どーも、ShinShaです。
今回は1967年リリースのビートルズ作品の記事です。
本作は「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」など名曲が含まれています。
ビートルズは1966年に来日し、この年にライブ活動中止。
人気がありすぎて、トラブルに巻き込まれ、ライブを開くことができなくなった。
本作はビートルズがスタジオミュージシャンに変貌した転機となる作品です。
良い楽曲もいっぱい入っていますね。
『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』1967年
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』（Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band）は、イギリスで1967年6月1日に発売されたビートルズの8作目のオリジナル・アルバム。
1967年のグラミー賞では最優秀アルバム賞ほか4部門を獲得した。
引用：wikipedia
アルバムジェケットは面白いデザインですね。
架空のバンド、サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドに扮した4人のメンバー。
彼らの周りには様々な人物の写真がコラージュしてある。
知っている人を挙げると、ボブ・ディラン 、マリリン・モンロー、エドガー・アラン・ポー、H・G・ウェルズ、オスカー・ワイルド・・・
ジャケットはイギリスのポップアーティストのピーター・ブレイクと妻のジャン・ハワースのデザイン。
1968年にグラミー賞（Best Album Cover部門）を受賞しています。
本作品制作前1年間のビートルズに起きたことを簡単に紹介します。
1966年6月にビートルズは来日、武道館で初めてのロックコンサートを行う。
神聖な武道館でロックのライブ開催するという理由で右翼の反対運動が起こり、日本ではホテルにカンヅメ。
7月、フィリピンに向いマニラの巨大スタジアムでコンサートを行う。
フィリピンでは、あのイメルダ・マルコスのパーティー欠席が原因で暴動が起き、ライブの収益全額をフィリピン政府に支払う条件で、見ぐるみ剥がれて国外へ脱出。
フィリピン恐るべし。
８月、アメリカで巨大スタジアムツアーを開催。
音響が悪く暴動寸前の混乱、爆破予告などトラブルが重なる。
サンフランシスコのキャンドルスティック・パーク公演では、安全のため囚人護送車でスタジアムの中を移動。
囚人護送車の中で、ジョンは「もうこんなことは終わりにしよう。沢山だ！」と語り、他のメンバーも同意。
以降、ビートルズはライブ活動を終了した。
人気がありすぎて、会場は大混乱、様々な政治的なトラブルにも巻き込まれた。
ライブ活動終了後、4人は集まることなく3ヶ月間別々に過ごしました。
本作はこの後作られた、いわば、ビートルズ再出発の作品。
これ以降、彼らはスタジオミュージシャンへと変貌します。
思索的になり、髭をはやし、哲学者か学者のような風貌に変わっていきます。
リアルビートルズが生まれたのです。
「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)
さんざんなトラブルで、ライブができなくなったビートルズには、別のバンド名前が必要だった。
出直したかった気分もあったのでしょう。
1966年11月、ケニアからの帰りの飛行機で、ポール・マッカートニーは「架空のバンドのショー」というコンセプトを思いつき、曲を書いたのです。
それがアルバムのタイトルにもなりました。
引き締まったロックンロールと、ちょっとユーモラスなメロディが繰り返される複雑な曲の作りです。
ポールらしい素晴らしい楽曲ですね。
ボーカルも素晴らしいですね。
ふと思ったんですが、ピンクレディの「ペッパー警部」ってこの曲のオマージュかもしれませんね。
It was twenty years ago today
Sgt. Pepper taught the band to play
They’ve been going in and out of style
But they’re guaranteed to raise a smile
So may I introduce to you
The act you’ve known for all these years
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
20年前の今日、ペッパー軍曹に演奏を教わった
このバンドは流行ったり売れなかったりしましたが
笑顔をよぶことは請け合いです
それでは紹介いたします
皆様には何年もお馴染みのこのバンド
ペッパー軍曹のロンリーハーツクラブバンド
We’re Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
We hope you will enjoy the show
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
Sit back and let the evening go
Sgt. Pepper’s Lonely, Sgt. Pepper’s Lonely
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
