時の化石

ブログ「時の化石」は、アート、ミュージック、ライフハックなどを中心に数々の楽しい話題を提供します。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

森永卓郎著『書いてはいけない -日本経済墜落の真相』を読む - ステージ4のがんを宣告された著者の告発とは? -

どうも、ShinShaです。今回ご紹介するのは、ステージ4の膵臓がんを宣告された森永卓郎さんが「命あるうち、この本を完成させ世に問いたい」と書き上げた本です。「どうせ死ぬなら、殺されようと構わない。国民に真実を伝えたい」。彼は現状を打破するために…

伊集院 静『それでも前に進む』を読んで   - その言葉に、どれほどの勇気を、生きる力をもらったか -

どうも、ShinShaです。最近よく本を読んでいます。つい先日まで、遅まきながらカズオ・イシグロ『私を離さないで』を読んでいました。そして、いまは2日前に書店で見つけた伊集院さんのこの本を読んでいます。 伊集院さんのシンプルな文章に、なぜ心を動かさ…

斎藤幸平「ゼロからの『資本論』」を読む(2)

どうも、ShinShaです。今回は斎藤幸平の「ゼロからの『資本論』」に関する2回目の記事です。前回の記事では、資本主義の下ではあらゆるものが「商品化」され、社会の重要な富(=コモン)が失われ、労働環境が悪化するという内容でした。 今回の記事は、マル…

斎藤幸平 「ゼロからの『資本論』」を読む

どうもShinShaです。 年明けから斉藤幸平さんの著作を読み始めました。 斎藤幸平さんといえば「人新世の「資本論」」は大ベストセラーとなりましたね。 僕は社会学や経済学の素養がないので、先ずこの本を読むことにしました。 筆者が現代の日本の現状を引用…

伊集院静さんの訃報に接して

どうもShinShaです。 敬愛する作家、伊集院静先生が昨日急逝されました。 今年の春、ラジオで元気に話をされていたのに残念でなりません。 10月に癌が見つかってからわずか2か月。 突然のお別れでした。 でも先生らしい最後だったのですね。 奥様、篠ひろ子…

百田尚樹『クラシックを読む3』 を読みながら音楽を聴いてみた - ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番」、スメタナ「モルダウ」、モーツァルト「レクイエム」 -

どうもShinShaです。 今回は百田尚樹さんの著書『クラシックを読む3』に関する記事です。 このシリーズの記事も3回目。 本当にこのシリーズの本は面白いですね。 おカタイ普通のクラシック本には絶対に書いていない音楽家の人生のドラマが綴ってあります。…

百田尚樹『クラシックを読む2』 を読みながら音楽を聴いてみた - ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」、ベートーヴェン「交響曲第8番」 -

どうもShinShaです。 今回は百田尚樹さんの著書『クラシックを読む2』に関する記事です。 百田さんの本は、やはり面白いなぁ。 結局、続編も買ってしまいました。 この本の文章には熱があり、ついついApple Musicを聴いてしまいます。 どんどんクラシック音…

和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を読みながら、ジャズの名曲を聴いてみた (2)

どうもShinShaです。 このところずっと和田誠・村上春樹. 著『ポートレイト・イン・ジャズ』を読んでします。 本当に楽しくて、そして勉強になります。 和田誠さんのイラスト、村上春樹のジャズプレイヤーと楽曲に関するエッセイ。 二人とも十代からの熱いジ…

和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を読みながら、ジャズの名曲を聴いてみた

どうもShinShaです。 記事を書くために、和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を書い直しました。 何年ぶりにこの本を手にしただろうか? 久しぶりに読んでみると、やはり素晴らしいですね。 和田誠さんのイラスト、村上春樹のジャズプレイヤー…

百田尚樹 『クラシックを読む1』 を読みながら音楽を聴いてみた  - モーツァルト ピアノ協奏曲第20番、シューベルト 幻想曲、ラベル 夜のガスパール -

どうもShinShaです。 今回は百田尚樹さんの著書『クラシックを読む1』に関する記事です。 少し前にお気に入りのイヤホンを手に入れたので、近頃はクラシックも聴くようになりました。 そのようなことで、クラシック音楽のことを、もっと知りたくなって本を…

