時の化石

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最高の腰痛治療法 AKA-博田法のススメ

どうもShinShaです。
僕はもう20年来のヘルニアン(僕の作った造語)、腰痛もちです。
ここ数年は、歩けなくなるほどの痛みが襲ってくる時がありました。
それがAKA-博田法による治療を2回受けたら消えたのです。
今回の記事では、腰痛持ちの皆さんに、痛みを緩和するための素晴らしい治療法 、AKA(エーケーエー)-博田(はくた)法の情報をシェアします。

この治療を始めて4ヶ月になります。
いまでは腰の痛みも取れ、月1回の治療で良い状態をキープできています。
この治療法は、手術も注射も薬も必要がなく、また治療費も安価です。
腰痛で悩んでおられる方は、AKA治療を受けられることをオススメします。

AKA治療との出会い

思い起こせば 4ヶ月前のこと。
年に数回訪れる、我慢できないレベルの腰痛がやってきました。

牽引でも、マッサージでも、電気でも、鎮痛剤でも良い。
何でもいいから、この痛みをなんとかしたい。
そう思って、近所の外科医に駆け込みました。

それまで、僕は仕事で使うリュックの重さを削り、持ち運ぶものをミニマムにして、腰に負担をかけないように心がけていました。
ところが、半年前から調子が悪い時はノートPCを持ち運べない状態になり、ついには ipadを携帯するようになりました。

"Chronic back pain" by TonyHall is licensed under CC BY 2.0.


外科医で症状を伝えると、医師から「レントゲンは取りますか?」と聞かれました。
ヘルニアだから必要ないです。
電気でもけん引でも何でもいいから、この腰の痛みを何とかできませんか?
ブロック注射と手術は嫌です。

医師は微かに笑って言いました。
「流行らないけど、よく効く治療法があります。やってみますか?」
そして、僕は初めて、この不思議な治療を受けたのです。

これは何という治療ですか?
「AKA-博田法という治療法です。リハビリを研究している先生が考案した治療法です。」
医師は ”AKA-博田法”と書いたメモを手渡してくれました。

医師からは薬も湿布も処方されませんでした。
外科医を出た僕は、腰のあたりにこの数年感じたこのない爽快感を感じていました。
スキップでもしたい気分だった😃

AKA-博田法とは

エンジニアである僕は、この治療法について科学的な情報を知りたいと思いました。
WEBを調べたり、治療中に医師から話を聞いたりしました。

AKA-博田法には医学会があるんですね。
今回は、その内容に沿ってAKAー博田法がどんな治療なのか説明したいと思います。

AKA-博田法の概要

医学会の説明がなかなか難しいので、ポイントを要約しました😅

AKA-博田法は博田節夫氏によって開発された治療法で、当初は関節障害の治療が目的でした。
その後、痛みの軽減に効果があることが発見され、以来およそ40年実際の治療に利用され、治療方法が体系化されました。
AKA法が痛みを軽減できる理由については、まだ科学的に解明できていません。
しかし、これまで多くの患者を救ってきた実績があるのです。

AKAとは、 「エーケーエー」と読み、Arthrokinematic Approach (アルスロキネマティックアプローチ: 関節運動学的アプローチ)の略で、当初は動きにくい関節を動かそうとする目的(関節機能障害の治療)で博田節夫先生により開発された治療法です。

先生は1979年から研究開発に着手しましたが、その過程において関節の動きを治療することにより体の痛みが軽くなることを発見したのです。
この治療法は実際の臨床に応用され、試行錯誤をくり返しながら徐々に診断、治療技術として体系付けられてゆきました。
約20年を要した診断及び治療技術の進歩には目を見張るものがあり、現在もさらなる改良が加えられています。

たしかにいまのところ、「AKAはなぜ痛みを軽減するのか?」と言う質問に対し、明確な理論的根拠を持った回答はできません。
しかし、科学とは事実を認め、それを理論的に説明し、その本質を解明することにあるはずです。


現在、AKAが痛みや関節機能障害に苦しむ多くの患者さんを救っている、ということはまぎれもない事実です。
こうした現実を踏まえ今後AKAの理論的、科学的解明に医学会会員一同取り組んでいきたいと考えております。
引用:日本関節運動学的アプローチ(AKA)医学会


科学的に解明ができないというのは、学会で主流になるのは難しいですね。
どこかのWEBには、効果を疑問視する医師もいると書かれていました。
しかし、世の中にはろくに診察もしないで、安易に薬を処方する医者であふれています。


AKA治療では湿布も薬も処方しないのですよ。
とても良心的な医療だと思います。
僕には、AKA医学会の先生方は、マイナーな治療法に可能性を見出し良心的に治療に向き合ってこられた人たちだと感じます。

"Back pain" is licensed under CC BY 4.0.

AKA-博田法の治療方法

つぎにAKA-博田法の具体的な治療方法について説明します。

治療に先立って、立ったままの前屈、診療台に寝て関節の曲がり具合、椎骨ひとつひとつを調べ、患者の病状を確認します。
その後に治療が始まります。

AKA法の治療は、仙腸関節を手で調整するのが主体です。
医師の話では、手探りでわずか1−2mmの仙腸関節を探り当てズレを治す、デリケートで難しい治療とのことです。
治療を経験した人にしか分かりませんが、腰の後ろあたりをコチョコチョ、圧力をほとんど感じない不思議な感覚なのです。

一般的に患者さんは、立った位置での診察の後、ベッド上で仰向けになり神経学的な検査や評価等を受けた後、最初は横向きの姿勢で治療を受けるのが普通です。
もちろん通常の診察と同様に、レントゲンや血液検査の結果等も参考にします。
 
