時の化石

ブログ「時の化石」は、アート、ミュージック、ライフハックなどを中心に数々の楽しい話題を提供します。

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学び

斎藤幸平「ゼロからの『資本論』」を読む(2)

どうも、ShinShaです。今回は斎藤幸平の「ゼロからの『資本論』」に関する2回目の記事です。前回の記事では、資本主義の下ではあらゆるものが「商品化」され、社会の重要な富(=コモン)が失われ、労働環境が悪化するという内容でした。 今回の記事は、マル…

斎藤幸平 「ゼロからの『資本論』」を読む

どうもShinShaです。 年明けから斉藤幸平さんの著作を読み始めました。 斎藤幸平さんといえば「人新世の「資本論」」は大ベストセラーとなりましたね。 僕は社会学や経済学の素養がないので、先ずこの本を読むことにしました。 筆者が現代の日本の現状を引用…

台湾有事はいつ起こるのか? 小川和久 著『メデイアの報じない戦争のリアル』を読む

どうも、ShinShaです。 今回はかなり物騒なテーマについて書きます。 2023年1月、ロイターwebニュースにこんな記事が掲載されました。 [ワシントン 28日 ロイター] - 米空軍のマイク・ミニハン大将は内部メモで、米国は台湾有事で2年以内に中国と戦うこと…

「あの日」福島で起きたことをいつまでも心の中に留めておこう - 2023年春 福島県双葉郡にて -

どうもShinShaです。 今回は福島の話を書きます。 7年ほど前から、福島県の各地を訪問するようになりました。 最近は、原発事故の影響を大きく受けた双葉郡に行くようになりました。 震災後、もう10年以上が経っているのに、いまさら何でこんな記事を書くん…

大人の科学(11) なぜ日本人は花粉症になるのか?

どーもShinShaです。 今回の大人の科学、花粉症がテーマです。 花粉症は林野庁の愚かな政策が原因。 国土面積の20%にスギ、ヒノキを植林 花粉症は免疫システムによって起こる症状です。 写真見てたら鼻がムズムズ目もかゆい あれを世の中から抹殺した〜い(…

小山薫堂『考えないヒント』稀代のクリエーターの発想の原点を書いた本

どーも、ShinShaです。 今回は小山薫堂さんの本のご紹介です。 「料理の鉄人」「おくりびと」「くまモン」 数々のヒットを生み出したクリエイターの発想の秘密を知りたいと思いました。 その秘密は「考えない」こと 「ひらめき」は、いくら机に座って考えて…

大人の科学(9) 記憶はどのように作られるか

どーも、ShinShaです。 今回の大人の科学は「記憶」に関する記事です。 人間の記憶は脳神経細胞のネットワークで作られます。 そのイメージは星座のように美しい... 科学的には、頭が良くなるクスリも食品もありません。 ひたすらコツコツ網目を張っていくし…

吉田松陰の奇跡に思いをはせて 1年ぶりに松蔭神社に行ってきました

どーも、ShinShaです。 久しぶりに松蔭神社を訪問しました。 7月初旬、夏越の祓の茅の輪、七夕飾りもありました。 少し雨が降る中、吉田松陰さんに挨拶してきました。 初夏の松陰神社の風景は美しかったです。 ここに来ると、松陰の奇跡を思い起こし、自分を…

大人の科学(8) 生命の「動的平衡」とは

私たちの体は絶えず分解されて、数ヶ月前の自分とは別のものになっている。 こんな話を耳にされたことはないでしょうか? 初めてこの事実を知った時、驚愕しました。 生物とはなんと不思議な仕組みをもっているのでしょう。 今回の大人の科学は、生命の「動…

今年も一足早く「夏越の祓」に行ってきました

どーも、ShinShaです。 今年も、もうすぐ半年が終わります。 近くの神社に「夏越の祓」に行ってきました。 「夏越の祓」は1200年以上続く日本の初夏の風物詩。 茅の輪(ちのわ)をぐるぐる回って、気分もリフレッシュ。 いろいろ問題はありますが、コロナに…

