時の化石

ブログ「時の化石」は、アート、ミュージック、ライフハックなどを中心に数々の楽しい話題を提供します。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

ビリージョエル 『ビリー・ザ・ベスト』 名曲「ピアノマン」「ニューヨークの想い」「素顔のままで」... なつかしい日々がよみがえる 

どーも、ShinShaです。
今日はビリージョエルのベストアルバムの記事です。
このアルバムは名曲が多すぎて何から聴こうか迷ってしまいます。

ピアノマン」「ニューヨークの想い」「素顔のままで」...
メロディもボーカルもいいけど歌詞がいいんです。
ビリーの人生、熱い想いがつまっている。

昔の名曲を聴くたび、ビリーにまた曲を書いてもらいたいと思うのです。

ビリージョエル 『Greatest Hits, Volume I & Volume II』

このアルバム、『ビリー・ザ・ベスト』の英語タイトルは'Greatest Hits, Volume I & Volume II'。
初期の2つのベストアルバムを集めたものです。

年代的には1973年〜1983年の作品を集めたアルバム。
どのアーティストもデビュー当時の作品は素晴らしいものが多いですね。
どの曲もメロデイもボーカルも歌詞も素晴らしい。

昨夜飲みながら、いくつか曲の歌詞を訳していたんですが、感動しましたね。
ビリーの人生、人柄がにじんでくるんです。

ピアノバーで演奏して暮らしていた日々の歌
荒れ果てた故郷ニューヨークへの想い
ベトナム戦争従軍時の戦闘の日々の歌

もし時間があったら、歌詞の訳をちょっと読んでもらえると嬉しいです。
かなり酔っ払って訳したんだけど、それはそれで良いと思うのです💦

apple music link

ピアノマン Piano Man

この曲、いい曲ですね。
歌詞を読んでいると心が温かくなってきます。
ピアノバーで演奏して、暮らす日々の中でビリーが書いた曲です。

音楽って、こういう日常の中にあるものですね。
酒を飲みながら耳を傾け、心をいやし、時には歌う。

下のYouTubeムービーを見ていると本当にそう思います。

It's nine o'clock on a Saturday
The regular crowd shuffles in
There's an old man sitting next to me
Makin' love to his tonic and gin

土曜日の9時になると
馴染みの連中が集まりだす
僕の隣にはいつもの爺さんが座っている
いつだってジントニックを手放さない

He says, "Son, can you play me a melody?
I'm not really sure how it goes
But it's sad and it's sweet and I knew it complete
When I wore a younger man's clothes"

彼はこう言うんだ
「坊主、あの曲を弾いてくれるかい?
 どんな曲だかはっきり覚えていないが
 悲しくて甘酸っぱい曲だ
 流行りの服を着てた頃には、完璧に知ってたんだけどな」

La la la, di da da
La la, di da da da dum

Sing us a song, you're the piano man
Sing us a song tonight
Well, we're all in the mood for a melody
And you've got us feelin' alright

歌ってくれよ ピアノマン
今夜は俺たちのために歌ってくれ
そう、みんな何か聴きたい気分なんだよ
あんたがいい気分をくれるんだよ

www.youtube.com

f:id:tokinokaseki:20210516131547j:plain
Piano Bar in Austin
"Piano Bar in Austin" by pthread1981 is licensed under CC BY 2.0
スポンサーリンク


ニューヨークの想い New York State of Mind

1970年代ニューヨークは不況と最悪の治安でどん底の時代でした。
市の財政はボロボロ、大停電が起きたり暴動も多発して100万人もの人口が流出。
今からは想像できないですね。

そんな時代の中、ビリーが故郷ニューヨークに戻って作った曲。
それがこの曲なんですね。
ニューヨークへの想いがつまっています。

多くのミュージシャン、ニューヨーク市民に愛されている名曲なんですね。
ビリーらしい素晴らしい曲です。

Some folks like to get away
Take a holiday from the neighborhood
Hop a flight
to Miami Beach or to Hollywood

But I'm takin' a Greyhound
on the Hudson River line
I'm in a New York state of mind

休暇をとってニューヨークから逃げだす人もいる
飛行機に飛び乗ってマイアミビーチ、ハリウッドへ

でも僕はグレイハウンド(バス)に乗って
ハドソン・リヴァー・ラインを走っている
僕は大好きなニューヨークにいるんだ

I've seen all the movie stars
In their fancy cars and their limousines
Been high in the Rockys
under the evergreens

I know what I'm needin'
And I don't want to waste more time
I'm in a New York state of mind

沢山の映画スターを見てきたよ
派手な車やリムジンに乗っていた
緑で囲まれたロッキーに行ったこともある

でも自分が求めていることが分かったんだ
これ以上、時間を無駄にしたくない
僕は大好きなニューヨークにいるんだ

www.youtube.com

ストレンジャー The Stranger

この曲は、アレンジが最高ですね。
イントロは美しいピアノソロで始まります。
口笛の演奏が続き、エレキギターがスパーク。
そしてビリーのボーカルが入ってくる。
引き締まったボーカルがすばらしい。

都会の深い哀愁と孤独感から、いきなり転調してロックビートが吹き込まれる。
これがニューヨークそのもののイメージなんだろうな。

初めてこの曲を聴いた時はかなりの衝撃を受けました。
日本では、SONYのCMからビリージョエルは大スターになりました。
この後のCM曲『オネスティ』も大ヒットしました。

