どーも、ShinShaです。
もうすぐ東京の和田誠展が終わってしまう。
おまけに来週はずっと出張💦
あわててオペラシティを訪問しました。
平日の午前中なのに会場は大盛況。
本当にたくさんの和田ファンいるんだなぁ。
ちょっと胸が熱くなりました。
1ヶ月ぶりに、この作品展を観ましたが、あらためて和田誠さんの偉大さを感じました。
そして、どの作品もユーモアとセンスにあふれて、まさに和田さんの世界なんだなぁ。
今回の記事は 展示されている膨大な数の作品の中から、僕のお気に入りをご紹介します。
和田誠展は12月19日まで、急げ!
和田誠さんについて
和田誠さんのプロフィールをご紹介します。
イラストレーター、作家、映画監督。
幅広い才能をもったアーティストでした。
和田さんは1970年代から日本の文化を作ってきたアーティストです。
奥様は料理愛好家、シャンソン歌手の平野レミさん。
残念なことに和田さんは2019年10月に他界された。
和田 誠
1936年生まれ。
グラフィックデザイナー、イラストレーター。
59年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。
68年からフリー。
77年より「週刊文春」の表紙を担当して現在に至る。
74年、講談社出版文化賞ブックデザイン部門受賞。
84年、映画「麻雀放浪記」を初監督。
現在まで4本の監督作品がある。
89年ブルーリボン賞、94年菊池寛賞、97年毎日デザイン賞、15年日本漫画家協会賞特別賞ほか、受賞多数。
出版した書籍は200冊を超える。
引用:和田誠オフィシャルサイト https://wadamakoto.jp
和田誠展に展示してあったプロフィールのプレートです。
ユーモアにあふれた楽しい自画像ですね。
このイラストを見ただけで、和田さんがどんなアーティストなのか分かります。
和田誠展開催概要と巡回展
あらためて今回の作品展の概要です。
18時30分まで入場できるのですね。
どの時間帯が空いているのか...
展覧会名 和田誠展
会期 2021年10月9日[土]―12月19日[日]
会場 東京オペラシティ アートギャラリー
〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間 11:00–19:00(入場は18:30まで)
休館日 月曜日
webを調べると、下記の巡回展情報が記載されていました。
熊本、新潟、北九州、愛知に巡回する予定です。
北海道の人、関西の人は残念です。
巡回展スケジュール
2022 春 熊本市現代美術館
2022 夏 新潟(調整中)
2022 冬 北九州市立美術館 分館
2023 秋 愛知
東京オペラシティ 和田誠展(3)
和田誠展の様子(21/12/07)
平日の午前中なのにすごい入場待ち💦
あらためて和田さんの人気を実感しました。
並んでいる人のうち、女性が6割を超えていますよ。
なんだか嬉しいなぁ。
しかし今回は、本当に写真撮るのが大変だったぞ💦
さらにおすすめの作品をご紹介!
