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新型コロナウィルス世界の感染状況 いま世界で何が起きているのか 2021/11/25

どーも、ShinShaです。
1ヶ月ぶりに新型コロナ関連記事を書きます。

欧米諸国ではその後も新型コロナウィルスの感染が拡大。
ドイツ、フランスでは最近死者も急増しています。

欧米諸国もワクチン接種率が高いはず。
いま世界では何が起きているのでしょうか?

世界の感染状況を見ると、日本も年明けから感染者が増加することは避けられない。
ワクチン接種者の免疫が低下するし入国検疫もユルユル💦

今回の記事ではロイター最新関連ニュースをまとめました。
数分で世界の状況を知ることができます。
12月1日、オミクロン株の情報を追記しました。

世界の感染状況

最近の新型コロナウイルス感染状況グラフです。
感染者数(人口あたり過去7日間の増加)は
英国>ドイツ>フランス>米国>トルコ>ロシアの順。

ドイツ、フランスは感染者が急増しています。
英国は相変わらず世界で一番感染者が多い。
米国は一時的に感染者が減少も、再び増加しています。

アジアでは韓国の感染者が急増。
韓国は日本よりワクチン接種率が高いのにどうしたのか。
世界では新型コロナウィルスの感染が、まだまだ猛威をふるっています。

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世界の新型コロナウィルス感染者数 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

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世界の新型コロナウィルス感染者数の時間変化 2021/10/20 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death


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ワクチン接種データを見ると、欧米諸国は早い時期から接種しているため、市民の免疫が低下してきている。
さらに英国では、効果が低いアストラゼネカワクチンがメインです。
そういうタイミングで、感染力が強いデルタ株が優勢となったから、感染者が増加する状況になっているのです。

不思議なのは韓国の感染者の増加ですが、欧米諸国と比べて数字が一桁小さい。
世界の状況を見ると、当然、日本でも年明けから感染者が増加してくるでしょう。
これからワクチンを接種した人の免疫が低下するし、なんせ入国検疫がゆるゆるだから💦

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世界のcovid-19 ワクチン接種情報211123  引用:早野龍五さんTwitter https://twitter.com/hayano
次は死者の状況です。
死者数(人口あたり過去7日間の増加)は
ロシア>フランス>米国>トルコ>ドイツの順。
フランスの死者の増加は恐ろしいほどの変化です。

現在の死者数は、英国は2021年1-2月ピークの10%、米国はピークの40%、フランス50%、ドイツ20%。
各国とも2021年1-2月のピークより死者は減っています。
しかし、時間の経過とともに死者が増加しており、これも免疫低下に関係していると考えられる。

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世界の新型コロナウィルス死者数 2021/11/23 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

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世界の新型コロナウィルス死者数の時間変化 2021/11/23 引用:札幌医科大 https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death

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Coronavirus Covid-19 crisis
Banc de Sang i Teixits, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

今世界で何が起きているのか

いま世界で感染している新型コロナウィルスの主流はデルタ株およびその亜種です。

WHOによると、公的なデータベースに報告されたウィルスの遺伝子配列の99.5%がデルタ株。
ほとんどの国で他の変異株を圧倒している。
新たな脅威となる変異株はまだ発生していない。

ここでデルタ株の特徴について、もう一度、復習してみましょう。

デルタ株感染者は鼻腔内に大量のウィルスが存在し感染力が強い。
ワクチン接種してもこの症状は変わらないので、感染力は低下しない。
おそるべき変異です💦

疾病対策センターCDC)の分析では、デルタ株の感染力はそれ以前の変異株の2倍強。
デルタ株感染者の鼻腔内のウイルス量は、従来株の場合のおよそ1200倍にも達する。

ワクチン接種後にデルタ株に感染した人のウイルス量も、未接種の感染者と変化がなく、どちらも他人に感染させてしまう。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

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Coronavirus virion structure
SPQR10, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

次に、デルタ株発生以降のウィルスの変異について調べました。
多くの専門家は、今後登場する全ての変異株はデルタ株の派生型になると考えています。

感染が広がる欧米では、現在、デルタ株の亜種「AY.4.2」が注目されています。
「AY.4.2」はデルタより感染力が高い。
さらに症状が出にくいという情報もあり、ステルス性感染が恐ろしい。

デルタ株が世界全体で流行の主流となった点から、多くのワクチン専門家は、今後登場する全ての変異株はデルタ株の派生型になると考えている。

デルタ株の「孫世代」として注目される変異株の1つは「AY.4.2」と名付けられており、主に英国で確認され、遺伝子配列の約10%を占める。
暫定的な分析結果では、デルタ株と比べてワクチンの効果を著しく低下させないことが示された。