ロマン主義の名画が観たい ゴヤ、ターナーのロマンチックな美しさがたまらない

今回は19世紀ロマン主義絵画の記事です。 ロマン主義絵画は同時代の事件を描きました。 また、ヌードあり戦艦や機関車あり、ロマンチックで新しい絵の世界を開いてくれた。 ゴヤの描く裸婦やターナーの戦艦、機関車の作品は何度見ても美しいです。

大人の科学(6)PCRとは何か

どーも、ShinShaです。 新型コロナの流行で、最近では毎日「PCR」という言葉を聞きます。 「PCR」って何だか知っていますか? 「PCR」はDNAをコピーする技術なのです。 その原理は極めてシンプル。 生物の体内でDNAをコピーする仕組みを利用したものなんです…

大人の科学(4) ウィルスとは何か

どーも、ShinShaです。 大人の科学4回目はウィルスに関する記事です。 新型コロナウィルスの世界の感染者は1億6000万人、死者347万人 。 ウィルスはタンパク質の殻の中にRNA(DNA)が入っているだけ。 呼吸もしないし自分で増殖もしない。 そんなモノがなぜ…

アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (3)

どーも、ShinShaです。 アーティゾン美術館STEPS AHEAD展3回目の記事です。 今回はクレー、マティスの作品を中心にご紹介します。 東京は3回目の緊急事態宣言。 GWに美術館に行けません。 よろしかったら当ブログでゆっくりアートを鑑賞ください。 今回の「S…

新型コロナウィルス 感染状況210424 関西は本当に深刻、日本中厳重注意

どーも、ShinShaです。 約2週間ぶりにコロナの記事を書きます。 札幌医科大webデータを詳細に見ました。 大阪の人口あたり入院者数は東京の4倍、重症者数は12倍。 関西は本当に深刻な状況です。 また、死者、重症者は日本各地で増加中です。 皆さん、過去最…

光と闇の天才画家、カラヴァッジョの絵が観たい(2)

どーもShinShaです。 今回は天才画家カラヴァッジョの2回目の記事。 28歳で成功を収めたカラヴァッジョの人生は殺人により暗転します。 そして、ナポリ、マルタ島へ逃走しながら優れた作品を残します。 最後の自画像は自らの首を斬り落とした作品。 どんな心…

竹村俊助著『書くのがしんどい』(2) おもしろい文章を書くためのヒント

どーもShiShaです。 今回は、竹村俊助著『書くのがしんどい』から2回目の記事です。 前回記事の「面白い文章は中身が面白い」「文章は基本読まれない」という内容に目が覚めました。 アクセスが伸びないのは、書く技術に問題があると考えていました。 本書を…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その16) トヨタマ姫の出産〜ワカミケヌ命の誕生

どーも、ShinShaです。 『古事記を読もう』第16回はトヨタマ姫の出産から初代天皇となるワカミケヌ命の誕生までの物語。 今回で古事記上巻の物語は終わり、当ブログの連載記事も終了です。 今回の記事ではトヨタマ姫の出産をめぐる物語が興味深いですね。 ど…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その15) 山幸彦・海幸彦、そしてワタツミの物語

どーも、ShinShaです。 『古事記を読もう』第15回は、ニニギの子供、ホヲリとホデリの争いの物語です。 そしてニニギの子孫は、今度は海神(ワタツミカミ)と血縁を結びます。 こうしてニニギの子孫は山神、海神と混血を繰り返し、地上での力を強めていきま…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その14) コノハナサクヤヒメと火中出産

どーも、ShinShaです。 今回は『古事記を読もう』第14回、地上に降りたニニギの結婚の物語です。 桜のように美しいコノハナサクヤヒメと岩のようにたくましいイワナガヒメ。 山の神の呪い、コノハナサクヤヒメの火の中の出産。 変わらず、古事記の神話は面白…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その13)天孫降臨(てんそんこうりん)の物語

