時の化石

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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024に行ってきました

今年のゴールデン・ウィーク、久しぶりにラ・フォル・ジュルネ TOKYOに行ってきました。毎年ゴールデン・ウィークの3日間(5月3・4・5日)、有楽町 東京フォーラム、丸の内エリアなどで開催される熱狂のクラシック音楽祭を満喫してきました。

この音楽祭は楽しいですね。いっぱいコンサートが開催されていて値段も安い。無料コンサートも開かれている。昼からワインを飲んで良い気分で、沖仁のギター、モーツァルトのコンチェルトを楽しみました。

ラ・フォル・ジュルネとは

ラ・フォル・ジュルネとは何なのか?web情報を下記に引用しました。日本では2005年から開催されているのですね。

ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。「ラ・フォル・ジュルネ熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中で最もエキサイティングな展開を見せています。

毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定。コンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」の9会場で、同時並行的に約45分間のコンサートが朝から夜まで繰り広げられます。演奏者には旬の若手やビッグネームが並び、5日間で300公演!を開催。好きなコンサートを選び、1日中、音楽に浸ることができます。

"P1030720" by endworld is licensed under CC BY-SA 2.0.

ラ・フォル・ジュルネの人気は国外へも拡がり、2000年からポルトガルリスボン、2002年からはスペインのビルバオ、2005年からは東京国際フォーラムで開催。2008年には金沢とブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、2010年には新潟、びわ湖、ワルシャワ、2011年には鳥栖、2015年にはロシアのエカテリンブルクで開催され、いずれも大成功を収め、クラシック音楽界にセンセーションを巻き起こしています。

東京国際フォーラムを中心とした、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷に、1日ではとても回りきれないほどの多彩なプログラムを用意。 これこそが“LFJはクラシックのテーマパーク”であることの証明です。

朝から晩までコンサートを楽しむもよし。 地上広場でワインを味わいながら無料コンサートに親しむもよし。 さらには0歳から入場可能なコンサートまで用意されているなど、3日間の楽しみ方は無限大!
引用:https://www.lfj.jp/lfj_2024/

ラ・フォル・ジュルネTOKYOの無料ガイドブック。分厚い

ラ・フォル・ジュルネTOKYOの楽しみ方

1公演45分間、低予算で一流のクラシックを聴く

ラ・フォル・ジュルネに興味がある人は、まず有楽町の東京国際フォーラムに出かけましょう。チケットがなくても大丈夫。会場はとても混むけれど、無料で音楽を楽しむことができるし、ラ・フォル・ジュルネの熱気に触れることができます。当日売りのチケットもあります。

ラ・フォル・ジュルネが素晴らしいのは、1公演を45分間と決めていること。このフォーマットだから、1公演1,500円からチケットが買える。良い席を買っても3,000円程度。低予算で一流のクラシックが楽しめるのだ。

朝から晩まで、GWの3日間に90のコンサートが開かれています。お目当ての公演を聴くもよし、公演をはしごして1日中音楽づけになるもよし。

参加した5月5日のプログラム

東京フォーラム地上広場で開かれる無料コンサート、https://www.lfj.jp/lfj_2024/ から転載

食事もお酒も 無料で音楽も

会場には多数の飲食店が出店しています。皆んな食事をしたり、ワインやビール飲んだりして、この自由なクラシックイベントを楽しんでします。今年は帝国ホテルの出店もありました。キャビアもワインもサングリアも。ちょっとほろ酔いで音楽の聴くって気持ちいい。ああ心が溶けていく。

クラシックのコンサートには、ドレスコードはないけど無言の縛りがある。でも、ラ・フォル・ジュルネは服装もまったく自由。Tシャツ・短パン・サンダルでも参加できちゃう。この自由さも実に良いのです。

東京フォーラムの広場、丸の内エリアなどで無料コンサートが開かれています。食事、お酒を楽しみながら、無料のコンサートを聴くという楽しみ方もできます。とにかく、誰もが自由に音楽を楽しめるのがラ・フォル・ジュルネ