久々にクラシック音楽を勉強しました - 中川 右介 著「クラシック音楽の歴史」 -

どうもSinShaです。 好みのイヤホンがそろって、PCオーディオセットが充実してきたので、久しぶりにクラシックを聴くようになりました。 15年ぶりくらいかな ショパンコンクールで2位になった、反田恭平君のピアノを聴いたら素晴らしかった。 それからピア…

台湾有事はいつ起こるのか? 小川和久 著『メデイアの報じない戦争のリアル』を読む

どうも、ShinShaです。 今回はかなり物騒なテーマについて書きます。 2023年1月、ロイターwebニュースにこんな記事が掲載されました。 [ワシントン 28日 ロイター] - 米空軍のマイク・ミニハン大将は内部メモで、米国は台湾有事で2年以内に中国と戦うこと…

厚切りジェイソン『ジェイソン流お金の増やし方』投資初心者向けの良い本です "Why Japanese people!?"

どーも、ShinShaです。 今回は投資に関する本のご紹介です。 僕はこれまで投資をネガティブに見ていました。 まともな経済成長がない日本では、何をやってもうまくいくはずがない。 しかし最近、ひしひし日本の凋落を感じ、このままではいけないと思うのです…

稲垣栄洋 著 『はずれ者が進化を作る』を読みながら人生について考えた

どーも、ShinShaです。 2022年最初の記事です。 本年もよろしくお願い致します。 昨年末、本屋さんをぶらぶら。 ある本のポップが目に止まりました。 「私たち、頑張らなかったから生き残りました」 2021年中学入試『国語』出題率No.1作品 なに...頑張らなか…

カーネル・サンダースの物語 65歳から世界的企業を創った伝説の人

どーもShinShaです。 今回はケンタッキー・フライドチキンの創業者カーネル・サンダースの物語です。 65歳で事業と全財産を失い、そこから世界的企業を創業。 こんな人が世の中にいるのですね。 カーネルは奇跡の人です。 当ブログの長い読者様は、僕がカー…

腰痛に効くヨガストレッチ

どーも、ShinShaです。 僕は椎間板ヘルニアによる腰痛もち。 2か月前に症状が悪化し、時々、歩くのが難しいほど痛みを感じるようになりました。 医者に行こうと思った時、崎田ミナさんのヨガストレッチ本を思い出しました。 以前、このストレッチで、あっと…

小山薫堂『考えないヒント』稀代のクリエーターの発想の原点を書いた本

どーも、ShinShaです。 今回は小山薫堂さんの本のご紹介です。 「料理の鉄人」「おくりびと」「くまモン」 数々のヒットを生み出したクリエイターの発想の秘密を知りたいと思いました。 その秘密は「考えない」こと 「ひらめき」は、いくら机に座って考えて…

伊集院静『ひとりを楽しむ 大人の流儀10』(2) 本書にはこんなに面白いエピソードも

どーも、ShinShaです。 今回は伊集院静『ひとりを楽しむ 大人の流儀10』から、素晴らしいエピソードをご紹介。 伊集院先生の政治家を見破る眼力に感服。 「リモコン」「ゴキブリの恩返し」には、久しぶりに声を立てて笑ったなぁ。 大事な人が生還してくれて…

大人の科学(6)PCRとは何か

どーも、ShinShaです。 新型コロナの流行で、最近では毎日「PCR」という言葉を聞きます。 「PCR」って何だか知っていますか? 「PCR」はDNAをコピーする技術なのです。 その原理は極めてシンプル。 生物の体内でDNAをコピーする仕組みを利用したものなんです…

大人の科学(5)ヒトとウィルスのただならぬ関係

どーも ShinShaです。 大人の科学5回目の記事はヒトとウィルスの関係がテーマです。 ウィルスは元々生物の遺伝子の一部が外に出たもの。 進化のためには、なくてはならない存在なのです。 ヒトとウィルスのただならぬ関係。 ヒトゲノム30億個のうち40%はウィ…

伊集院静『ひとりを楽しむ 大人の流儀10』伊集院さんがお元気で良かった!