まず治療を受ける場所は、腰を中心とした背骨の近くが一般的です。
中でも最も重要なのは、腰骨の下にある仙骨と骨盤との関節です。ここを仙腸関節といいます。

この仙腸関節を手で軽く動かすわけですが、実際に動く範囲は1~2mmといわれており、ほんのわずかな動きを手で感じ医師は治療をするのです。
ごくわずかな動きですので、患者さんは痛みを感じないのが普通で、ただ触っているだけだった、とおっしゃる患者さんもいるくらいです。

しかし、この治療手技はかなりの集中力と熟練を要し、誰でもできるというものではありません。
自ずと1日に治療できる患者さんの数も限られてくるのが現状です。
こうした、仙腸関節を中心とし関節の機能障害を徒手的(手を使って)に治療する方法がAKAなのです。

  引用:日本関節運動学的アプローチ(AKA)医学会


"Young woman with a desk job related back problem" by Ivan Radic is licensed under CC BY 2.0.

仙腸関節の位置を示した図を下に載せました。
腸骨は腸など内臓の保護と背骨と脚の骨を繋ぐ機能があります。
そして、仙骨は一番下で背骨を支える重要な骨です。

仙骨の上には腰椎、胸椎、頚椎、頭蓋骨が載っています。
当然かなりの重量がかかる骨ですね。
仙腸関節はこの二つの骨を結ぶ関節です。
ここが少しでもずれたら、すぐ上の椎骨に影響が出るのは容易に想像できます。

このあたりは神経叢といって神経が集まっている重要な領域です。
僕は瞑想をするのですが、瞑想する時にこのあたりに意識を集中する教えがあります。
東洋医学でも仙骨は「生命の源」「人間の中心」などととらえる考え方もあるようです。

この辺りを治療すると痛みが消えるというのは、東洋的な感覚では直感的に正しいと感じます。

https://ar-ex.jp/sakudaira/ から転載

ところで、治療する場所がかなり下にあるので女性には心配かもしれませんね。
治療している様子はこんな感じです。
心配ないですよ。

https://hori-seikei.com/diagnosis/aka/)から転載

YoTubeにムービーがUPされていましたのでリンクを貼ります。
実際の治療の様子を確認いただけると思います。

www.youtube.com

治療に関する注意点

痛みやシビレの原因で最も多いのが関節機能障害です。
そのため、さまざまな症状がAKA-博田法で改善します。
しかし、全ての痛みやシビレがAKA‐博田法で良くなる訳ではありません。

AKA治療の適応でないものは、内臓の痛み、神経系の異常が原因の痛み、化膿性関節炎、新鮮外傷、悪性腫瘍等です。
また、風邪で発熱している場合や女性の生理時には行わない方が良いと思います。

AKA治療の際、一人の患者さんに要する時間は、診断結果や重症度によって異なります。
治療の頻度については2~4週に1度が一般的です。
あまり頻繁にAKAを行うと、かえって痛みが増すことが多く、症状が落ち着いている場合は、半年に1度程度の受診で十分な場合もあります。

AKA治療を受けるには

AKAの治療はとても難しく、AKA医学会で厳密な指導体制を取っています。
僕がお世話になっている医師は「この治療法は認定医になっても維持が大変。毎月、遠くの指導医のところに行って研修を行う必要がある」と話していました。

AKA医学会のHPを調べると、認定指導医は日本国内にわずか60名しかいないです。
また、AKA治療には日本関節運動学的アプローチ(AKA)医学会理学・作業療法士会があり、この会で治療技術の指導と認定を行っています。

AKA治療を受けるには、AKA医学会の認定医、または日本AKA医学会理学・作業療法士会の認定療法士のいる医療機関に行かなければなりません。
認定指導医については、AKA医学会で名前が公開されています。

https://www.aka-japan.gr.jp/index2.html

僕が通っている外科医に掲げられた指導医認定証の写真をUPします。
おお、厳格に審査が行われていますね。
認定期間は5年間しかないです😅

Webを検索すると、AKA治療をうたった接骨医院が山ほど出てきます。
そこには認定療法士さんがいるのかな?
にせ治療が横行しているそうなので、皆さんお気をつけください。

AKA医学会 指導医認定証の写真

おわりに

僕の通っている外科医は、最近、いつ行っても満員です。
こんなに混んでいるのはAKA治療ですか?
医師に尋ねたら話してくれました。
「95%がAKA治療。ここまで来るのに随分かかったんだよ」
言葉の裏側にはマイナーだけど効果がある方法を信じて続けてきた苦労が見えました。

医師はいつもこう話します。
「長く同じ姿勢で座るのが一番良くない。座る時には、背骨に重量がかかるように姿勢を正しく座ること」
「痛みは緩和できるから、とにかく歩くことが大事。運動を続けると、ヘルニアが消えることもある」
合理的で信頼できるアドバイスだと思います。

もう僕には、AKA治療がなくてはならないものになりました。
少し前にツィッターに投稿したら、中国地方の女性からAKA治療で救われたとメッセージが届きました。
僕の投稿を見てAKA治療を受けたフォロワーさんは、痛みが軽くなったとメッセージをくれました。
この治療は効果があるけど、医院が遠くて通えないという苦情を送ってきた人もいました。

まだまだ、治療を受けられる医療機関が足らないのです。
僕はヘルニアンの仲間のためにも、この効果的なAKA治療を日本中に流行らせたいと願っています。
腰痛がある人は、ぜひ、Webを検索して近くでAKA治療が受けられる医者がないか探してみてください。
ヘルニアンの友よ、ともに腰痛から解放された人生を送りましょう (^O^)/
ShinSha