時の化石

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玉置浩二『群像の星』 ひたすら心に染みるカバーソングたち

どーもShinShaです。
今回は久しぶりにJPOP作品のご紹介です。
このアルバム、玉置浩二が歌うカバーソング集なのです。
越路吹雪やしきたかじん村下孝蔵、尾崎 豊・・・
彼が選曲したのは、亡くなった歌手たちの代表曲でした。

玉置さんは、同時代の歌手たちへのレクイエムとして、このアルバムを作ったのでしょう。
仕事の合間に聴いていたら、もうダメでした。
このアルバム、心にひたすら染みてくる。

玉置浩二『群像の星』2014年

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『群像の星』

\1. みんな夢の中(浜口庫之助
\2. 愛の讃歌越路吹雪
\3. 圭子の夢は夜ひらく (藤 圭子 )
\4. やっぱ好きやねん (やしきたかじん
\5. I LOVE YOU (尾崎豊
\6. 月のあかり (桑名正博 )
\7. 初恋 (村下孝蔵
\8. 時代おくれ (河島英五
\9. あの素晴しい愛をもう一度 (加藤和彦
\10. 上を向いて歩こう坂本九
\11. 男はつらいよ (渥美 清)
\12. みんな夢の中 〜リプライズ

アルバムの紹介文を下に引用しますね。

歌は星である。
空に輝き続ける。
そしてまた歌は石ころのように街に転がり、人の心の中にも小さな花のように咲き続ける。
玉置浩二がいま、彼の心に宿る数々の群像の星たちを歌い綴る。
同じ時代を共有してきたアーティストの名曲を歌うことによって、孤高の位置に存在し続ける玉置浩二は歌に対する敬意と愛情を表明したのである。
選んだ歌に対する想いをいずれ彼は静かに語るだろう。
すべての曲に彼の想いがある。
それらはアルバムの中に書き綴られるだろう。
引用:amazon https://amzn.to/3jD3tDi

玉置浩二さん、歌が抜群にうまいですね。
井上陽水が、自分の作品でデュエットしたのは、玉置浩二奥田民生の二人しかいません。
あの陽水が認めたアーティスト。

玉置さんが歌う、同時代の歌手たちが遺した曲。
コンセプトがすばらしいアルバムです。
彼の歌、一曲一曲に感情がこもっています。
ていねいに、愛おしむように歌っている。
感動的な作品です。

「圭子の夢は夜ひらく」「男はつらいよ」、このアルバムを聴くまで、こんなにすばらしい歌だと思わなかったです。
彼の歌唱の力ですね。

さて、いつものように解説やら感想を書きます、

Apple Music リンク

愛の讃歌

愛の讃歌」はシャンソンの代表曲。日本では越路吹雪が歌っていました。
原曲は、フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの歌。作詞はピアフ、作曲はマルグリット・モノー

この歌の歌詞、すばらしいけどこんな曰くがあったのですね、
すごくオトナの歌なのだ。

本作の歌詞はピアフの恋の相手であったプロボクサー、マルセル・セルダンが1949年10月28日に飛行機事故で亡くなったのを悼んで作られたと言われてきたが、セルダンの生前に書かれたものであることが判明している。
相思相愛で誰もが知る仲ではあったが、妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つために書いたものだと考えられている。
引用:wikipedia

歌詞の一部を引用します。
訳詞は岩谷時子さんによるものです。
これが別れの歌とは・・・
男はこういう詞は書けませんね。
すごみがあります。

固く抱(いだ)きあい
燃える指に髪を からませながら
いとしみながら
くちづけを交わすの
愛こそ 燃える火よ
私を燃やす火
心とかす 恋よ   私を燃やす火
心とかす 恋よ......

このアルバムの「愛の讃歌」、さすが玉置浩二ですね。   最高の歌です。
鳥肌が立つほどすばらしい。

この作品のベストチューンですね。

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edith piaf 引用:amazon https://amzn.to/3tKuTeY

時代おくれ

河島英五さんは40代で亡くなっているんですね。
彼の「酒と泪と男と女」、よくカラオケで歌ったものです。
すばらしい歌手、ソングライターでした。

河島さんの、『時代おくれ』もとても有名な曲でした。
歌詞の一部を引用します。
作詞は阿久悠さんなんですね。
知らなかった。

これはすばらしい歌詞ですね。
阿久さんはこんな歌詞も書いていたんだ。

一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら微笑んで
十八番を一つ歌うだけ
妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きはほろ酔いで
酒場の隅に置いて行く
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい

切々と歌う玉置さんの歌が、胸にしみてきます。
すばらしくて言葉がなくなってしまう。
ため息がひとつ。
僕もこういう男になりたい、そう思うのです。

あの素晴らしい愛をもう一度

この歌は本当に懐かしいですね。
きっと、一番有名なフォークソングです。
第一次フォークブームのヒット曲。
教科書にも載ったような記憶があります。
中学生の頃、フォークギター弾いて歌っていました。

歌詞は北山修ですね。

広い荒野に ぽつんといるよで
涙が知らずに あふれてくるのさ
あの時 風が流れても 変わらないと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度

このアルバムのアレンジは素晴らしいです。
ていねいに抑えて歌う玉木さんのボーカル。
女性コラースとのハーモニーがとても美しい。
女性コーラスは奥さんですね。
YouTube見て分かりました。

歌を聴いていると、ずっと遠くのことを思い出します。
涙が出そうになるくらい美しい。

やっぱり、この曲がベストチューンかな。

男はつらいよ

映画「男はつらいよ」シリーズはすばらしいですね。
その主題歌、渥美清さんが歌っていた曲です。

このアルバムを聴くまで、こんなにすばらしい歌だと知らなかった。
歌詞の一部を引用します。
星野哲郎さんの詞、ジーンときます。

ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは蓮(はちす)の 花と咲く
意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄さんは
目方で男が 売れるなら
こんな苦労も こんな苦労も かけまいに かけまいに

このアルバムのトレーラーがYouTubeにありましたので下にリンクを貼ります。

www.youtube.com

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群像の星 (通常盤)

群像の星 (通常盤)

  • アーティスト:玉置浩二
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: CD

あとがき

昨日はミュージックの記事を書いたから、今日は何にしよう。
朝からネタを考えていました。

仕事の合間に、MacItunesの迷宮をのぞいて、このアルバムを聴いてみた。
あまりの感動に記事に書くことにしました。
何人かの人に、この作品のすばらしさが届いたら嬉しいです。

今日はかなり昭和の匂いのする記事になってしまいました。

今日もこのブログを訪問いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

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