時の化石

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『ザ・ビートルズ 1』 No.1ヒットを集めたベスト オブ ベスト

どーも、ShinShaです。

ザ・ビートルズ 1』は、
彼らのすべてのNo.1ヒットを
集めたスーパーベストアルバム。

オリジナルアルバムに入っていない 大ヒット曲も入ってます。

ザ・ビートルズは歴史に残るロックバンドですが、
レコードを出したのはわずか9年間なのです。

このアルバム1枚で
彼らの歴史をたどることができるのです。

映画『ザ・ビートルズ-EIGHT-DAYS-WEEK-』

ビートルズの活動期間は1960年から1970年。
(レコードデビューは1962年)
還暦過ぎの、僕でも ビートルズをリアルタイムに聞いていません。

ビートルズについて知るには、
ロン・ハワード監督作品、
映画『ザ・ビートルズ-EIGHT-DAYS-WEEK-』
がオススメです。

ロン・ハワードは、映画『バックドラフト
アポロ13』『ビューティフル・マインド
シンデレラマン』『ダ・ヴィンチ・コード
シリーズの監督。僕の大好きな監督です。

この映画、素晴らしい作品です。
この映画を観て、
僕はビートルズに何が起きたのかを、
初めて正確に知ることができました。

この映画、
ビートルズリバプールの下積み時代から、
イギリス、アメリカのトップチャートに
上り詰めた絶頂期まで、
そして様々な事情でコンサートが開催できなくなり、
レコーディングアーティストへ
移行していくまでが見事に描かれています。

今、アメリカは
BLACK LIVES MATTER で揺れています。
ビートルズは、
なんと1964年のフロリダ公演前に
有色人種を隔離しようとする主催者に
「受け入れがたいね。バカげている」
と発言し、人種隔離を撤回させたのです。

しかし、それ以降、
彼らは様々な政治的なトラブルに
巻き込まれていくことになるのです。

この映画では、ビートルズを取り巻く
社会の変化についても、丁寧に描かれています。

しかし、何と言っても、
一本のマイクを皆んなで囲んで、
「 I Wonna Hold Your Hand~」
と、頭を振って歌うビートルズは非常に可愛い。

これを見るだけでも
『EIGHT DAYS A WEEK』の価値があります。

アルバム『ザ・ビートルズ1

さて、本題のアルバムの話題です、

ザ・ビートルズ1』(ザ・ビートルズ・ワン)は、
ビートルズ 解散の30年後の2000年に発売された、
ビートルズのシングルヒットを
集めたベストアルバム。

全28曲が含まれています。

計算すると、ビートルズ は3.9ヶ月に1曲、
9年間にわたって
No.1ヒットを生み出していたんですね。

本当にすごいロックグループだったのです。

Wikipediaによると、
「このアルバムはビートルズの楽曲の中から、
イギリスのミュージック・ウィーク誌と
アメリカのビルボード誌の両方、
もしくはどちらかの国で1位になった
曲を収録したベストアルバム。

日本のオリコン総合チャートでは
「シングルでの1位獲得曲はない。」とのこと。

僕は、基本的にはベストアルバムを
お勧めしませんが、このアルバムは別です。

理由はビートルズのオリジナルアルバムに
入っていない名曲が
含まれているということです。
もう一つは、
最新のリミックスで
音質も向上しているため。

このアルバムの28曲で、
わずか9年間でアイドルグループから
永遠の歴史に残るロックグループへ変貌していった
彼らの足跡をたどることができます。

全部通して聴くと感無量ですね。

さて、いつものように、
何曲か感想やら解説やらを書くことにします。

Apple Music リンク


抱きしめたい - I Want to Hold Your Hand

この曲は、まさしく
レノンーマッカートニーの楽曲です。

Wikipwediaには、二人が向き合って、
この曲を含めてたくさんの曲を
生み出した様子が書かれています。

バンドが売れ出していく幸せの時代の曲ですね。

レノンは1980年の
PLAYBOY誌のインタビューで
11で正面から向き合って、
僕たちは一緒にたくさんの曲を書いた。

「抱きしめたい」もそう。
この曲のコードは僕らがジェーン・アッシャー
家にいたときに思いついたもので、
ふたりで地下の倉庫でピアノを鳴らしながら
"Oh you got that something..."って歌ってたら
ポールがコードを叩いたんだ。

それで僕はポールに
「今のをもう一度弾いて!」と言った。

あの頃の僕らはそんな感じで
曲を作っていた」と語っている

今聞いてもこの曲はカッコ良いですね。
典型的なロックンロールだけど、
ビートルズサウンドだ。

ポールとジョンのツインボーカルは素晴らしい。
ギターのサウンドもリズムも作り込まれています。

中学生の頃ビートルズを聴きはじめた僕が、
一番かっこいいと思ったのがこの曲でした。

TVで失神するお姉さん達の姿を見て、
何故あんな風に
なるんだろうと不思議に思っていました。

大人になっても、その謎は解けません(笑)。

歌詞はお子ちゃまですね。
レコーディングが1963年だから、
イギリスでもこんなもんなのかなあ?

何でこの歌詞で失神しちゃうのか。
ますます、謎は深ったまま(笑)。

Oh yeah, I’ll tell you something
I think you’ll understand
When I’ll say that something
I want to hold your hand

Oh yeah、君に話したことがあるんだ
君は分かってくれると思う
僕が君に何かを話す時には
君の手を握りたいんだ

I want to hold your hand
I want to hold your hand

君の手を握りたい
君の手を握りたいんだ

ヘルプ! - Help!

