どうもShinShaです。久しぶり寺社仏閣の記事です。何年ぶりだろうか。最後に書いたのは松陰神社だったかな。
さて、早稲田にある穴八幡宮に初めて参詣しました。時々、この近くで仕事をしているのですが、不信心な僕はこれまで行ったことがなかったです^^; 毎年、12月末から1月末まで、この周辺はめちゃ混みなのです。
「一陽来復」の意味は知っていました。冬至が日照時間が一番短く、それから日が長くなっていく。陰がきわまって陽に変わる。運気を変える神社なのだなぁと何となく思っていました。
ところが、ここの御守はもっと欲望に忠実です。皆んなが欲しいアレが手に入るという全国で唯一の御守なのです。関東の人はまだ間に合います。御守の頒布は節分の夕方5時まで。急げ!
穴八幡宮とは
穴八幡宮とは
穴八幡宮の由来について、新宿観光協会の記事を引用しました。創建は1641年、江戸時代。思ったより新しい神社ですね。縁起はどこにでもあるようなストーリーです。昔、奈良の寺を巡っていた時期があるので、そう感じてしまいます。
冬至の日にお札を受ける人で賑わうことで有名な穴八幡宮は、康平5年(1062)前九年の役を平定した源義家が、凱旋の際ここに的山を築き、兜と太刀を納めて八幡神を祀ったことにはじまります(江戸時代初期に松平左衛門尉直次が射術の練習のため的山を築いたともいう)。
のち、社僧良昌が草庵を建てようとして、ほら穴を発見。そこに金銅の阿弥陀如来像が立っていたといいます。当時、阿弥陀如来像は八幡神の本地仏とされて人々の崇敬を集めたことから『穴八幡』とよばれるように。こうして、江戸城の北の鎮護として将軍家の祈願所となりました。
昭和20年の戦災によって社殿その他すべてを焼失しましたが、現在なお境内に、区指定有形文化財の『布袋像水鉢』(見学できるのは複製の水鉢)などが残っています。
引用:https://www.kanko-shinjuku.jp/spot/
一陽来復御守
「一陽来復御守」について、神社のWEBサイトから引用します。この神社にはなんと打出の小槌があるんですね。それは「聖武天皇が養老七年の冬至の日に龍神により授けられた宝器」。すごいですね。しかも、ここで販売している御守は全国唯一の、金銀融通の御守です。
なぜこの神社がこんなに人気なのかが分かりました。「金銀融通御守」、大判小判がざくざくの御守。これは、日頃から不信心な僕でも興味があります^^;
もっと興味があるのが打出小槌です。ここでご祈祷をお願いすれば打出小槌で払ってもらえるのだろうか?ぜひ、この目で見たいものです。
冬至祭は洋の東西共に復活祭として重要視された日で、この日に祭典を行う社寺は各地にありますが、当社において冬至祭の日から節分まで頒布する一陽来復御守は、他に類例の無い全国唯一のものです。
この御守は、当社に伝えられる福神(打出小槌)に起因するもので、この打出小槌は新編武藏国風土記に記載があるように、公家の水無瀬家が山城国国宝寺より感得したものを当社に納めたもので、聖武天皇が養老七年の冬至の日に龍神により授けられた宝器と伝えられております。
穴八幡宮の一陽来復御守は、江戸中期より年々冬至の福神祭に授与された独特のものであり、金銀融通の御守とも呼称されております。
引用:https://www.anahachimanguu.jp/ichiyouraifuku/
金銀融通「一陽来復御守」をゲットした
穴八幡宮は東京メトロ早稲田駅を出るとすぐ前にあります。近くで食事したり、飲んだりするこもがありますが、不信心な僕はこれまで行ったことがありませんでした。今回は、田舎の母親から身につける御守が欲しいと電話があったので、この神社に行ってみることにしました。一陽来復、きっと病気が良くなる御守があるだろうと...。
階段を登っていきます。登りきると赤い門が見えてきました。門の左右には武者人形が置かれています。ガラスが反射して中はよく見えませんでした。階段の上には結構広い平地がありますね。