どーも、ShinShaです。 今回は『古事記を読もう』第13回の記事。 アマテラスの孫ニニギが日向の高千穂に降臨(こうりん)します。 ここから古事記ではアマテラスの子孫が地上で繁栄する物語となります。 今回の物語では天皇家が継承する宝物、三種の神器のお…

森喜朗氏発言と少子化問題 『自分の頭で考える日本の論点』を読みながら

どーもShinShaです。 森喜朗さん、世界中の女性を敵に回しましたね。 もう先が目に見えていますね。 僕なんか女性にはすぐ全面降伏しちゃうのに。 さて日本の少子化と森発言、大いに関係があります。 日本の少子化は、日本特有の男女差別に原因があると 出口…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その12)さらばオオクニヌシ

今回は古事記を読もう』第12回の記事。アマテラスによる三回目の侵略でついにオオクニヌシは力尽きる。今回の物語では"飛行船"、"空中浮遊"が登場。SF小説 のように想像力にあふれたストーリーです。 どーも、ShinShaです。 古事記は三回繰り返して、話が決…

なぜ僕らはミレーの絵にこれほど感動するのか考えてみた

19世紀の偉大な画家ミレー。時代を超えて彼の作品は人々を魅了し続けています。ミレーは素朴な農民画家ではないですね。作品には圧倒的なテクニックと考え尽くされた構図、巧みな光の演出が与えられています。 やっぱりミレーは偉大な画家でした。

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その11)いよいよオオクニヌシ VS アマテラスの戦いが始まった 

どーも、ShinShaです。 今回は連載記事『古事記を読もう』第11回の記事。いよいよアマテラスによる地上侵略が始まります。迎え撃つオオクニシの運命はどうなっていくのか。今後が楽しみですね。 オオクニヌシは老かいなテクニックを使って、二度までも天から…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その10)オオクニヌシとふしぎなスクナビコナ神の国づくり

どーも、ShinShaです。 今回は連載記事『古事記を読もう』第10回の記事。今回は、植物の実の船に乗って、蛾の着ぐるみを着た不思議な神様が登場。やっぱり古事記ってユニークですね。 絵本やアニメになりそうな物語です。蛾の神様ってどこからきた発想なんで…

出口治明著『自分の頭で考える日本の論点』 タテ・ヨコ + 数字・ファクトで物事を考えてみよう

どーも、ShinShaです。 今回は出口治明さんの本をご紹介します。この本には、問題を自分の頭で考えるためのすばらしいヒントが書いてあります。この方法は皆さんの仕事にも大きく役立つ情報です。 本書はベストセラー 『還暦からの底力』の作者、出口治明さ…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その9) ヤチホコの神語 1500年経っても男と女の物語は変らない

どーも、ShinShaです。 今回は連載記事『古事記を読もう』第9回の記事。今回はヤチホコ神語の歌。オオクニヌシはヒスイを求めて新たな旅に出ます。しかし、正妻スセリ姫の嫉妬が。。。 ヤチホコは、オオクニヌシの別名です。今回はヤチホコの北陸の姫への恋…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その8) スサノヲに認められ、地上の王オオクニヌシとなる

どーも、ShinShaです。 今回は連載記事『古事記を読もう』第8回目の記事。次々やってくる難題をクリアしながら展開していくストーリは、まるでRPGのように楽しいです。今回はラスボス攻略です! これまで、さんざんひどい目にあわされたオオクニヌシでしたが…

コロナ時代を生き抜くために 当ブログで取り上げた本の中からベスト5をご紹介

どーも、ShinShaです。 今年はブログを始めたおかげで楽しい読書ができました。今年ブログでご紹介した中から、ウィルス、生命科学、教養、アートに関する5冊を推薦します。年末年始の読書のご参考に! 今回推薦するのは、朝日新聞社『コロナ後の世界を語る …