時の化石

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井上陽水『氷の世界』1974年 日本初ミリオンセラーアルバム 「心もよう」「氷の世界」など  色あせない名曲の数々

どーも、ShinShaです。

今回は、井上陽水の大名盤『氷の世界』を紹介します。リリースから40年以上経ちますが、今でも時々聴きたくなる作品です。「帰れない二人」、「心もよう」、「小春おばさん」、「氷の世界」など名曲ぞろいのアルバムです。

このアルバム、日本初のミリオンセラーです。売れに売れた。井上陽水の代表作であり、JPOPの金字塔です。これは聴かなくちゃいけませんね。

井上陽水プロフィール

ORICON NEWSには、稀代のクリエーターと書いてありますが、シンガーでもあります。陽水さんは、リアルなビートルズ世代で、影響を受けて音楽を始めました。今でも、ライブでは必ずビートルズの曲を1曲歌います。

彼が売れるまでの話はwikipediaに書いてありましたが、「夢の中へ」は名曲ですね。

井上陽水(イノウエ ヨウスイ) シンガーソングライター。1948年8月30日生まれ、福岡県嘉穂郡幸袋町(現・飯塚市)出身。日本のフォークソング・シーンの巨人。大胆さと繊細さを併せ持った作風、深みのある表現力で、時代を越えて聴き継がれる名曲を量産する、稀代のクリエイター。

デビュー年:1972年

代表作:氷の世界 (アルバム)/1973年 、9.5カラット (アルバム)/1984年 、ハンサムボーイ (アルバム)/1990年 、GOLDEN BEST (アルバム)/1999年

引用:ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/prof/193271/profile/


1971年、ポリドール・レコードのディレクター多賀英典に誘われて移籍し、初のアルバム『断絶』のレコーディングを始める。

翌1972年、芸名を井上陽水(ようすい)と改め、シングル「人生が二度あれば」で再デビューを果たす。「人生が二度あれば」を編曲した星勝は、以後しばらく、陽水の作品の大部分を編曲することになる。5月に「傘がない」が収録されたアルバム『断絶』がリリースされる。陽水が売れ始めたのは、このアルバム『断絶』から。

陽水自身は売れた理由について『陽水ライヴ もどり道』ジャケット内自筆年表で、「おりからのフォークブームでなんとなく浮上」と書いている。

翌1973年3月のシングル「夢の中へ」が初のヒット作(オリコン17位、以下売り上げ順位はすべてオリコン)となり、同年7月には初のライブアルバム『陽水ライヴ もどり道』がリリースに至る。人気上昇の切り口となった「夢の中へ」は、自身が「みんなで歌えるように作った」とコメントしているとおり、単純で明るく、親しみやすい曲である。中川右介はこの曲がようやくヒットするまでの陽水は低迷していたと指摘している。

引用:Wikipedia

井上陽水『氷の世界』1974年作品

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井上陽水『氷の世界』

\1. あかずの踏切り  2. はじまり  3. 帰れない二人 4. チエちゃん 5. 氷の世界 6. 白い一日 7. 自己嫌悪 8. 心もよう 9. 待ちぼうけ 10. 桜三月散歩道 11. Fun 12. 小春おばさん  13. おやすみ

じつは、初めて聴いた井上陽水さんが苦手だった。「人生が二度あれば」のウエットな感じが嫌だった。しかし、このアルバムで彼のイメージが大きく変わりました。

アルバム『氷の世界』は、フォークシンガーから、ポップミュージシャンへと、井上陽水さんが変わっていくきっかけとなったアルバムだと思うのです。

次のアルバムが『2色の独楽』。これには「夕立」、「御免」なんかが入っています。その次は、『招待状のないショー』。「青空一人きり」、「Good Bye」など名曲が入っています。変化の起点は『氷の世界』にありますね。

このアルバム、当時ではめずらしかったロンドンレコーディングなんですね。曲の半分ぐらいがロンドンでレコーディングされています。良い曲がいっぱい入っていて、音も全然古くない。今、リリースしても売れるんじゃないかなぁ。

Wikipediaで情報を見ていたらびっくり、参加ミュージシャンにティン・パン・アレー細野晴臣林立夫、超絶ギターの高中正義、キーボード・シンセサイザー奏者の深町純、ジャズドラマーの村上ポンタ秀一などの名前が。なるほど、音が半端なく良いわけですね。今まで知らなかったです。

アレンジは、星勝さんとNick Harrisonの二人で行われています。Nick Harrisonはストーンズの悲しみのアンジーのストリングスアレンジをした人です。この二人のアレンジが効いているから、この作品は今でも色あせない魅力を保っているのですね。


「帰れない二人」

亡くなった忌野清志郎と一章節ずつ、交代で作ったというこの曲は美しいですね。当時は売れていなかった清志郎が、この曲の印税が本当にありがたかったと話していたのを思い出します。クレジットは作詞 忌野清志郎となっていますね。

