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新型コロナウィルス世界の感染状況 日本のオミクロン感染が心配だ 2021/12/27

どーも、ShinShaです。
約1ヶ月ぶりに新型コロナ関連記事を書きます。

英国、米国などで急速にオミクロン株が感染拡大。
日本国内でも東京、大阪など各地でオミクロン株感染の市中感染が発見された。
今後どうなっていくのか不安です。

今回の記事では最新の世界の新型コロナ関連ニュースをまとめました。
数分で世界の状況を知ることができます。

さらに、今回の記事では東京大学 児玉名誉教授の最新動画を紹介します。

児玉先生の話では日本でもすぐに感染者が増加する。
保健所中心の対応は限界オーバーとなるためコロナ対策の転換が必要。
オミクロン株はしぶとく、今後3〜4年感染が続く可能性があるという情報でした。

これからも新型コロナはさらに3−4年続く💦
想像しただけで気が遠くなる。

世界の感染状況

最近の新型コロナウイルス感染状況グラフです。

感染者数(人口あたり過去7日間の増加)は
英国>フランス>米国>ドイツ>スウェーデンの順。

英国、フランスはグラフがほぼ垂直💦になるほど感染者が急増。
これは明らかにオミクロン株による感染増加です。
すでにロンドンの感染者7割はオミクロン株によるものと報道されています。

英国では感染者急増で、公共交通機関の運転者や医療従事者の確保に支障が出ている。
米国も最近、感染者が急増してきています。

ドイツ、スウェーデンはピークを抜けた傾向ですが、今後はオミクロンの影響が心配です。
アジアでは韓国の感染者増加していましたがピークを抜けた。
オミクロン株の感染が発見された南アフリカでは、感染者が減少傾向になりました。

今後も欧州・米国を中心に新型コロナウィルス 感染は続くと予想されます。

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世界の新型コロナウィルス感染者数 2021/12/26 早野龍五さんTwitter https://twitter.com/hayano

死者者数(人口あたり過去7日間の増加)は
ロシア>米国>ドイツ>フランス>英国の順。

ロシア、アメリカの死者はデルタ株によるもの。
これらの国のデルタ株は急速に自壊した日本のデルタ株亜種AY.29とは異なっている。
二国とも死者数はピークを抜けた状態。

英国、フランスは感染車が急増するも死者は増加していない。
英国の死者は今年1月のピークの10%程度となっています。
欧米のデルタ株の亜種が、今後日本で流行する可能性もある。

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世界の新型コロナウィルス感染者数 2021/12/26 早野龍五さんTwitter https://twitter.com/hayano

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Covid-19 Brazil-Inside Campaign Hospital
Gustavo Basso, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

児玉龍彦×金子勝『全然違うデルタとオミクロン 対応の根本的転換を』

下に児玉達彦氏、金子勝氏の最新動画のリンクを載せました。
久しぶりに、東京大学名誉教授 児玉先生のお話を聞きました。

●全然違うデルタとオミクロン 対応の根本的転換を【児玉龍彦×金子勝 新型コロナと闘う その先の世界へ】20211225

www.youtube.com

動画の概要を以下に箇条書きにします。
今回の児玉先生の話は、日本でもオミクロン株の感染者急増は避けられないため、この対策に関する内容がメインでした。
動画の一部を画像でもご紹介しますね。

  • 日本で流行したデルタ株AY.29は自壊する性質をもっていた。現在、米国・ロシアで流行しているデルタ株亜種とは異なる。

  • 香港大学の研究によれば、オミクロンは気管支で増殖し、肺では増殖しにくい特徴をもつ。このため現時点では重症化しにくい。

  • オミクロン株は2020年3月から存在するしぶといウィルス。今後、感染が長期化する可能性がある。現在の変異株は変異箇所が多く、免疫が効きにくく感染力が大きい。

  • 今後はオミクロン株とデルタ株(欧米などの亜種)が流行する可能性がある。両者は治療がまったく異なるため、精密検査・精密診断・治療を行う必要がある。ウィルス株を判定するPCRは22年1月から利用可能となる。

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医療中心の体制構築を 引用:全然違うデルタとオミクロン 対応の根本的転換を【児玉龍彦×金子勝】20211225

  • 精密検査・診断を行わなければ、短時間に病床は埋まり、医療崩壊が起きかねない。

  • オミクロン株では感染者が急増するため、従来の保健所中心のしくみでは対応不可能。5月の大阪、8月の東京の入院もできず自宅で病死する惨事を繰り返してはいけない。

  • オミクロン株対応策としては日本の健康保険制度を活かした検査・診断・治療に移行すべき。早急にコロナ対策の転換を図るべき。

  • オミクロン株は風邪と症状が酷似するため、一般診療とコロナ診療を分けることは不能になる。コロナ診療を保険適用とし、全ての医療機関のリソースを動員して対応すべき。