ぼくらはペッパー軍曹のロンリーハーツクラブバンド
どうぞショーをお楽しみ下さい
ペッパー軍曹のロンリーハーツクラブバンド
くつろいで今宵をお過ごしください
ペッパー軍曹のロンリーハーツクラブバンド
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」(Lucy In The Sky With Diamonds)
ジョンが書いた大好きな曲です。
とても幻想的な歌詞です。
歌詞はレノンの息子・ジュリアンが保育園で描いた絵にインスパイアされたものです。
ジョンがこの時期に書いた『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』も同じように幻想的な詞なんですね。
曲タイトルの頭文字が「LSD」。
ドラッグの影響を疑う声もありましたが、ジョンは否定をしていたようです。
ちなみにビートルズ の４人にドラッグを教えたのは、ボブ・ディラン💦
ディランの『ブロンドオンブロンド』にもかなり影響を感じます。
名曲「ローランドの悲しい目の乙女」は、美しい幻想的な歌詞です。
イメーでは理解できても、意味が分からないところが多数ある。
Picture yourself in a boat on a river
With tangerine trees and marmalade skies
Somebody calls you, you answer quite slowly
A girl with kaleidoscope eyes
川に浮かぶボートにいる自分を 思い描いてみて
ミカンの木々に、マーマレードの空
誰かが君を呼んで、とてもゆっくり答えるんだ
万華鏡の瞳をした女の子
Cellophane flowers of yellow and green
Towering over your head
Look for the girl with the sun in her eyes
And she’s gone
黄色と緑色のセロファンの花が
君の頭上にかかっている
瞳の中に太陽を映した女の子を探しても もういない
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamonds
Lucy in the sky with diamondsお空のルーシーはダイヤモンドをもっている
お空のルーシーはダイヤモンドをもっている
お空のルーシーはダイヤモンドをもっているんだよ
「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」(A Day In The Life)
あるyoutubeムービでは、この曲がビートルズ楽曲の人気1位になっていました。
レノンーマッカートニー の美しいメロディの曲です。
ジョンは、新聞デイリーメールを読んで曲を書き始めた。
彼が気になったのは、ギネスビールの遺産を相続したタラ・ブラウンの死亡記事と、ランカシャーの道路に空いた4,000の穴を舗装し直す記事だった。
歌詞の一部を紹介しますね。
シュールで権力をあざ笑う内容です。
曲の前半、終盤はジョンの作曲で中盤の転調部分はポールの作曲。
まさにレノンーマッカトニーによる名曲です。
美しいメロディーの曲です。
この曲の録音にはミック・ジャガー、キース・リチャーズ、オーケストラも参加。
オーケストラの演奏する不協和音が印象的です。
I read the news today, oh boy
About a lucky man who made the grade
And though the news was rather sad
Well I just had to laugh
今日、新聞であるニュースを読んだんだ
成功をつかんだ、幸運な男の記事
ちょっと悲しいニュースだったけど
僕は吹き出してしまったよ
I saw the photograph
He blew his mind out in a car
He didn’t notice that the red lights had changed
その写真を見たらね
彼は（クスリで）運転中に意識が飛んじまって
赤信号が変わっても気づかなかったのさ
A crowd of people stood and stared
They’d seen his face before
Nobody was really sure
If he was from the House of Lords
野次馬が大勢集まってきてじろじろ眺めたが
顔に見覚えはあったけど、
彼が上院議員だって 確信をもてる奴はいなかったよ
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あとがき
ビートルズ のアルバムはこれまでも何回も記事に書きました。
チェックすると２−３作品まだ書いていないアルバムがありました。
こんな重要作品を忘れているなんて💦
このところ、本ブログもようやく検索流入が増加しつつあります。
ビートルズ関連記事もそろそろリライトが必要な時期かもしれません。
しかしイケハヤ氏いわく、200記事やそこらでは、ブログの成長はない💦
苦しくとも、まだまだ新作を書かなければならないです。
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha
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