どうもShinShaです。
原宿のバンクシー展に行ってきました。
バンクシーの作品を観るのはこれが初めて。
バンクシーの魅力はメッセージ性が強い作品とパフォーマンス。
この二つがバンクシーの人気を作りだしています。
人気のある『風船と少女』も良いですが、毒のある作品が楽しい。
今回はバンクシー独特の皮肉とユーモアにあふれた作品を楽しんできました。
『ラフ ナウ』『パンツ』『猿の雷管』『バーコード』
楽しい作品がたくさんありました。
バンクシーについて
バンクシーとは?
バンクシーは正体不明のアーティスト。
wikipediaの引用です。
バンクシー(Banksy, 生年月日未公表)は、英国を拠点とする素性不明のアーティスト(路上芸術家)、政治活動家、映画監督。
彼の政治および社会批評の作品は、世界各地のストリート、壁、および都市の橋梁に残されている。
バンクシーの作品は、アーティストとミュージシャンのコラボレーションを伴う、ブリストルのアンダーグラウンド・シーンから生まれた。
引用:wikipedia
親しい友人だけが彼の本名を知っている。
英国ブリストル出身の人物である、バンクシーは7人だという説もある。
彼のポートレート写真はたいてい下のようにオチャラケだ。
web検索して、バンクシーのドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』の予告編を見つけました。
ムービーからバンクシーについて多くを知ることができます。
バンクシーのアートについて
現代アートの中では、バンクシーの作品はメッセージ性があり分かりやすい。
彼は素晴らしいパフォーマンス能力をもち、ロックスターのようでもある。
なんせマルセル・デュシャン以降は、便器でもなんでもがアートになってしまったから、現代アートは複雑でカルトで理解しづらい。
バンクシーは現代のアーティストの中でも、誰もが共感しやすい存在だ。
バンクシーのウェブページのurlはコマースのアドレスになっていますね。
下記のサイトでバンクシーの多くの作品が見られます。
バンクシーのアートはストリートのスプレーアートがベースだ。
英国、EU諸国、米国などのに数々の作品を残している。
そういえば、東京にも作品があったと百合子さんは喜んでた。
下の作品はコロナウィルスの感染の中で発表されました。
バンクシーらしい素晴らしい作品。
『ゲームチェンジャー』、作品タイトルも良いですね。
バンクシー展『天才か反逆者か』
バンクシー展
『バンクシ―展 天才か反逆者か』
期間 2021年12月12日(日)~2022年3月8日(火)10:00~20:00
会場 東京都渋谷区神宮前1丁目14−30 WITH HARAJUKU
詳細、予約は下記まで
https://banksyexhibition.jp
webをみるとこの展示会は2020年に横浜で開催されていたようですね。
現在は東京原宿駅前のビルで開催されています。
この作品展は5月からは札幌に巡回します。
原宿で開催中のバンクシー展の入り口です。
駅前にあるビルの3階が会場です。
スマートフォンの予約バーコード見せ、体温を測定して入場です。
展示作品から
ここからは展示作品をご紹介します。
これはバンクシーのアトリエのイメージなのかな。
ペンキ、スプレー、ステンシル、猿の女王の絵...
暗いな部屋に座り、フードを被ったアーティストは独りで着想を練る。
下のパネルはバンクシーのストリートアート作品の場所を示しています。
英国に多くが集中し、EU、米国の各地に。
中東はエルサレム、ベツレヘム...アフリカへも。
彼がいかに活動的なアーティストであるかよく分かる。
ここから気に入った作品をいくつか紹介します。
これはとても有名な作品。
『ラフ ナウ』
「今は笑え、しかしいつか俺たちの出番がくる」
「猿の雷管」💦
これはヤバイ...相当、顔が怒ってるし💦
誰を揶揄しているのでしょうか。
『ダイアナ妃の顔をした10ポンド札』
エリザベス女王の顔を亡きダイアナ妃と入れ替えた精巧な10ポンド偽札作品。
この作品は10万枚印刷され、2004年にノッティングヒルで行われたカーニバルでバラ撒かれた💦
何というパフォーマンスだ。
偽札には自分の名前"banksy"や”TRUST NO ONE”の書きこみが。
2019年に大英博物館に所蔵された💦
『パンツ』、面白い作品ですね。
子供のじつに真剣な姿勢と表情がいい。
シンプルにイギリス国家をコケにしている。
"I Fought the Law And I Won"
「俺は法律と闘い、そして勝った」
「世界を良くしようと考える奴ほど危険なものはない」
かつては「落書き」と警官に追われたが、今ではバンクシーのストリート作品を国が保存しようとする。
確かに素晴らしい勝利です。
彼は今でも相当に警官を憎んでいるようだ。
"Shop Until You Drop"
『落ちるまで買い続けろ』
「資本主義が壊れるまで、一つも世界を変えることができない。それまではショッピングに行って自分を慰めろ」
消費主義の世界に対する毒のある皮肉。
『バーコード』、これはとても良い作品ですね。
着想がすばらしい。
シマウマでも良かったかも。
「ナパーム」
ベトバム戦争でピューリッツァー賞を取った有名な報道写真のコラージュ。
素晴らしい作品ですね。
ナパーム弾の爆撃で逃げ出すベトナムの少女をミッキーマウスとマクドナルドが手を取り連れて行く。
真実を突いた強烈な米国批判。
『ヴィクトリア女王』
現在のエリザベス女王の高祖母(4代前の母)にあたる大英帝国時代を築いた女王です。
尻に敷いているのは誰💦
『猿の議会』
これも有名な作品ですね。
一匹一匹の猿がリトグラフで細密に描かれています。
バナナの葉や酒瓶を持つ奴、あくびする猿。
どこの国も議会なんてそんなレベル💦
『ロボに上書きされたネズミ』
"ROBBO"はイギリスのストリート・アーティスト、キング・ロボ(1969〜2014)のこと。
"I Love London Robbo"はバンクシーが書いたものではなく、キング・ロボが上書きしたもの。
2人の上書きバトルは、2009年から1年以上続き、テレビ局が取り上げるほど話題になった。
ストリートアートの縄張り争い💦
最後に作品展に関する感想を書きます。
基本的にアート作品を展示するには会場が狭すぎますね。
入り口も狭く、入場者対応する係員は1名。
大勢の客を受け入れる展示会場とは思えない。
さらに暗くてキャプションが全く見えない。
これでは作品を楽しめないでしょう。
高い入場料を取っているのだから、もう少し考えて欲しい。
ということなので、休日に行くのはあまりオススメできないかも。
バンクシーファンは空いている平日に、なんとか時間を作っていきましょう。
誰かがこういうことを書かなければ変わっていかないからね。
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あとがき
バンクシーの魅力は強いメッセージ性とパフォーマンスです。
偽札を大量にばら撒いたり、オークションで作品がシュレッダーにかかったり。
彼のパフォーマンスは世間の注目の的だ。
バンクシーの作品は親しみやすいが、独特の世界観がある。
いまでは世界中に彼の作品のコレクターがいます。
バンクシーはとても商売がうまいですね。
日本国内でも署名入りのシルクスクリーン作品が1,000万円以上で売買されており、相当稼いでいるはず。
NIKEやSONYからの提携を断ったのは、一気に消費されることを嫌ったのでしょう。
とてもクレバーな人だと思います。
今回の記事はバンクシー作品のメッセージを考えながら記事を書きました。
少々時間がかかりましたが、とても楽しい作業でした。
今回観た作品の中では『パンツ』が一番好きだったかな💦
今日も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
ShinSha