どーも、ShinShaです。
今回は大好きな画家 高野野十郎をご紹介します。
出会いは2016年春、目黒美術館でした。
圧倒的な描写と独特のエモーション。
一瞬で彼の作品のファンになりました。
こんな画家が日本にいたのか!
いま福岡県立バーチャル美術館で高島野十郎の作品を無料で鑑賞できます。
アート好きの皆様、ぜひぜひ、アクセスを!
https://virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp
高野野十郎のプロフィール
高野野十郎のプロフィールです。
東京大学農学部を主席卒業し、将来を嘱望されていましたが画家の道を選ぶ。
独学で自らの表現を追求し、画壇に属することもなく世間に評価されることもなく、生涯ただ絵を描き続けた。
ほかの何物にもとらわれず、ただ独自の写実画を探究し続けた。
彼の人生は、彼の作品そのものなのです。
すべてものの美しさを愛し、そこにある素晴らしい存在を認めて描き続けた。
彼の絵を観ると、そういった精神性に取り込まれていくのです。
明治23年(1890)、現在の福岡県久留米市の酒造業を営む資産家の家に生まれる。
本名は高嶋彌壽。東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業するも、周囲の期待に反して画家の道へと進む。
終生画壇と交わることなく、独学で絵を学び、一貫して独自の写実表現を追求した。
晩年は千葉県柏市の郊外に自ら設計した質素なアトリエを建て、電気、ガス、水道のない環境で“晴耕雨描”の生活を送る。
昭和50年(1975)死去。享年85歳。
引用:https://www.hmv.co.jp/artist高島野十郎200000000312548/biography/
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彼が他界して5年後、転機が訪れます。
彼の作品を観た新人学芸員が感銘を受けて、展覧会を開催。
この展覧会が評判となり、NHK放映で脚光を浴びることになりました。
1980年福岡県立美術館で、同県出身の有名画家に混じり無名の野十郎の作品1点「すいれんの池」が日本ゴム株式会社の出品によって展示された。
当時新人学芸員の西本匡伸はこの絵に強烈な印象を覚え、散逸した作品76点を集めて回り、1986年秋同館にて「高島野十郎展」を開催、注目を集めた。
その後NHK「日曜美術館」で放映され、全国的に知られるようになり、晩年を過ごした柏市(2003年)のほか、三鷹市(2006年)などでも展覧会が開かれ、同年テレビ東京、2008年(平成20年)には再度NHKでも取り上げられて俄然脚光を浴びるに至った。
引用:wikipedia
僕はTVで観た山田五郎さんのアート番組で、目黒美術館の展覧会を知りました。
初めて目にした野十郎の作品に心を奪われました。
作品に驚嘆すべき美しさ、柔らかいオーラを感じました。
彼の作品が大好きになりました。
高島野十郎の作品
残念ですが、著作権の関係がありますので、少しだけ彼の作品をご紹介します。
彼の作品は、凄まじい描写力で描かれた写実的な作品が多いです。
静物画の描写力は、カラヴァッジョの作品とも共通する部分もあります。
しかし作品のもつ精神性はカラヴァッジョの作品とは大きく異なります。
絵の背後に何か大らかな優しいオーラを感じるのです。
表現がなかなか難しいですが、彼は対象の存在を愛おしみ、その美を徹底的に描こうとしたのです。
彼のどの作品にも通底する独特のエモーションがあります。
福岡県立バーチャル美術館へ行こう
いま、福岡県立バーチャル美術館では、所蔵する代表的な野十郎作品を高解像度の画像で公開しています。
もちろん無料で鑑賞することができますよ。
このバーチャル美術館、すばらしい出来です。
福岡県、やるなぁ!
東京の美術館は、完全においていかれている。
virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp
バーチャル美術館にYouTubeムービーがありましたのでリンクを貼ります。
感動的な素晴らしいムービーです。
『髙島野十郎と歩んだ40年の軌跡』
福岡県立美術館が髙島野十郎と歩んだ40年の歴史をお伝えする動画です。
生前は無名だった野十郎の絵画がどのように広がっていったのか、彼の絵とその生き方の魅力に迫りつつお届けします。
福岡県立バーチャル美術館、本当にすばらしいです。
何よりも、大好きな野十郎の絵を、こんなにも詳しく見ることができます。
僕には涙が出るほどうれしいです。
そして、もっと多くの人に野十郎の絵を評価してもらいたい。
amazon リンク
高島野十郎の画集です。
少し値段が張りますが、この中の数枚の作品を観ただけで、十分な価値を感じてもらえると思います。
高島野十郎の作品はなかなか目にすることはできません。
手元に置いておきたい作品集です。
あとがき
久しぶりに彼の画集を開いてみました。
彼の描いた静物画、風景画に心を奪われます。
雪の風景、蝋燭、月夜。
じっくり鑑賞しているといつの間にか涙が。
静かで穏やかな優しいオーラを感じるのです。
あらゆるものは、あるがままで美しく、ただそこにあるだけで素晴らしい価値がある。
彼は絵の対象を愛し、その美しさを徹底的に描いた。
時代にあらがって、オールドファッションの美を追求した野十郎の作品は、近い将来、世界で評価される日が来ると確信します。
彼の作品は圧倒的に美しい。
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha
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