ビリーのアルバムをカセットテープに録音して、繰り返し聞いてましたね。
この曲はその後も何度もCMに使われています。
とにかくカッコいいんですね。
今聞いてもすばらしい曲ですね。

素顔のままで Just The Way You Are

この曲はいろんなアーティストにカバーされている名曲です。

サックスの演奏は、ジャズミュージシャンのフィル・ウッズ
胸が熱くなるような素晴らしいプレイです。
後半のサックスソロをぜひ聴いてください。

調べたらキーボードはリチャード・ティなんですね。
どおりでご機嫌な訳です。
リチャード・ティは渡辺貞夫さんとも何回も共演しているミュージシャンです。

アルバム『ニューヨーク52番街』の『Zanzibar』では、フレディ・ハバートがめちゃくちゃカッコいいトランペットを吹いています。
超一流のジャズミュージシャンを起用して、音楽を作っているビリーが大好きでした。

この曲には思い出があります。
若い頃、シンガポールで仕事していた時、カラオケでチャイニーズのおじさんが歌っているのが、すごくカッコよかったんですね。
それからしばらく後に僕の十八番になりました💦

歌詞を少し引用します。
「ありままの君が素敵だよ」
シンプルで良いい歌詞ですね。

Don’t go changing, to try and please me
You never let me down before
Don’t imagine you’re too familiar
And I don’t see you anymore

僕を楽しまそうとして変わらなくてもいいんだ
君に失望したことなんか一度もない
慣れすぎたなんて考えなくてもいいよ
君と別れることなんてありえない

I wouldn’t leave you in times of trouble
We never could have come this far
I took the good times, I’ll take the bad times
I’ll take you just the way you are

どんなトラブルが起きても君を離さないよ
僕らは、まだまだ遠くに歩いていくんだ
いい時もつらい時も  ありのままの君が素敵なんだ

f:id:tokinokaseki:20210516131921j:plain
just the way you are

"It's just the way you look" by cerosunos is licensed under CC BY-SA 2.0

グッドナイト・サイゴン Goodnight Saigon

初めてこの曲を聴いた時はショックを受けました。
イントロの虫の声、ヘリコプターの音、サビの熱すぎるコーラス。

この曲はベトナム戦争の歌です。
ベトナムに従軍した日々をリアルに歌った。
戦闘の恐怖、結束、強い連帯感。

彼はアメリカの同世代の人々の心を隠さずに歌ったんですね。 あらためて、彼はすごいミュージシャンだと思いました。

サビの想いのあふれたコーラスやシャウトに心を揺さぶられます。
「俺たちはみんな一緒にくたばるんだ」
強烈な体験と連帯感。
これこそアメリカなのかもしれません。
感動の名曲です。

Remember Charlie
Remember Baker
They left their childhood on every acre
And who was wrong? And who was right?
It didn't matter in the thick of the fight

チャーリーを覚えてる?
イカーを覚えてるかい?
皆んな、少年時代を故郷においてきたんだ
「誰が悪くて? 誰が正義か?」
そんなこと、戦闘のど真ん中では
もうどうでも良かったんだ

We held the day in the palm of our hands
They ruled the night, and the night
Seemed to last as long as six weeks
On Parris Island
We held the coastline
They held the highlands

俺たちは昼間を支配し
奴らは夜を支配した
夜は本当に長く続いた
パリス島の6週間のように
俺たちは海岸線を押さえ
奴らは高地を押さえた

And they were sharp
as sharp as knives
They heard the hum of our motors
They counted the rotors
And waited for us to arrive

奴らはまるでナイフのように鋭く
ヘリのモーター音を聞き
ローターの回転を数えて
俺たちを待ち伏せしていたんだ

And we would all go down together
We said we'd all go down together
Yes we would all go down together

俺たちはみんな一緒にくたばるのさ
みんな一緒にくたばると言ってたんだ
そうさ 俺たちはみんな一緒にくたばるんだ


このムービーは素晴らしいです。
従軍中のビリーも写っています。
www.youtube.com

f:id:tokinokaseki:20210516132108j:plain
Vietnam War 1966
"Vietnam War 1966 - Soldiers pray with the army chaplain on the front-line" by manhhai is licensed under CC BY 2.0

アフィリエイトリンク

Apple Music おすすめです!

Apple Musicでは、ビリージョエルのアルバムをサブスクで聴くことができます。
DVD品質のムービーも各種もそろっています。
しかも3ヶ月無料トライアル付き。
この機会に、ぜひお試しください。

● 利用料金  一般 月額980円 / 学生 月額480円 /ファミリー 月額480円(最大6人)
Appple Music の無料トライアル期間は3ヶ月間。
トライアル期間中解約をすれば、一銭も費用はかかりません。

● 支払い方法
クレジットカード/キャリア決済(電話料金と一緒に支払い)/Itunes ギフトカード/Apple Pay

● 無料トライアル
下のアイコンクリックしてくださいね。

Listen on Apple Music

amazon商品リンク

ビリー・ザ・ベスト

ビリー・ザ・ベスト

あとがき

ブログを書くようになって、なつかしいアルバムを聴くようになりました。
ビリージョエル 、本当に素晴らしいアーティストですね。

ちなみにこのアルバムには「オネスティー」は入っていません。
残念ながら、あの曲は日本だけのヒットですから。
本当に、どの曲から聴いたら良いか迷う最高のアルバムです。

今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

ShinSha

ブログ村、ライフスタイル部門にエントリーしました。
お手数ですが、下のバナーをプチッとクリックして頂くと大変嬉しいです 🙇‍♂️