大事なひとことが言えず、大事なひとことを聞きたくて、帰れない若い二人。 この歌詞は青くて、すばらしいなぁ。

僕は君をと 言いかけた時
街の 灯が消えました
もう 星は 帰ろうとしてる
帰れない二人を残して

「氷の世界」

この曲、出た当時はかなりぶっとんだアレンジだと思ったのです。今聴くと何の違和感もない、良いアレンジですね。星勝さんは、音楽の未来の流れを見ていたんですね。独特のイントロ、ブラス、後半のブラックミュージックぽいコーラスなどなど、すばらしいアレンジです。webの情報を見ていると、スティービー・ワンダーに影響を受けたと書いてあります。なるほど。

もちろん、陽水さんのボーカルも、鳥肌が立つほどすばらしい。

この曲の歌詞、陽水さんは、NHKの番組では過激なものを世に出したかった」という話をしていました。不条理で無機質で冷たい世界を表現する歌詞。そして、確かに曲も過激ですね。

窓の外ではリンゴ売り
声をからしてリンゴ売り
きっと誰かがふざけて
リンゴ売りのまねをしているだけなんだろう
僕のテレビは寒さで画期的な色になり
とても醜いあの娘をグッと魅力的な娘にしてすぐ消えた
今年の寒さは記録的なもの こごえてしまうよ
毎日 吹雪 吹雪 氷の世界

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Bangkok ice age
"Bangkok Ice Age" by DeeMakMak is licensed under CC BY-ND 2.0

「心もよう」

この曲はシングルで大ヒットしました。ちょっと歌謡曲っぽい曲です。

陽水さんは、この曲はライブではめったに歌わないです。どこかのライブで、この曲をあまり好きではないと話していました。シングル盤を出した時に、「心もよう」がA面、「帰れない二人」がB面になったのですが、プロデューサーとモメたそうです。「帰れない二人」を押した陽水さんには、その頃の恨みがまだ残っているようです(笑)。

でもプロデューサーのヨミが当たって、この曲は大ヒットしたんですね。アルバムが売れる大きな起爆剤になった。この曲は、女性のファンが多いようですね。歌詞もウェットだけど、すばらしいです。

さみしさだけを手紙につめて
ふるさとにすむあなたに送る
あなたにとって見飽きた文字が
季節の中でうもれてしまう

あざやか色の春はかげろう
まぶしい夏の光は強く秋風の後
雪が追いかけ 季節はめぐり
あなたを変える

 

「桜三月散歩道」

この曲大好きです。じつは、カラオケのオハコです💦。『帰ってきたヨッパライ』をいつも歌う先輩が亡くってから、カラオケに行くこともなくなったなぁ。

この曲、セリフがあるんですよ。「夏の日の夕方 学校から帰るとぼくたちは みんな真っ白なシャツを着て、色の剥げた貨物船のような倉庫がある細い道に集まり、それから川の堤に駆けのぼるんだ。。。」。このセリフ、すごくイメージが浮かんできてとても良いのですよ。

このアルバムから、陽水さんの歌詞は、かなり文学的に変わっていったと思うのです。この曲の歌詞は、すばらしいですね。

ねえ 君二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば人が死ぬ
町へ行けば人が死ぬ
今は君だけ想って生きよう
だって人が狂い始めるのは
だって狂った桜が散るのは三月

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桜通
"桜通 (Sakura Doori: Cherry Street) III" by halfrain is licensed under CC BY-SA 2.0

「小春おばさん」

この曲もすばらしいです。歌詞は何の変哲もない、おばさんに会いにいくだけの内容です。しかし、この曲の叙情的なアレンジはどうだ。これでもかってと胸を締め付けてきます。
そして、サビに向かうドラマティックな盛り上がりもすばらしい。どんな、すごいおばさんに会いにいくのかって感じがします(笑)。しかし、この曲はすごく良いんだよな。


www.youtube.com

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あとがき

久しぶりに、このアルバムを聴いてみたら最高でした。「心もよう」、「氷の世界」、「帰れない二人」 、「小春おばさん」、「桜三月散歩道」。どの曲も色あせない名曲です。リマスタリングで音も良くなっています。

あらためて、このアルバムを聴き直してみると、ちょっと不思議な感じがします。無機質で不条理な世界と、なつかしい世界が共存しているんです。そこが、この作品の魅力なのかもしれません。

この数年、陽水さんのライブに時々行ってました。40周年『井上陽水 氷の世界ツアー2014』にも、2014年10月県民ホールで参加しました。彼の創る楽曲も優れていますが、とにかく彼の歌はすばらしい。ライブで感動のあまり、動けなくなったことが数回あります。コロナ騒ぎがおちついたら、また、彼の歌を聴きに行きたいですね。

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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