伊集院静『ひとりを楽しむ 大人の流儀10』の紹介です。2020年のくも膜下出血からの再起作。「どこまで馬鹿なんだ君たちは。」あいかわらずの伊集院節にひと安心。祝復活記念で、祇園の恐いエピソード、先生のギャンブル好きについても書いてしまいました💦

大人の科学(2) DNAとは何か? DNA発見の感動の物語

どーも、ShinShaです。 大人の科学シリーズ第2回目はDNAがテーマ。 DNAはデオキシリボ核酸の略称、生物の設計図です。 今回はDNAとDNA発見の感動の物語をご紹介です。 このへんの情報は新型コロナの感染拡大で必須の知識となりましたね。 DNAの仕組みを知る…

大人の科学(1) 「コペルニクス的転回」について調べてみたら感動の物語があった

どうも、ShinShaです。 今回は、「コペ転」「コペルニクス的転回」について、科学史を調べてみました。 この言葉を言い出したのが、哲学者カントだなんて知りませんでした。 コペルニクスは一世一代の大作を手に取る前に息を引き取った。 調べてみると、知ら…

「フタバサウルス・スズキイ」 日本初の首長竜化石発見の物語 

どーも、ShinShaです。 今回は、実際にあった夢のような物語についてご紹介します。 男の子は子供の頃、だいたい化石とか考古学に夢中になるものです。 かくいう私もそういう少年でした。 アマチュアが日本で最初の首長竜化石を発見。 それが新種生物で、学…

竹村俊助著『書くのがしんどい』(3) 書くことの習慣化、そしてどんなブログを目指すか

どーもShiShaです。 竹村俊助著『書くのがしんどい』から3回目の記事です。 今回は「どうしたら書くことを続けられか」というテーマです。 僕はいまだに毎日書くことがしんどいです。 だから3回も記事を書くことになったわけです 書くことの習慣づけと書く目…

みうらじゅん編『清張地獄八景』(2) どう考えても「魔性の女」には勝てる気がしない💦

どーも、ShinShaです。 今回は本書『清張地獄八景』に登場する「魔性の女」について記事を書きました。 これまで「魔性の女」って人に出会ったことがないので、興味があるのです。 この本を読んでいて、怖いなと思ったのは「日陰に咲く魔性の女」タイプ。 派…

竹村俊助著『書くのがしんどい』(2) おもしろい文章を書くためのヒント

どーもShiShaです。 今回は、竹村俊助著『書くのがしんどい』から2回目の記事です。 前回記事の「面白い文章は中身が面白い」「文章は基本読まれない」という内容に目が覚めました。 アクセスが伸びないのは、書く技術に問題があると考えていました。 本書を…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その16) トヨタマ姫の出産〜ワカミケヌ命の誕生

どーも、ShinShaです。 『古事記を読もう』第16回はトヨタマ姫の出産から初代天皇となるワカミケヌ命の誕生までの物語。 今回で古事記上巻の物語は終わり、当ブログの連載記事も終了です。 今回の記事ではトヨタマ姫の出産をめぐる物語が興味深いですね。 ど…

すべてのブロガー、ライターの悩みが消える! 竹村俊助著『書くのがしんどい』

最近、ブログが停滞ぎみ。 書くのがしんどくなっています。 早速、読んでみました。 どう書いたらよいかなんて、悩むことはなかった。 おもしろい文章は、中身がおもしろい。 目からウロコが落ちました。 書くのに悩むより、読まれるネタを探そう! 著者プロ…

連載記事『日本最古の歴史小説 古事記を読もう』(その15) 山幸彦・海幸彦、そしてワタツミの物語

どーも、ShinShaです。 『古事記を読もう』第15回は、ニニギの子供、ホヲリとホデリの争いの物語です。 そしてニニギの子孫は、今度は海神(ワタツミカミ)と血縁を結びます。 こうしてニニギの子孫は山神、海神と混血を繰り返し、地上での力を強めていきま…