少し進むと、左手に列が見えてきました。平日の昼なのに結構な人です。年末なんかは数時間の行列だと聞いたことがあります。ロシアには『ロシアで行列を見たら「この行列は何の行列ですか?」と訊いてはいけない。「一番後ろはどこですか?」と訊きなさい。』という諺(ことわざ)があります。僕もそれにならって列に並ぶことにしました。
売り場が見えてきました。今日は待ち時間15分ほどで売り場に到達しました。皆んな御守を買ってるみたいです。「一陽来復御守」は千円、ほかは四百円くらいです。隣の女性は通帳を入れるとか話しながら、黄色の袋(千円)を5枚も購入しました。周りを見ると皆さん御守や黄色の袋をものすごい数買っています。「坊主丸儲けやないか。いや、ここは神主か。」不信心な僕はそう思ったのです。
売り場の女性に身体御守はどれですか?と訊きましたが、彼女は怪訝な顔をしてこちらの四百円の御守になりますと教えてくれました。僕はその小さな御守と「一陽来復御守」を一つずつ購入することにしました。
それから本殿に向かいました。せっかく来たんだからお参りしよう。母親の健康と僕の運気が良くなるようにお祈りしようと思ったのです。本殿に向かう人はちょっと少ないなぁ。御守だけ買って帰る人がかなりいるような気がします。
本殿が近づいてきます。そして、本殿の扉に先ほど買った「一陽来復御守」の説明が掲示してありました。「金銀融通の御守」!うむ、めちゃ混みの理由はこれだったか。この掲示を見て、初めてこの御守の意味を知りました(^^;; 何と皆さんの願いは「金銀ざっくざく」だったのだ!
心を鎮めて本殿に向かってお祈りをしてきました。住所を言うのを忘れましたが、最近は神仏に向かう時はいつも無心になります。まあ、初めて来てお願い事も何もねぇ。訊いてくださるのでしょうか?
本殿から帰り道、テントの下に露天がいくつも並んでいます。露店では商品が飛ぶように売れています。皆さん気前よくじゃんじゃん買っていますね。なにせ無敵の金銀融通御守を持っていますからね。きっと気が大きくなっています(笑)
少し進むと左に布袋像があり、皆んな列に並んで布袋像に触っています。僕の2つ前に並んでいた女性はやたら何度も布袋さんの頭を触っているなぁ。頭痛もちなのかぁ。それとも....。由来が分からぬまま、僕は布袋さんの両手に触れました。あの布袋さんは何だったのだろう?
購入してきた「一陽来復御守」です。添付の紙には細々とした注意書きが書いてあります。「さるとりの方角の柱か壁に節分の夜十二時に貼る。落ちた御守は二度と貼ってはいけない。画鋲で刺したら効力はなくなる...」これは大変だ (^^;;
流石に金銀を融通するのは大変なのだなぁ。いま書いている特許が爆発的にヒットするよう、穴八幡様の指示に従って貼り付けるとしますか。早速、iPhoneにコンパスのアプリをダウンロードしました。
あとがき
よく考えれば、数年前に知人が小学生の孫のために2時間も並んで買ってきた。と僕に御守を自慢して見せてくれたことがありました。そして「一陽来復」という言葉の意味から、早とちりしたのですね。あの人、ちょっと抜けてるからなぁ(^^;;
ということで、いつも近くを訪れながら、穴八幡宮の御守についてはまったく知らなかったのです。全国でただ一つの「金銀融通御守」!なるほど毎年毎年、地下鉄通路は混み混み、バスは満員になるわけだ。
ふと母親に送る御守がないことに気がついた。やれやれ、僕の見当違いだったですね。近いうちにどこかの神社に出かけることにします。しかし良い御守を手に入れられたし、今日は良かったということで。
関東の人はまだ間に合いますよ。御守の配布は節分の夕方五時まで。東京メトロ東西線 「早稲田駅」下車、3B出口より徒歩五分。欲しい人は急いで下さいね。
ShinSha