時の化石

ブログ「時の化石」は、アート、ミュージック、ライフハックなどを中心に数々の楽しい話題を提供します。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

中島みゆき 『ライブ リクエスト -歌旅・縁会・一会- 』 今さらながら、中島みゆきは神である

どーも、ShinShaです。

今日は、中島みゆき『ライブ リクエスト -歌旅・縁会・一会-』の記事です。
このアルバムは、『糸』、『時代』、『世情』などの名曲が入った最新のライブ音源!です。
これは、日本人なら、聴かなければなりませんね。

じつは、毎日読んでいるブログの中に「ファイト♪ー」と書いてあったので、中島みゆきさんのことが頭から離れなくなってしまったのです。
名曲『ファイト』、思い出しただけで涙が出てきそうです。
しかし、中島みゆきというアーティストは、ものすごい存在ですね。

プロフィール

中島みゆきさんのプロフィールは下のとおりです。

めぐり合わせなんでしょうね。
ヤマハ世界歌謡祭でグランプリを取った時から、彼女の音楽を聴いています。
しかし、「世界歌謡祭」って、すごいネーミング(笑)。
この時の歌謡祭、御巣鷹山の飛行機事故で亡くなった坂本九さんが司会していたんですよね。

彼女は、ぽっと出の流行歌手じゃなかった。
デビュー以来、40年以上にわたって、日本人を感動させる曲を提供し続けている国民的歌手である。
なんだか、中国みたいな表現になってきたな(汗)。
しかし、ほかに、どんな表現のしかたがあるというのだ。

Profile:中島みゆき

75年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。
同年、世界歌謡祭「時代」でグランプリを受賞。
76年アルバム「私の声が聞こえますか」をリリース。
現在までにオリジナル・アルバム42作品をリリース。
アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩集・エッセイなどの執筆と幅広く活動。
日本において、70年代、80年代、90年代、2000年代と4つの世代(decade)でシングルチャート1位に輝いた女性アーティストは中島みゆき、ただ一人である。

引用:オフィシャルサイト https://www.miyuki.jp/s/y10/?ima=0000

f:id:tokinokaseki:20201022124845j:plain

"中島みゆき「一会」" by jun560 is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

中島みゆきは神である

本当にそう思うのです。
地上の星』が、NHKプロジェクトX〜挑戦者たち〜』(2003〜2005年)の主題歌になったこともあるけれど、六十歳過ぎたジジイが、涙を流して、彼女の歌を合唱するのですよ。

今思うと、『プロジェクトX』とは、ピークを過ぎて落ちていく日本をなつかしみ讃えるプログラムだった。
だから、あれほど多くの人たちが感動した。 見ている時は、あれは日本の再起をうながす番組だと思っていたんですが。

地上の星』は、やはり歌詞がすごいのです。
彼女は、詞の中でそういった時代背景を的確にとらえています。
「崖の上のジュピター、水底のシリウス」なんと美しい表現だろう。

崖の上のジュピター、水底のシリウス

みんなどこへ消えた

見守られることもなく

2002年の紅白歌合戦で黒四ダムのギャラリー(専門用語が多すぎる(汗)。。。解説すると 黒部川第四発電所の、ダムの内部にある管理者しか入れないトンネル)から歌った『地上の星』を観て、多くのエンジニアは神を見たような気持ちになったのです。

中島みゆきさんのライブに一度だけ、行ったことがあります。
残念ながら席は後ろの方でしたが、すばらしいライブでした。
ベテランのシャンソンシンガーのような、熟練したすばらしい歌声と、彼女が作ってきた名曲の数々。
彼女はステージの神でした。時々、間に入る落差の大きいトークを除いては(笑)。

ずいぶん昔、『わかれうた』を作家の井上ひさし氏が激賞していました。 彼女の歌詞は、大作家までもを感動させた。
その後も彼女は数年に1回、とんでもない名曲を書いて全ての世代の日本人を感動させてきました。
中島みゆきは神である。女性だから女神と書くべきか。