    まだまだ、紹介したいことはたくさんありますが、詳細は動画をご覧ください。

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新型コロナウィルス 対応の大転換を 引用:全然違うデルタとオミクロン 対応の根本的転換を【児玉龍彦×金子勝】20211225

世界の新型コロナウィルス関連ニュース

それでは、最近1週間の新型コロナウィルス関連ニュースを見てみましょう。

オミクロン株が出た南アでは規制緩和へと移行。
これは良い知らせです。

米国ではオミクロン株の感染拡大で航空便を欠航。
大規模な集会への懸念を示した。

米国はファイザーの経口治療薬「パクスロビド」の緊急使用を承認。
自宅で服用可能なの飲み薬が米国で承認されたのは初めてのこと。
そうか、飲み薬は自宅で服用できるんですね。

続いて英国の情報です。
オミクロン株感染者はデルタ株に比べて入院リスクが低いが、感染力が強く多くの感染者が病院で治療を受けなければならない可能性があると発表。
当然、分母が大きくなれば医療逼迫となる。

現在の感染者は1日12万人💦
ものスゴイ数💦

フランスは米メルクの新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」の購入注文を取り消し。
ファイザー製の飲み薬を調達。
データでは効果に明らかな差がある。

ヨハネスブルク 24日 ロイター] - 南アフリカ政府は24日、新型コロナウイルスの陽性者と接触しても無症状の場合は隔離や検査は不要との新方針を発表した。
コロナを巡る状況を勘案し、封じ込めから緩和策への移行が妥当としている。

[23日 ロイター] - 米ユナイテッド航空デルタ航空は23日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株拡大が客室乗務員や従業員に影響を与える恐れがあるとし、24日に多数の便を欠航すると発表した。

[ロンドン 23日 ロイター] - 英保健安全保障庁(UKHSA)は23日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染者はデルタ株に比べて入院リスクが低いが、オミクロン株は感染力が強いため、多くの感染者が病院で治療を受けなければならない可能性があると発表した。

予備データの分析によると、オミクロン株の感染者はデルタ株の感染者に比べて病院に行く可能性が31─45%、入院する可能性が50─70%低いという。

[ロンドン 23日 ロイター] - 英国で23日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は11万9789人と前日の10万6122人から増加し、過去最多を更新した。オミクロン変異株による感染が広がっている。

[ワシントン 22日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は22日、新型コロナウイルスのワクチンを接種していれば休暇を家族と共に過ごしてもかまわないが、追加接種(ブースター接種)を受けていても大規模な集会への参加は安全でないと警告した。

米国では主流となったオミクロン型変異株により感染が増加しており、旅行や家族訪問、パーティーへの参加を再検討する動きが見られる。

[パリ/ミラノ 22日 ロイター] - フランスのベラン保健相は22日、米メルクとリッジバック・バイオセラピューティクスが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」の購入注文を取り消したと明らかにした。

代わりに米ファイザー製の飲み薬「パクスロビド」を来年1月末までに調達したいとしている。

[22日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は22日、米ファイザー新型コロナウイルス経口治療薬「パクスロビド」の緊急使用を承認したと発表した。
自宅で服用可能な新型コロナの飲み薬が米国で承認されたのは初めてで、急拡大するオミクロン株の新たな対策として期待されている。

[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ保健当局は22日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が向こう3週間以内に国内で主流になるとの見方を示し、同変異株に対応したワクチン8000万回分が来年4月もしくは5月に供給されるよう手配したと明らかにした。

ブリュッセル 22日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は22日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が2022年初めまで欧州で主流になると述べた。
また、同変異株の病原性の評価には3─4週間かかるとの見方を示した。

[21日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州医薬品庁(EMA)の当局者らは21日のメディア向けブリーフィングで、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を巡り、追加接種が感染予防効果の回復に一定程度貢献していることを示す初期段階のデータがあると明らかにした。
一方、既存ワクチンに手を加える必要があるとの証拠はまだないと説明した。

シドニー 21日 ロイター] - 女子テニスのナタリア・ビフリャンツェワ(24、ロシア)は、オーストラリア衛生当局がロシア製の新型コロナウイルスワクチンを承認していないため、来年1月に開幕する全豪オープンに出場できないと明かした。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

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Karlovy Vary hospital during the COVID-19 pandemic
Hasiči Karlovarského kraje HZS KVK, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons

米国ニューヨークでは感染者の73%がオミクロン株に。
ファイザー社も新型コロナの流行が2024年まで続くと予想💦

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、中国(シノファーム)、ロシア製の「スプートニクV」が、オミクロン変異株に対し効果が低い研究結果米国CDCはワクチンをファイザー 、モデルナの2社の製品使用を勧告。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンはまれに血栓ができるリスク。

英国の感染状況が厳しく、ジョンソン首相は規制緩和を示唆。
他方で閣僚の一部はクリスマス前の規制に反対、首席科学顧問は早期の規制を主張。
規制しなければ毎日3,000の病床を占有する予測💦

EUは米ノババックス新型コロナウイルスワクチンの18歳以上に対する使用を許可。
オランダは12月19日、他国に先駆けロックダウンに入った。

オミクロン変異株の感染拡大でアジアの原油先物価格が下落。
原油不足の情報は嘘、価格は投機で動いている。

[ニューヨーク 20日 ロイター] - ニューヨーク市など全米各地で新型コロナウイルスの感染が急拡大している。
疾病対策センターCDC)の20日の発表によると、12月18日までの1週間のデータでは、オミクロン株が米国内のコロナ感染者の73%を占めた。
[ロンドン 20日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は20日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大抑制に向け、あらゆる措置の導入を検討していると述べた。

ジョンソン氏は閣議後、首都ロンドンで入院患者数が急速に増加するなど「状況は極めて厳しい」とし、「国民を守るために措置を導入する必要がある場合、一段と推し進める可能性を排除しない」と語った。

[20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は20日、米ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの18歳以上に対する使用を許可した。

[19日 ロイター] - 英国のスナク財務相ら閣僚10人が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株抑制に向けたクリスマス前の規制導入に反対していると英紙タイムズが報じた。感染予測に疑問を呈しているという。

それによると、政府の首席科学顧問パトリック・バランス氏が週末、閣僚らに国民保健サービス(NHS)の逼迫を避けるためできるだけ早く新たな規制を導入すべきと勧告。

政府の非常時科学諮問委員会(SAGE)は、対策が講じられなければ毎日約3000人が病床を必要とする事態になる恐れがあると警告した。

[ロンドン/ワシントン 19日 ロイター] - 新型コロナウイルスのオミクロン変異株が世界で急速に広がる中、オランダは19日、ロックダウン(都市封鎖)に入った。
クリスマスと年末の休暇シーズンを前に、欧州の他の複数国でも行動制限が強化される可能性が強まった。

エルサレム 21日 ロイター] - イスラエル政府は21日、60歳以上の国民を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を実施すると発表した。オミクロン変異株の感染拡大を巡る懸念に対応する。

[17日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や中国医薬集団(シノファーム)製の新型コロナウイススワクチン、ロシア製の「スプートニクV」が、オミクロン変異株に対し効果が低いことが、ヴィル・バイオテクノロジーの部門などが実施した査読前の研究結果によって示された。

メルボルン 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。
週間ベースでほぼ横ばいの水準にある。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大を受け、新たな行動制限が敷かれて原油需要を冷やすとの懸念がある一方で、ドル安がコモディティー相場全般を支援している。

[17日 ロイター] - 米ファイザーは17日、新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)が2024年まで収束しない可能性があるという見方を示した。

ファイザーのドルステン最高科学責任者は、世界の一部地域では今後1─2年にわたり、パンデミックレベルの感染が継続する可能性があると予想。

[16日 ロイター] - 米疾病対策センターCDC)は16日、新型コロナウイルスのワクチンについて、モデルナ製かファイザー/ビオンテック製を接種するよう勧告した。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製は、まれに血栓症が起きると報告されている。
引用:ロイター https://jp.reuters.com

以上のニュースヘッドラインはすべてロイターから引用しました。
https://jp.reuters.com

あとがき

英国の感染者は現在12万人/日、米国では今後、感染者100万人/日の予測もされている。
この先、日本がどうなっていくのか考えるだけで恐ろしい💦

症状が軽いからとなめてはいけない。
感染者が多いほど医療体制、社会・経済に対するダメージが大きくなる。

児玉先生の主張はいつも科学的かつ合理的です。
感染が急増すれば、本来の保険診療全体でコロナに取り組むしか方法はないと思います。
5月の大阪、8月の東京のように保健所がパンク、治療も受けられず死んでいく人を出してはいけない。

しかし、いまだにカビの生えたゴミ分科会や医系技官が存続する厚労省がこれまでの体制を変えるとは思えない。
政治がリーダーシップをとるべきだが期待薄だろう。

ダメな政府と役人を容認してきた大きなツケを払わなければならなくなるのか。
年末には希望をもちたいが、来年のことを考えると気が重くなります。