この曲を作った当時、
彼らはマスコミやファンに一日中追い回され、
精神的にかなり追い詰めれらていた。

そして、できた曲が『ヘルプ!』。
当時のジョンとメンバーの偽らざる気持ちだった。

この曲はジョン・レノン のすばらしい楽曲です。
ボーカルもジョンが担当。
’ Help!‘ ボーカルから、いきなり曲はスタート。
アップビートのリズムにのって、
ジョンがのびびと歌います。

コーラスも素晴らしい。
ギターのリフもカッコいいですね。

なんとか鑑定団の
テーマ・ミュージックになっているので、
若い人達もわりと知ってるかな。

歌詞はこんな感じですね。

Help me if you can, I’m feeling down
And I do appreciate you being ‘round
Help me get my feet back on the ground
Won’t you please, please help me?

どうか助けて 僕は参っているんだ
君がそばにいてくれて、本当に感謝している
僕が元に戻るまで どうか、どうか僕を助けて 

愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ) - All You Need Is Love

この曲は『イマジン』と並ぶ、
ジョンレノンの名曲です。

イントロを聴いただけで、
涙が出そうになる時があります。
本当にジョンらしい素晴らしい曲です。

この曲を最初に聞いた時、
なんて大げさなイントロと思ったのですが、
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」なんですね。

ジョンのアィデアでイントロが決まった
といわれていますが、
フランス国家を皮肉っているんですね。

曲の歌詞をご紹介します。

訳には少し悩みました。
二重否定の文が続いてかなりひねくれてますね。
どこかで、ジョンが笑っているのが見えるようです。

あらためて、この歌詞の意味について考えると
深い知恵を感じて、すごく感動します。

ジョンは
「できなかったことはできなくて良いんだ。
歌えなかった歌は歌わなくても良いんだ。」
と言っているんです。

きっと、ここには
東洋的な思想が反映されていますね。

つづいて
「今こそ愛が必要だ。愛がすべてだ」
と彼は歌っている。

できなかったことも、
歌えなかった歌も、守れなかったものも、
愛があればすべてが変わっていくんだ。

ジョンらしい
感動的なメッセージが書かれた曲です。
愛、愛こそががすべてだと。

There’s nothing you can do that can’t be done
Nothing you can sing that can’t be sung
Nothing you can say, but you can learn how to play the game

It’s easy

できなかったことは、もうできない。
歌えなった歌は歌えないんだ。
いうことがなくなっても、
ゲームのやり方は学べるだろう。

簡単だ。


All you need is love, all you need is love
All you need is love, love, love is all you need
All you need is love
All you need is love, love, love is all you need

必要なのは愛だ。必要なのは愛だ。
必要なのは愛だ。愛、愛こそが全て。
必要なのは愛だ。

必要なのは愛だ。愛、愛こそが全て。

ゲット・バック - Get Back

1969年に発売されたシングル盤の曲。
ポールのすばらしい楽曲です。

メンバーの音楽性の相違などの
様々な問題で
解散の危機を迎えていたビートルズのメンバーに、
ポールが、
「もう一度原点に戻ってやり直そう」
と呼びかけてスタートした
ゲット・バック・セッションの中で作られた曲です。

歌詞は元の場所にもどろう
"Get back to where you once belonged"
というシンプルな内容です。

2021年8月に公開される
ザ・ビートルズ:Get Back」 先行特別映像に、
この曲のレコーディング風景が映されています。

すごい熱量で
この曲が作られていたことが分かります。
作りこみは半端ではない。

ポールとダンスするジョン、
ふざけるジョージとリンゴ。
仲良く集まって曲のレコーディングをしていました。
映像を見てたら胸が一杯になってしまった。

すばらしい映像です。

www.youtube.com

ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - The Long and Winding Road

アルバムの最後は
『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 』
で終わっています。

彼らの最後を飾る相応しい曲ですね。
ポール・マッカートニーの名曲です。

この曲はポールのピアノ弾きがたりに
オーケースラが被せられている。

ポールのリリカルなボーカルが良いですね。

ストリングスのメロディが、悲しいほど美しい。

『Let It Be...Naked』に
別バージョンが入っていますが、
音楽としての魅力が数段落ちるように感じます。

やはりフィル・スペクター
アレンジはすばらしいですね。

ポールはこの曲について
「あの頃の僕は疲れきっていた。
どうしてもたどり着けないドア、
達し難いものを歌った悲しい曲だよね。
終点に行き着くことのない道について歌ったんだ」
と語っています。

僕は悲しい恋の歌と
思っていましたが、どうやら違うようだ。

歌詞はビートルズの解散に重なっているのでしょう。
ポールもずいぶん辛い思いをしたのですね。

ビートルズの最後を飾る永遠の名曲です。

 

The long and winding road that leads to your door
Will never disappear
I’ve seen that road before it always leads me here
Leads me to your door

君のドアへ続く長く曲がりくねった道は
いつまでも消えがない
ここまで来ることができたように

道は君のドアまで導いてくれる

The wild and windy night that the rain washed away
Has left a pool of tears crying for the day
Why leave me standing here, let me know the way

激しく風の吹いた夜は、激しい雨が降り
一日中泣いた涙のプールを残していった。

どうして僕はここに取り残されているの? 
どうか道を教えておくれ。

Many times I’ve been alone and many times I’ve cried
Anyway you’ll never know the many ways I’ve tried

何回も一人になって、何回も泣いた
でも僕が何回も努力を重ねたことは、君には分かるまい


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あとがき

2020年にはジョンレンの生誕80年の記念に
映画『イマジン』が公開されました。

また、2021年にはディズニーから
映画「ザ・ビートルズ:Get Back」
が公開される予定です。

50年経っても彼らが
あの頃のまま生きているような錯覚を覚えます。

それほどビートルズは今も愛され、
世界に影響を与え続けています。

今回の結論。1家に1枚、
このアルバムを備えるべきである(笑)。
買ってね。

今日もこのブログを訪問いただき、
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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