時の化石

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オーディオCDの音質劣化について、そして音楽の楽しみ方について考えた

どーもShinShaです。
今回はオーディオCDの音質劣化について調べました。
真実を知ってちょっと驚きました。

CDはデジタルだから音質は劣化しない。
ぼんやり考えていたけど、調べてみてびっくり。
音楽を長い間所有するのは、本当に難しいことなのですね💦

CDの音質劣化

オーディCD全盛時代

CD(コンパクト・ディスク)は、1982年の発売以来、50年が経過しました。
日本では1990年代に再生機の普及が進み、ミリオンセラーのCDが次々生まれました。
また、CDの生産枚数は1998年の3億291万枚が最多記録でした。

CDは製造が簡単ですからね。
ポリカーボネート樹脂の円盤に、スタンプを押すように簡単に大量に製造することができます。
だからCDは普及したのです。

そして、現在はネットダウンロード、サブスク配信、YouTubeストリーミング全盛の時代になり、CDの販売数も低下しました。
しかし、未だに便利なメディアとしてCDは利用されているのが現状です。

Music CD’s “ by rhodesj is licensed under CC BY 2.0 .

オーディオCDの劣化

いろいろ情報を調べると、オーディオCDの寿命は10〜30年と考えるのが妥当です。
諸説があって温度20℃、湿度95%以下の環境を保てば50〜100年なんてのも。
温度20℃なんて環境は、企業でもなければ保てないですね💦

webには劣化したCDの写真がいくつも掲載されています。
10年以上経つとこんな風になっちゃうのか💦

"Damaged CD 20180219" by Santeri Viinamäki is licensed under CC BY-SA 4.0.

"P1000594.JPG" by benjami is licensed under CC BY-SA 2.0.

ところが、CDの問題って、こういう目に見える劣化だけではありません。
じつは、気がつかないうちに劣化が始まっているのです。

音楽CDはディスク面から正確なデータを読み取れなかった場合は、前後のデータから欠落部を保管して、音が途切れないように再生する仕組みとなっています。
書き込まれているデータの一部が読み取れなくなると、音質は低下します。

CDの読み取りエラーが発生する原因は、ディスクの傷や汚れ、盤面の変形など、様々な要因があります。
また、新品のCDであってもプレス精度が悪いものはエラーが発生するようです。
見えないところでも、CDの音質が劣化していくのです。

https://ad.impress.co.jp/special/pioneer1307/ から転載

そういえば昔、僕も妙に音の悪いCDもってましたが、そういうことだったんですね。
デジタルだから、音が劣化しないというのはトンデモない誤解だった。

CDの劣化対策はどうしたら良いか?

困ってしまいましたね。
それではCDの劣化にどう対処したら良いか考えてみましょう😃
思いついたものを挙げてみます。

(1) CDを買ったらすぐにリッピングしてPCのHDDに書き込み
(2) CDをオープンリールデッキでテープにコピー
(3) CDを10年以内に買い直す
リッピング:音楽CDなどのデジタルデータをパソコンに取り込むこと

CD stack 02 “ by mutednarayan is licensed under CC BY-SA 2.0 .

リッピングするデータフォーマットは、"ALAC(Appleロスレス)"とか"FLAC"とか可逆圧縮形式のデータ形式がいいですね。
こうすれば、コピーによる音質の低下はない。

しかし、HDDの寿命は3〜4年💦
オープンリール・テープの寿命も10〜30年💦

音質を維持するには、この期間中にコピーを繰り返す必要があります。
結局、永遠のメデイアなんてありえないのだ😭

結論としては、 CDを買い直すが良いように思えますね。
リマスタリングで音質が良くなるケースもありますから。
また、CDを買わずに、サブスクリプションでストリーミング音楽を聴くのが一番良いのかな😃

材質で変わるCDの音質?

CDには劣化以外の問題もあります。
SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD)とよばれるディスクがあります。
SHM-CDは液晶パネル用の、透明度の高いポリカーボネートを使ったもので、ビット情報を正確に書き込むことができるものです。

CDはデジタル音源なのに、なぜ材質を変えると音質が向上するのか?
不思議だと思いませんか。

じつは、CDは通常でも無視できないレベルのデーター欠損が生じて、本来の音源より音質が低下しているのです。
CDというメディアは、いろいろ問題があるんですね。

ハイレゾ音源を楽しむ

以上、音楽CDの劣化や問題点を書いてきました。
より良い音質で音楽を楽しむ方法のひとつとして、ハイレゾ音源を聴く方法があります。
この楽しみ方には以下の方法があります。

(1) MORA、ONKYO MUSICでハイレゾ音源データを購入。ポータブルプレイヤーやPCで聴く
(2) Apple Music、Amazon Music Unlimited サブスク音楽配信のストリーミングを聴く

Beatles! “ by HarshLight is licensed under CC BY 2.0 .

ポータブルプレイヤーはSDカードにデータを保存するようです。
SDカードの寿命は2〜3年なので、その間にデータをコピーするとか、再度ダウンロードするとかの対処が必要になるのでしょうね。

MORAには販売期間内、10回までダウンロードできると書いてありますが、販売期間内の説明が書いてありません💦
いずれにしても、音質を落とさず保管するのには大変な労力がかかりそうです😅

MORA、ONKYO MUSICを調べると、ファイルはほとんど"FLAC"で、MACでは再生できないフォーマットです。
Appleと戦っているんでしょうね。
元祖MACユーザの僕には用はないなぁ。

サブスク音楽配信のすすめ

「音楽を集める」、「音楽を所有する」をやめて、サブスク音楽配信で音楽を楽しみませんか。
古いジャズ、洋楽から最新のポップミュージックまで1億曲。

Dylanもビートルズのアルバムもハイレゾ音源あります。
ハイレゾ音源はApple Music、Amazon Music Unlimitedだけ‼️
ハイレゾ音源は素晴らしいです ♪( ´θ`)ノ


Try Apple Music


おわりに

僕はかつて JAZZを中心にかなりの数のCDをコレクションしていたのです。
しかし、東京に引っ越すタイミングでほとんど売却しました。
いっぱい、夢中で集めてきたけどね。
いま思うとそれでよかったのかな。

そんなことより、自分の脳内のニューロンに、感動した音楽の記憶を一つ一つ刻むことが、本当の音楽の楽しみなんじゃないかな。
いま、僕は目を閉じて、米津玄師 ”地球儀” のハイレゾ音源を聴いています。
Apple Music、DAC、そしてイヤホンは Acoustune RS THREE。

ピアノの響き、エモーショナルなボーカル、切なくなるリリック、変化するリズム、椅子の軋みまでリアルに聴こえる。
ああ、音楽って素晴らしいな。

ShinSha