ただし、感染力がやや高まった可能性を示す幾つかの証拠もある。
WHOの集計に基づくと、AY.4.2は既に米国を含めて少なくとも42カ国に広がっている。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

世界の中で、南米諸国は例外で、デルタ株の感染はまだ少ない。
南米では、ガンマ株、ラムダ株、ミュー株などの変異株が相当な比率となっています。
今後、世界の脅威となる可能性もある。

2021/12/01 追記
南アフリカで新しい変異株「B. 1. 1. 529 」検出。
オミクロン株については世界中の研究機関が調査を始めています。

詳しい特性が判明するまで数週間。
今は冷静に注視するしかないですね

jp.reuters.com

新型コロナ関連ニュース

それでは、最近1週間の新型コロナウィルス感染ニュースを見てみましょう。

南アフリカで新しい変異株「B. 1. 1. 529 」検出。
まだ詳しい特性は分かっていません。
冷静に情報を見ていきましょう。

米国CDCはドイツ、デンマークへの渡航警戒レベルを引き上げ。
ファイザーワクチン の臨床試験では12−15歳は接種から1年後も高い免疫を保持。

オーストリアで今秋初のロックダウンを実施。
ドイツではワクチン接種の義務化を検討し、さらにロックダウン実施の可能性示唆
この状況ではやむを得ないですね。

英国では英国では14万人以上が新型コロナで死亡。
会計検査院がジョンソン首相を批判。
英国は政府内で政策の検証を行い、コロナ対策の見直しを行っている。

我が国には政策を検証する仕組みがなく、これからも厚労省主導の非科学的対策を継続するだろう。
民主主義のレベルが違うのです。

岸田首相の「健康危機管理機構」構想はどうなった?
羊頭狗肉にもほどがある。

ヨハネスブルク 25日 ロイター] - 南アフリカの専門家らは25日、少数ながら新型コロナウイルスの新たな変異株を検出したと発表した。

この変異株は「B.1.1.529」と呼ばれ、体の免疫反応を回避したり、感染力を高めたりする可能性がある「非常に珍しい」変異を持つ。

医療機関からの初期情報によると、この変異株は国内最多の人口を有するハウテン州で急速に感染を拡大させている。他の8州にもすでに感染が及んでいる可能性があるという。

[パリ 22日 ロイター] - 仏首相府は22日、カステックス首相が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示し、自主隔離に入ったと発表した。

[ワシントン 22日 ロイター] - 米疾病対策センターCDC)は22日、新型コロナウイルス感染が再拡大しているとして、ドイツとデンマークに対する渡航警戒レベルを4「非常に高い」に引き上げ、渡航回避を勧告した。

[22日 ロイター] - 米ファイザーは22日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、12─15歳を対象とした後期臨床試験(治験)で強い長期的な免疫効果を確認したと発表した。
ファイザーによると、2回目の接種から4カ月以上経過した後も有効率は100%だった。

[ウィーン 22日 ロイター] - オーストリア政府は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、4度目となる全土ロックダウン(都市封鎖)を開始した。西欧で今秋、ロックダウンが再導入されるのは初めて。 厳格な措置で市民からは不満の声が出ている。

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツの政治家の間で新型コロナウイルスワクチン接種の義務化を巡る議論が活発化している。国内のコロナ感染者が急増する一方で、ワクチン接種ペースが低迷している現状が背景にある。

[19日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は19日、 米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」について、酸素吸入を必要としておらず、かつ重症化リスクのある成人向けの使用を推奨する勧告を出した。

[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツのシュパーン保健相は19日、国内の新型コロナウイルス感染状況が極めて深刻なため、ワクチンを接種した人も含めてロックダウン(都市封鎖)を排除できないと述べた。

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国政府は新型コロナウイルス流行のような危機に対する準備ができておらず、シミュレーション演習から学ぶことができなかったほか、欧州連合(EU)からの離脱に気を取られていた。
会計検査院(NAO)が19日、このような見解を示した。

英国では14万3000人以上が新型コロナで死亡しており、当初は新型コロナではなくインフルエンザのパンデミック(世界的大流行)に対処するための計画に基づいて対応していたとしてジョンソン首相は批判を浴びた。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

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Milad Hospital during COVID-19 pandemic 3556142
Mehr News Agency, CC BY 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0, via Wikimedia Commons