『ファイト』『糸』『時代』『世情』『空と君のあいだに』『地上の星』『銀の竜の背に乗って』『悪女』。。。

中島みゆき 『ライブ リクエスト -歌旅・縁会・一会-』

\01. もう桟橋に灯りは点らない 02. ピアニシモ 03. 糸 04. 時代 05. 愛だけを残せ 06. ララバイSINGER~アザミ嬢のララバイ 07. あした 08. 唇をかみしめて 09. 世情 10. 風の笛 11. 夜行  12. ジョークにしないか

f:id:tokinokaseki:20201022125000j:plain
中島みゆき 『ライブ リクエスト -歌旅・縁会・一会-』

『もう桟橋に灯りは点らない』

アルバム最初の曲。
この曲はあまり聴いたことはなかったけど、すばらしいですね。
調べてみると、けっこう古いアルバム(1994年「LOVE OR NOTHING 」)に収録されています。
この曲のファンが多くいるのですね。

とてもいいい曲です。淡い青春時代を歌った切ない歌詞です。メロディもすばらしい。

何もない二人は 与えあえるものも無く
何もない二人は 夢の話だけをした
もう、あの桟橋に 灯りは点らない
ただ鉄条網が 寒く光るだけ
誰も覚えていない あの桟橋は
きれいなビルになるらしい

『糸』

この曲は、歌詞がすごいんだけど、売れはじめたのは曲をリリースしてからなんと10年以上経ってからだった。

ミスチルの桜井さんがカバーしたり、ファンの口コミで、曲の素晴らしさが伝わっていった。

美しいメロディの曲ですね。
バックのストリングスに溶けていきそうです。
しかし、この歌詞は震えるほど、すごいなぁ。

縦の糸はあなた、横の糸はわたし。

織りなす布は、いつか誰かの

傷をかばうかもしれない。

『時代』

この曲は、もう懐かしいという以外ないですね。
スケールの大きい美しい曲です。
時代がまわる中で、人は喜びと悲しみ、いろいろなことに出会う。
今日は、果てしのない冷たい雨が降っていても、また歩き出そう。
女神は、時代と運命循環を説き私たちを優しく励ましてくれるのです。

まわる、まわる時代はまわる。

別れと出会いを繰り返し

今日は倒れた旅人たちも

生まれ変わって歩き出すよ。

『唇をかみしめて』

この曲は、吉田拓郎の名曲です。
武田鉄矢さん主演の映画、『刑事物語』の主題歌として使われていました。
「ええかげんな やつじゃけん ほっといてくれんさい」。広島弁の歌詞がいいですね。

彼女は、吉田拓郎のファンなんですね。
1995年に『永遠の嘘をついてくれ』という曲を、拓郎にプレゼントしています。
これもとても良い曲です。
少し意味深な歌詞だと思うのですが。

みゆきさんは、ライブで『唇をかみしめて』をずっと歌ってきました。
このアルバムにも入っています。
これは、がんで苦しんでいた吉田拓郎を励ますためだったと言われています。
いい話です。

『世情』

TBS TVドラマ『金八先生』の世代にハマる人には、たまらない名曲のようです。
金八先生』は、ほとんど観てませんが、この曲は名曲だと思います。世の中の本質を鋭く突いています。

この曲を聴きながら書いています。
最後のリフレインの盛りあがりは、圧倒的に素晴らしいですね。
彼女は、シャーマンにも、ジャンヌ・ダルクにも思えてくる。

シュプレヒコールの波、通り過ぎていく

変わらない夢を 流れに求めて

時の流れを止めて 変わらない夢を

見たがるものたちと戦うため

『ジョークにしないか』

このアルバムをしめくくる歌。 頭のいい、彼女らしい選曲ですね。
ステージでは、いろいろな歌が歌われた。
愛の歌も、悲しい歌も、戦いの歌も、別れの歌も。
それを、さらりと払っていく。また、明日会えるように。
うん、素晴らしい。

愛について語ることは 私たちは苦手だから

明日また会えるように ジョークにしないか

きりのない願いは ジョークにしてしまおう

このアルバムのトレーラーがありましたので、リンクを貼りますね。
ぜひ、聴いてみてください。

www.youtube.com

あとがき

このアルバムは2年前に出たのですが、しばらくの間、聴いていませんでした。
この二日間、繰り返し聴きました。
久しぶりに、訪れる中島みゆきの世界はすばらしかった。
新しい曲から、スタンダードとなった名曲まで、このアルバム、激しくおすすめです。

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
記事を書いていたら、吉田拓郎について書きたくなってきました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

ブログ村、60代部門にエントリーしました。 お手数ですが、一番下のバナー⇩⇩⇩ をプチッとクリックして頂くと大変嬉しいです 🙇‍♂️