホンの写真

Ultrasone Signature PURE WHITEがやってきた。ダンボール色のシンプルな外箱。箱を開けると大きなポーチが入っています。中味はヘッドホンとケーブル2本。6.3mm(3.5mm)ケーブルと4.4mmバランスケーブルの2本入っています。別でバランスケーブル買おうとすると1万円はしますからね。これはお得なセットだな。

外箱と中味
ポーチからヘッドホンと付属ケーブルを取り出した
白いヘッドホンを購入したのは今回が初めて。新鮮でなかなか良いですね。このヘッドホンの写真を何枚か掲載します。イヤーパッドはクッション性が高く柔らかいです。ケーブルは片出しタイプで使いやすい。

Ultrasone Signature PURE WHITE
Ultrasone Signature PURE WHITE

ヘッドホンの開き(笑)の表裏。シンプルなデザインです。銀メダル状のデザインがカッコいい。

Ultrasone Signature PURE WHITE

ヘッドホン側面と最小形に折りたたんだ写真です。

ヘッドホン側面
折りたたむと持ち運びやすい

製品レビュー

総合評価

Ultrasone Signature Pure
総合     :☆☆☆☆
デザイン・質感:☆☆☆☆
装着感    :☆☆☆☆
サウンド   :☆☆☆☆☆
定位・空間表現:☆☆☆☆

<音質バランス>


[コメント]
UltrasoneのSignatureシリーズはDJヘッドホンの「Signature DJ」をベースに、プロフェッショナル向けとして展開している製品です。高い音圧レベルに対応できる耐久性、優れた遮音性、そしてS-Logic技術を搭載しています。

Signature PUREの音質は低域、中高域が強調されたドンシャリ型。パワフルに振動を伝えるような低域の音を再生します。また、モニター特有の中高域を捉えやすいチューニングが施されています。

ロックやEDM、ヒップホップなどを聴くと、バスドラやベースの音が身体に響くような力強さでサウンドを再生します。Signature PUREはリスニングを最高に楽しくしてくれる、非常にノリの良いヘッドホンです。

サウンド・インプレッション

まずビートルズの曲をボリュームを上げて聴いてみよう。最初聴いたのは”Back in the U.S.S.R”。ホワイトアルバムの1曲目。イントロから低音が響きベースとドラムが強いリズムを刻む。ポールのボーカルもハリソンのギターもノッてる。自然と足が動き出してくる。ああ楽しい。

続いて、ジョージの名曲 ”While My guitar gently weeps”。ベースが生み出すタイトなリズムに乗ってクラプトンのフェンダー・ギターが泣く。やっぱりビートルズって偉大だ。さらにジョンの名曲 ”Come Together”。バスドラムとベースが作る低く深いリズムが曲を躍動させる。ファズギターの音、ジョンのボーカルがカッコいい。

ビートルズ The Beatles(White Album)、https://www.amazon.co.jp/ から転載

最近のJPOPから米津玄師 “LOSER”。イントロのリフを迫力いっぱいに再生する。低音が強く響いてリズムが身体中に伝わってくる。素晴らしい音。Singature PUREはこういうノリの良い曲を聴くのが最高に楽しい。さすがDJヘッドホンから生まれたブランドだけあります。

続いて、女性ボーカル。お気に入りのレイヴェイの ”Lovesick”をライブ録音で。ライブ会場にいるみたいで音場は自然です。オーケストラの豊かなサウンドとシルキーなボーカルが溶け合って美しい。ストリングス、フルートなど重ねられた色々な音が聴き取れる。このヘッドホンは解像度も高いですね。やはりヨーロッパの製品だ。

最後にジャズを聴きました。メロディ・ガルドー ”ファースト ソング”。ベースの響きが深く素晴らしい。このベースは作曲者チャーリー・ヘイデン自身が弾いています。深く低いウッドベースと美しいピアノの響き。ガルドーの倍音を含むやわらかなボーカルが艶かしい。このヘッドホン、ジャズを聴いてもなかなか良いです。

試聴曲

[Pops]
ザ・ビートルズThe Beatles(White Album) ”Back in the U.S.S.R” ”While My guitar gently weeps”、ザ・ビートルズAbbey Road ”Come Together”、米津玄師 : BOOTLEG “LOSER”、レィヴェイ: A Night at the symphony: Live in Hollywood Bowl “Lovesick”
[Jazz]
メロディ・ガルドー: The Essential Melody Gardot “ファースト・ソング”
[試聴環境]
音源:Apple Music (ロスレスハイレゾロスレス)、DAC: S.M.S.L DO 400(4.4mm バランス接続)

デザイン・製品の質感

元々DJヘッドホンからスタートしたヘッドホンです。スタジオ等で使用するために開発されたシンプルで機能的なデザインです。プラスチッキーで少しオモチャのような質感だが色も白とシルバーだから主張するデザインであることは間違いない。人とは違う個性的なデザインを求める人に向いています。

装着感

側圧は強めでステージでのハードな使用に耐えるように作られています。クッション性のあるイヤーパッドを採用しているので、長時間着けてもストレスは感じません。おかげで遮音性もとても高い。 DJヘッドホンらしい装着感です。

音場・定位感

S-Logicの効果によりスピーカを聴いているような自然な音の広がりを感じます。音場はそれほど広くはありません。やはり密閉型ですからね。定位は正確だと感じました。

記事で採り上げた商品のリンク



おわりに

初めてultrasone社の製品を買いました。ヨーロッパにはいろいろなタイプのヘッドホンがあるなぁと感心しました。Signature PURE は同社のプロフェッショナル用ラインのエントリー製品ですが、S-Logic、DDEなどの独自技術をしっかり搭載したモデルです。僕はエンジニアなのでこういう特別なギミックを積んだ製品に魅かれます。ハウジングの中に隠された謎いっぱいの仕組みに興味津々です。

ホワイトとシルバーの目立つデザイン。量感たっぷりの低音と強いリズムを響かせるヘッドホン。若いリスナーや女性にオススメするヘッドホンです。やはりポップス、ロック、ヒップホップ、EDMなんかノリの良い音楽を聴くのに向いている。このヘッドホンで音楽を聴きながらダンスするのもなかなかカッコいいと思います。ぜひぜひ購入のご検討を!

引越しをする話が急に盛り上がってきて、最近はそちらの対応に時間を取られています。もっと記事を書きたいのですが、なかなか難しいです(涙)。引き続きよろしくお願いいたします。
ShinSha