和田さんが大学時代書いたジャズアルバムのデザイン6枚。
マイルスディビス、MJQ、タルファロー。
このクールでブルーな雰囲気がたまらない。
次の作品は昔あった『写楽』という写真雑誌のイラスト。
北風がびゅうびゅう、お日様はカメラをもっている。
あっ、おネエさんのブラが...💦
週刊文春の表紙の壁。
たたずむ人、見上げる人、写真を撮る人。
みんなイラストの壁に圧倒されています。
膨大な週刊文春の表紙デザイン作品の中でも、このデザインが大好きです。
『時を超える鳥』
ロマンチックでユーモアも感じる素晴らしい作品ですね。
エアメイルをくわえて、満天の星空を飛ぶ鳥。
三日月と流れ星。
メイルの宛先が気になるなぁ。
鳥は時を超えてどんな便りを運ぶのだろう。
あなたにも僕にも便りを運んでくれる。
きっと幸せの便りを運ぶ鳥なんだ。
和田さんが監督をした映画「麻雀放浪記」のシナリオ本、日記。
トルフィーは報知映画賞のもの。
展示してあったシナリオ、絵コンテの拡大写真です。
これは貴重な資料ですね。
いやぁ、懐かしい。
もう1回『麻雀放浪記』を観たいな。
ポスター作品
ポスターは時代を表す鏡。
新製品、イベント、アート展、コンサート情報などを告知する。
その最前線で、長い間、和田さんのデザインが採用されてきました。
次の作品は映画ポスター展のためのポスター。
ちょっとまぎらわしい(笑)
和田さんは自らもメガホンを取るほど映画を愛していました。
フランケンシュタインがすごいインパクトだ。
僕の記憶の中ではつかこうへいさんの演劇、小説は深く和田さんと結びついています。
このポスター演劇は風間杜夫主演、1977年新宿紀伊國屋ホールで上演されました。
当時の入場料は1000円。
つかさんの演劇を一度この目で見たかった。
Webで情報を調べると、つかさんと和田さんを結びつけたのは、紀伊國屋ホールだったようだ。
大好きなジャズのテナーサックス・プレイヤー、スタンゲッツのライブポスター。
ヴァイブはゲイリー・バートン。
これはたまないですね。
このライブにも行きたかったなぁ。
中山千夏と長谷川きよし。
これも懐かしいなぁ。
10年ほど前に、長谷川きよしさんのライブに行ったことがありますが、ヴォーカルもギターも素晴らしかった。
落語家柳家小さん師匠の寄席のポスター。
このイラスト、笑ってしまいます。
だって、小さん師匠にそっくりすぎる。
柔くてあったかくて味があるデザインですね。
詩人谷川俊太郎の絵本の展示会ポスター。
谷川さんと和田さん、二人で数々の絵本作品を残しています。
今でも、たくさん出版されています。
ミュージアムショップで、孫のために何冊か購入しました。
そして、前回もちらっと登場したこのポスターが大好きです。
「ポトラッチ」ってすごい商品名ですね。
アメリカ先住民の儀式の名前らしい💦
ミステリアスでファンタジーのあるデザインが良い。
石鹸のパッケージデザインも素晴らしいですね。
その他の作品
和田さんは本の装丁・デザインを数多く手掛けていますが、自らも絵本・エッセイ・作品集・対談集・句集など、たくさんの本を書いています。
著作は200冊。
本当に多才な人だった。
彼の著作の写真をご紹介します。 村上春樹さんと書いたジャズの本。 映画のイラスト集。
三谷幸喜さんとの対談集。
そういえば三谷さんの本も、和田さんのデザインが多いなぁ。
キョンキョン主演映画のメイキング本。
次の2枚の写真は和田さんが家族のために作ったデザインです。
平野レミさんのアルバム、CDのデザイン。
レミさん、お美しい...
メガネのデザインも楽しい。
ニットのデザイン。
北風のセーター、カモメの水兵さんのベスト。
北風のセータは素晴らしいなぁ。
おすすめの本です
和田誠さんの本をご紹介。
彼の本はアマゾンでもたくさん販売されています。
どの本も素晴らしいですよ。
あとがき
和田さんは多摩美在籍時代から頭角をあらわし、以降ずっと最前線で活躍した。
文学、アート、演劇、音楽、映画、出版など、あらゆる文化と関わって膨大な作品を残してきた。
まさに、アートの、日本文化の巨人だったのだ。
和田誠展の会場には数えきれないほど、圧倒されるほど、多くの作品が展示されています。
この作品展の中で、自分が特別に好きな作品を探すというのも楽しみの一つかもしれません。
ミュージアムショップでは、絵はがきなど記念品とともに、なかなか入手が難しい彼の関わった本も多数販売されています。
ショップで和田さんの著作、楽しい絵本、作品集を購入するのも良いかもしれません。
和田誠展、開催は12月19日まで、
東京近郊の方はぜひ!
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha