どーも、ShinShaです。
今回は、J-POP、矢野顕子のアルバム紹介です。
1984年のアルバム『オーエス オーエス』を紹介します。
矢野顕子、他にも好きなアルバムはありますが、このアルバムはあの名曲が入っています。
そう、「ラーメン食べたい」!
教科書にのったなんて知らなかったです。
矢野顕子さんの情報
略歴(wikipediaの情報をベースに簡略化)
1955年、東京生まれ。
医師である父の開業に伴い、3歳で青森に転居。中学まで青森市で過ごす。
中学生のころから父親に連れられてジャズ喫茶に通う。独学でジャズを弾くようになる。
1971年 - 軽音楽部に憧れて単身上京し青山学院高等部に入学。
ジャズをやるため軽音楽部に入部したものの、部ではロックばかりだったので落胆する。
この軽音楽部の先輩の紹介でレストランのピアノ演奏の仕事を始める。
帰宅が深夜になるため高校を中退。心配した父親が知人である安部譲二の家に居候させる。
ピアノ弾きとして売れっ子になり、安部と当時の妻であった遠藤瓔子が経営するジャズクラブ「青山ロブロイ」にも出演する。
業界人の間で評判になり、筒美京平らに声をかけられる。
1973年 - ファーストアルバム発売を前提に、細野晴臣、林立夫らキャラメル・ママ(のちティン・パン・アレー)の主要メンバーと共にスタジオ録音を行う。
1974年 - バンド「ザリバ」名義で、トリオレコードよりシングル『或る日』をリリース。
筒美京平が作曲、矢野誠がアレンジを担当。デビュー当時18歳。しかし、バンドはすぐに解散となる。
長男の妊娠を機に矢野誠と結婚。当時19歳。
1976年 - デビューアルバム『JAPANESE GIRL』を発表。
1977年 YMOのサポートメンバーになる。YMO海外ツアーライブにも結構出てます。
1992年 坂本龍一と結婚。そして、坂本龍一と14年に亘る別居の末、2006年協議離婚。
坂本美雨は、娘さんですね。
矢野顕子って、こういう経歴だったんですね。今日まで知りませんでした。もともとが、ジャズからスタートしたんだ。レストランのピアノ演奏で才能が認められたのですね。素晴らしい。
僕は、矢野顕子が『JAPANESE GIRL』でデビューした時のことは、わりと明確に覚えています。
彼女は、独特の感性をもった人ですね。
最初のアルバムでは、ねぶたのリズムの上に歌った「ふなまち唄PARTⅡ」、彼女流にアレンジした「丘を超えて」なんかがとても印象的でした。
独特の感性が、素晴らしい美を生み出します。
例えば、アルバム『JAPANESE GIRL』の「ふなまち唄PARTⅡ」とか、『峠の我
わが家』の「ちいさい秋みつけた」とか。
とても美しい曲です。
今日は矢野顕子、1984年のアルバム『オーエス オーエス』を紹介します。
他にも好きなアルバムはありますが、このアルバムにはあの名曲が入っているのです。
『オーエス オーエス』
収録曲
01.おもちゃのチャチャチャ
02.HI,HI,HI
03.きょうのわたくし
04.HIGHLAND
05.SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR
06.ラーメンたべたい
07.素顔
08.終りの季節
09.GREENFIELDS
10.ASSEMBLY
このアルバムは、矢野顕子7枚目のアルバム。共同プロデュースに坂本龍一が参加。
また、解散したYMOの細野晴臣、高橋幸宏らも参加。
このメンバーが関わっていますから、当然、とてもクオリティが高いアルバムになっています。
恒例によって、曲の感想を書きますね。
Apple Music Link
おもちゃのチャチャチャ
しばらく前に、亡くなってしまった、野坂昭如氏の詞は素晴らしいですね。
「そらにきらきらおほしさま みんなすやすやねむるころ おもちゃははこをとびだして おどるおもちゃのちゃちゃちゃ(略)なまりのへいたいトテチテタ らっぱならしてこんばんわ フランスにんぎょう すてきでしょう はなのドレスでちゃちゃちゃ」
曲の頭から、矢野ワールドのスタート。
彼女独特のアレンジで、有名な唱歌が、楽しい曲に変わりました。
坂本龍一のシンセサイザーがモダンでかっこいいですね。
矢野顕子は、自由に、奔放に、スキャットも交えて歌っています。
楽しい気分になってきます。
全体の曲調を支配しているのは坂本龍一のアレンジですね。
まさに、おもちゃ箱のように、いろんな音楽のアイディアが詰まっている名曲です。
実に楽しい。
SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR
ハーパース・ビザールの曲のカバー曲。
僕は原曲、知りません。
しかし、楽しくて良い曲ですね。
矢野顕子の弾きがたりに、リズムセクションとブラスが入っています。
矢野顕子は曲を崩さず、スレートに歌っています。
少し、ジャズティストのすばらしいボーカルです。
ラーメン食べたい
実はこの曲が入っているので、このアルバムを選んだんですね。
6分の大作です。
僕は、発売当時、リアルタイムにこの曲聴いているから36年間大好きな名曲。
矢野顕子は、最近でも、ジャズピアニスト 上原ひろみとこの曲を演奏して、アルバムまで出していますが、正直いってあまり好きではない。
おすすめは何と言っても、このアルバムに入っている曲。
このアルバムしかない。
その理由は、このアルバムの『ラーメン食べたい』の坂本龍一編曲が最高だからです。
これは、まるでYMOのアレンジです。
中盤のコロコロした音、ストリング風、様々な音のシンセサイザーが、多層的に積み重ねられています。
そして、ダイナミックで変化に富んだ曲に仕上げられています。
すごいアレンジですね。
やはり世界のSakamoto。
最後のコーラスは坂本龍一、鈴木慶一、ピーターバラカンなんですね。
なぜ、ピーターバラカンなのかは分かりませんが。
wikipediaには、この曲の歌詞が、1994年の高校の国語の教科書に採用された、と書いてあります。どうして、こんな単純な歌詞、載せたのだろう。私には理解不能ですが、きっと、編集者がこの曲好きだったんですね(笑)。
ラーメンたべたい ひとりでたべたい 熱いのたべたい
ラーメンたべたい うまいのたべたい 今すぐたべたい
ちゃーしゅーはいらない なるともいらない ぜいたくいわない けど けど ねぎはいれてね にんにくもいれて 山盛り入れて
あとがき
今日は、矢野顕子『オーエス オーエス』をご紹介しました。
当時、私は、とある企業に勤務していました。
会社の女の子に、熱くこの曲の良さを語っていたことを思い出しました。
ああ、36年も経ったんだ。。。
いつも、書いていますけど、音楽には素晴らしい力がありますね。
記憶は、かなり音楽とリンクしています。潜在意識が揺り動かされれます。
今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
さて、明日は何書きますか、ケ・セラ・セラ。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha