時の化石

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いまホットなイヤホンブランドはどこなのか? 調べてみました - 国内ブランド編 -

どうもShinShaです。
1年ぐらい前からイヤホンのことが気になっているのです。

イヤホンは最良の条件で音楽を届けてくれるギア。
DACにつないで、イヤホンで音楽を聴いていると、もう別世界。
この至福のひとときのために、理想のイヤホンを求めているのかな。

今回はいま製品が売れている、国内のホットなイヤホンブランドについて調べてみました。
急速に伸びている国内新興ブランド、そして激推しの老舗ブランドについてもご紹介します。

どんな会社が、売れ筋のイヤホンを作っているのでしょうか。
ワクワクしますね😀

ASHIDAVOX アシダ音響株式会社

数日前、ASHIDAVOXのイヤホンを購入しました。
十分なエージングは終わっていませんが、このイヤホンが素晴らしすぎるのです!
個人的にいま超ホットなイヤホンブランドなんです。

アシダ音響株式会社は東京都にある音響専門のメーカです。
なんと創業80年の老舗企業。

同社の主力製品は民生用のヘッドホン、マイクロホン、スピーカーなど。
メインは放送局で使うヘッドセット、マイクロフォン、防災用スピーカーなどの音響製品を作っているメーカなのです。

主力製品の写真 https://www.ashida.co.jp/jp/ から引用

そんなASHIDAVOXは、数少ない一般ユーザー向けの製品を作っています。
Webで調べてみると一般ユーザー向けの製品はヘッドセット1種、ヘッドホン2種、イヤホン1種です。

下の写真が同社の一般ユーザー向けイヤホンの写真です。
スピーカにイヤーピースがついたようなシンプルなデザイン。
なるほど質実剛健、真っ直ぐ音で勝負するタイプと見た(笑)
じつはこのイヤホン、少し前から気になっていたのです。

ASHIDAVOX EA-HF1 https://www.ashida.co.jp/jp/ から引用

先日行ったポタフェスのASHIDAVOXブースです。
かなり落ち着いた雰囲気の人たちが試聴したり、メーカと話をしていました。

2023年夏ポタフェス ASHIDAVOXブース

ポタフェスから帰った後、気になっていたASHIDAVOXイヤホンについて、webレビューを調べました。
eイヤホン、amazonの製品レヴューを読む。 Amazonのレビューを読んで驚きました。

何人かのユーザーが、このイヤホンの音質を激賞しています。
イヤホンを30本以上所有するコレクターは「1本だけを残して、残りのコレクションを全部捨てなければならないなら、迷わずASHIDAVOXを選ぶ」と。
このレヴューを読んで、僕は迷わずにASHIDAVOX EA-HF1を購入しました。

購入したASHIDAVOX EA-HF1を開封

ASHIDAVOX EA-HF1

なめらかなビーニール被覆のケーブル、本体は意外と軽い。
このイヤホンの注目点はなんといってもφ15mmのダイナミック・ドライバーですね。
イヤーチップを最近お気に入りのAcoustune AE07に付け替える。

エージング10時間程度、わくわくして購入したイヤホンをついに聴く。
どんな音がするんだろう。
この瞬間はいつも特別です。

Amazon Musicで何曲か馴染みの曲を聴いてみる。
感度が高く、よく鳴るイヤホンだ。

かなりフラットな音の印象。
中域から中高域、低音が素晴らしいなぁ。
高音域はエージングが浅いからまだまだ。

中島美嘉 ”ORION - with ensemble” ハイレゾロスレスを流してみる。
ボーカルのリアリティ。
息づかいの艶かしさ。
弦楽器の艶やかさ。
このイヤホンすごい‼️

少し酔ってたからかなぁ、危うく涙が出そうになりました。
老舗の作ったイヤホン、本当に素晴らしいです。

Accompanied by Music “ by neovain is licensed under CC BY-SA 2.0 .

intime( アンティーム)

intime( アンティーム)は群馬県高崎市にあるオーツェイド株式会社が展開するイヤホンブランドです。
同社はセラミックス技術を利用した振動板 VSTを用いたイヤホンを開発。
コストパフォーマンスが高い intimeのハイレゾイヤホンは、いま非常に人気があります。

イヤホン intime 煌MarkⅡ、轟MarkⅡ、雅MarkⅡ の写真 https://intime-acoustic.jp/ から転載

下に同社のintime 碧 Ti3 Edition2 の構造図を示しました。
Intimeのイヤホンは VSTとウーハーが同軸で配置されている。
高音域はセラミクスを使った振動板 VSTを使って出しているんですね。

ウーハーって低音重視のイヤホンに結構使われているんですね。
そういえば、以前、僕が使っていたBeatsのイヤホンにも入っていました。
そして16kHZ以降の主に倍音VSTで出力する。
VSTがあるから高音に魅力がある製品になり、ハイレゾ化も可能になる訳だ。

intime 碧 Ti3 Edition2の構造 https://intime-acoustic.jp/ から転載

intimeはイヤホンの周波数特性を、本当にフラットに調整しているんですね。
ハーマーン・ターゲット・カーブではないんだ。
これは他社にはない特徴ですね。
この特性だと確かに重心高めで高音域が豊かな音になります。

intime 碧 Ti3 Edition2の再生周波数帯域 https://intime-acoustic.jp/ から転載

先日、ポタフェスに参加しましたが、intimeのブースは大盛況でした。
いろいろ調べていたら、intimeの製品がどんな音なのか聴いてみたくなってきました。
試聴したかったなぁ😃


先日行われた2023年夏 ポタフェスのintimeブース

また、オーツェイド株式会社は、2022年に新しいブランド”Maestroaudio” を立ち上げ、製品販売を開始しました。
純国産の匠によるIEM(イン・イヤー・モニター)ブランドの今後の活躍を期待したいですね。

www.youtube.com

final

国内の新興ブランドの中で、最も勢いがあるのがfinalです。

株式会社final (ファイナル、final Inc.)は、2007年設立の日本の音響機器メーカー。
本社は、神奈川県川崎市に所在する。

2022年現在は、ヘッドホンおよびイヤホン、そしてそれらに関連する製品を製造する音響機器メーカーである。
ヘッドフォンおよびイヤホンは、有線、無線双方をラインナップしている。
社内に音響の研究部門を設けており、2021年時点で社員約40名の内、研究職が半数を占めている。
引用:wikipedia

引用:https://final-inc.com/

finalは技術に優れた会社です。
理想の音を求めて、研究開発を重ねて次々に新しい製品を生み出している。
製品に関するこだわりが強く、イヤーピースやケーブル、イヤーフックに至るまで、自社製品を作っています。

アンティーク市場が生まれるような製品を作っていきたい。
そのためには、修理の費用をかけても残したいと感じられるような品格を持つ製品の存在が前提となります。

高度な音質や技術を前提に、開発者の熱意が製品の佇まいから感じられるイヤホンやヘッドホン、私達finalはそうした製品を作って行きたいと考えています。
引用:https://final-inc.com/

素晴らしい!
こういうストーリーを読むと、この会社の製品を使いたくなってきますね。
同社のハイエンド製品は高い評価を受け、また、セールスも上位にランクインしています。

2023年夏ポタフェス finalのブース

先日行われた2023年夏ポタフェスでも、finalのブースは大人気でした。

このほか国内のイヤホンブランドとしては、SONYを外すわけにはいかないのです。
しかし、SONYの情報はあちこち出てますから、今回の記事ではスルーしますね。

オススメの売れ筋イヤホン

今回ご紹介したブランドの製品から、僕がもっているイヤホン、いま欲しいと思っているイヤホンを一挙に紹介です。

ASHIDAVOX

ShinSha ゲキ推しのイヤホン!
価格5,500円のハイ・コストパフォマンス。
創業80年の老舗音響メーカーが作った驚異の製品。

ボーカル、SAXの音のリアリティは、僕が知っている中でNo.1 です。
本当にこの価格で良いのか?と思ってしまう💦
もっていて絶対に後悔しないイヤホンです。

ASHIDAVOX EA-HF1
Acoustune rs three
形式:15mm ダイナミック・ドライバー
再生周波数帯域:5 HZ - 40 KHZ
インピーダンス:16 Ω、感度:111 dB/mW

intime

続いてinime(アンティーム)の製品です。
intimeの代名詞ともいえる売れ筋エントリーイヤホン。

ダイナミックドライバーにセラミックツィーターVSTを組み合わせた、同社の技術ならではの製品。
音質は、高音域を意識した透明感あふれるサウンドです。
このクラスのイヤホンの中では専門店での評価は最も高い製品のひとつです。

碧(SORA)-Light【2019Edition】
形式:φ10mm ウーハー + VST 再生周波数帯域:20Hz〜40kHZ
インピーダンス:22 Ω、感度:102 dB/mW

final

続いて、僕がいま使っているfinalのイヤホン。
音響工学や心理学の研究成果を踏まえた音質設計を行なった、定番となる製品を目指したEシリーズのエントリー機。

重量が軽く、装着感がよく、ケーブルも取り回しがよい。
普段使いにベストな製品です。

映画を見たりRadiko聴いたりYoutubeを楽しんだり。
エントリーモデルながら、音質もフラットでなかかな良い。
オススメのイヤホンです。

final E30000
形式:ダイナミック・ドライバー
再生周波数帯域:非公表
インピーダンス:16 Ω、感度:100 dB/mW


finalからもう一製品をご紹介。
Web、SNSでも非常に評価が高いイヤホン。
「トランスペアレントな音」と呼ばれる、距離が離れたところに定位した音もクリアに聴こえる音の印象を、幅広い音楽で実現しています。

final A40000
形式:ダイナミック・ドライバー
再生周波数帯域:非公表
インピーダンス:16 Ω、感度:100 dB/mW

おわりに

いまオーディオの世界では、コストパフォーマンスが高く、性能がよい中国製品が席巻しています。
もう「安かろう悪かろうなんて」認識は古すぎる。
性能が高く魅力的な製品がヤマほど供給されています。

こうした中、日本から新しい企業が出てくるのはとても嬉しいです。
僕もこれからもっと国産品をレヴューして使っていきたいと思います。

僕は商品を買う前にレヴューをかなり読む人間です。
短い文章でも、意外に書いている人の情報も分かりますね。

今回のASHIDAVOXイヤホンのamazonレヴューには心が動きました。
年季が入ったマニアの「この1本を残してすべて捨ててもいい」という言葉。
そうして出会った一本は、僕にとっても特別なイヤホンとなりました。

イヤホンってスゴイですよね。
こんなに大きな感動を運んでくれることもあるんだ。
だから一回ハマったら沼から抜け出せなくなるのですね😃

ShinSha