引き続き、ロイターニュースのヘッドラインから。

アストラゼネカの抗体カクテル療法の有効性を確認。

ファイザーが開発した飲み薬の緊急使用許可を米政府に申請、供給契約を結んだ。
いよいよ飲み薬が出てくる。
価格は1治療あたり60万円、高い。

メルク「モルヌピラビル」より、重症化を防ぐ効果がかなり高いようだ。
日本でも早く使用許可を出し、保険適用して欲しい。

ドイツでは文化、スポートイベントの参加、レストラン利用の制限について示唆。
ワクチン打ってないとライブへも外食にも行けない。
いまの状況では仕方ないですね。

英国の感染者の12%がデルタ変異株「AY.4.2」に感染。
この株は症状が出にくく無症状のまま感染を拡大する。
本当にやっかいだ。

EUがノババックス製ワクチンを承認。
確か日本はこのワクチンの供給契約をしたはず。

中国でもデルタ株の感染拡大の情報?
しかし、いつもどおり真相は藪の中。

[18日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは18日、開発中の抗体カクテル療法「AZD7442」について、新型コロナウイルス感染症の発症リスクが6カ月間で83%低下したと発表した。

[18日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは18日、開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬について、治療1000万回分を52億9000ドルで供給する契約を米政府と締結したと発表した。
価格は治療当たり約530ドル。

[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は18日、新型コロナウイルス感染者の入院率が一定の水準を超えた地域で、文化・スポーツなどのイベントへのアクセスやレストランの利用をワクチン接種を完了している人、もしくは新型コロナ感染症から完治した人のみに制限すると発表した。

[ロンドン 18日 ロイター] - インペリアル・カレッジ・ロンドンが18日公表した調査で、新型コロナウイルスのデルタ変異株のうち「AY.4.2」と呼ばれる亜系統は、現在主流の「AY.4」に比べて症状が出にくいことが分かった。

AY.4.2は現在、英国で急速に広がりつつあり、配列解析したサンプルの12%近くを占める。
ただし調査によると、感染者のうち「典型的な」コロナの症状が出たのは3分の1にとどまった。
AY.4では感染者の半分超に症状が出たという。

[ワシントン 17日 ロイター] - 米運輸保安庁(TSA)は17日、感謝祭期間中の航空旅客を対象に実施する新型コロナウイルス検査が約2000万人分に及ぶとの見通しを発表した。

[17日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は17日、米バイオテクノロジー企業のノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの承認を「数週間以内」に行う可能性があると発表した。同社からのデータがワクチンの有効性を十分に示すことが条件。

[16日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは16日、開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬について、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)の承認を申請したと明らかにした。

[北京 15日 ロイター] - 中国が新型コロナウイルスを巡り、感染力の強いデルタ変異株のこれまでで最大規模の流行に苦慮している。
一部の地域では感染が急速に拡大している東北部の都市・大連からの人々の流入を制限している。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

あとがき

最近、ブログへの検索流入が増えたので、すっかり怠けぐせがついてしまった💦
久しぶりにブログを書くと辛い(笑)

さて、当サイトでは、9月上旬にウィルスの周期性、自壊に関する児玉龍彦氏の情報を取り上げました。

日本ではなぜデルタ株感染が激減し、欧米諸国ではなぜ今も猛威をふるっているのか?
児玉説は間違っているのか?
もう一度考えてみましょう。

児玉龍彦氏の日本毒性学会での講演概要を引用します。

新型コロナウィルスは1年で3万塩基の配列のうち24箇所程度に変異を起こす、比較的安定的なRNAウィルスである。
3ヶ月程度ごとに新たな変異を持つウィルスが選択され、感染者数が上昇し、自壊するように下降する波を描く。

こうした周期性を生み出すメカニズムとして、一定の変異は自然に起こっているが、選択は、分子レベル、ホストの免疫、社会的な隔離や治療、動物との人獣共通感染などの相互作用のマルチスケールフィードバックが想定され、数年のうちにパンデミックは終息することが期待されている

欧米諸国との感染状況の差は、ホストの免疫に強く影響を受けていると考えられます。
欧米ではホストの免疫が弱ってきたから、デルタ株は引き続き適性を得て勢力を拡大している。
また、日本人が引き続きマスクを着用し、社会的離隔を取り続けていることも関係しているでしょう。

繰り返しになりますが、日本でもワクチン接種者の免疫が低下する年明けから、感染増加することは避けれないでしょう。
これを防ぐにはブースター接種(3回目のワクチン接種)を行うしかありません。
2回目ワクチン接種後6ヶ月でブースターを行うべきです。

いずれにしてもパンデミックが終息に向かっていることは間違いなさそうです。
強いデルタ株を抑えることが、勝負の鍵。
世界の新型コロナ感染が早く終息することを祈ります。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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