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2024に参加した

ラ・フォル・ジュルネにはコロナ前に2回ほど来たことがあります。久しぶりだな。新緑のゴールデンウィークの音楽祭! 連休はどこにも出かけず、東京にいて良かった。

それでは、今年のラ・フォル・ジュルネの様子を以下にお知らせしますね。

東京フォーラム広場

有楽町駅を降りて東京フォーラムへ。ラ・フォル・ジュルネ看板が見えてきた。おお、久しぶりだ。

ラ・フォル・ジュルネ看板

おっ、帝国ホテルのキッチンカー^_^; こりゃスゴイ。あちらのキッチンカーには長蛇の列。ガレットは相変わらず女性人気です。

帝国ホテルキッチンカー

結構人が出てますね。東京フォーラムのこの広場の雰囲気がラ・フォル・ジュルネなんだな。

広場の風景

昼ごはんは「千房」のお好み焼きですませたので、ワインを買おう。とりあえずグラスの白ワインとサングリア赤を。少し先のテントではキャビアが売っている。キャビアと白ワイン...いいなぁ。

お酒もキャビアもいろいろ売っている

展示会場〜コンサートホール

フォーラムG棟の地下では、楽器の展示会が開かれている。ローランドのキーボード、イタリア製ハープ、ウクレ...etc。あちこちでミニコンサートが開かれています。ハープの演奏はとても美しい音色でした。

G棟4階ではオーディオ製品のミニ展示会もありました。英国Bower&Wilkinsのスピーカーでクラシックを聴きました。音も良いけど音場の広さがすごいな。ヘッドフォンではとても勝てない (^^;;

楽器の展示スペース

下の写真は、今回参加したコンサートのプログラムです。343 コンサート。沖仁がラフォルネに出演するなんて、そんなことあるのか。すごい競争率でしたが、何とかチケットをゲット。
313 コンサートでは、モーツァルトのピアノコンチェルトが楽しみです。アンヌ・ケフェレックはフランスのピアニスト、ビッグネーム。どちらのコンサートも良い席でしたが入場料約3,000円でした。

参加したコンサートのプログラム

343 沖仁鈴木大介のコンサート会場。普段は会議室用の部屋でミニライブ。こんな部屋もコンサートに使うんだ。僕の席はステージに向かって右手の良い席でした。沖仁ファンの僕には最高のコンサートでした。

沖仁鈴木大介のコンサート会場
続いて313 のコンサートは東京フォーラムで最大のホールA。会場はほとんど埋まっています。僕は20番以降のモーツァルトのピアノコンチェルトをよく聴くのですが、9番はモーツァルトらしい、はじけて華麗な曲です。アンヌ・ケフェレックのピアノが素敵でした。あまりの美しさに夢見心地。ほろ酔いで良い気分。

フォーラムホールA コンサート前の風景

無料コンサート風景

こちらはフォーラム広場で開かれている無料コンサート会場の写真です。帰宅する前にステージの準備が始まりました。しかし、家では愛犬が散歩を待っている。後ろ髪を引かれながら帰りました。

フォーラム広場の無料コンサート
東京フォーラムのホールEでは期間中の有料チケット、半券をもっていれば参加できるコンサートが開かれています。プログラムを見ると、ここでサプライズコンサートなんてのも開催されるんですね。有名アーティストが参加したかもしれません。これも楽しい企画だな。このコンサートにも来年は行きたい。

フォーラム地下Eホールコンサート


おわりに

記事を書くにあたって、ラ・フォル・ジュルネの資料を読みました。この期間中に、何と「マスタークラス」という若手音楽家を出演アーティストが直接指導するプログラムや、半券で参加できるクラシック音楽の講演会まで行われているのです。音楽を深く楽しみ、音楽家を育てるためための、素晴らしい事業だと思いました。

今年のゴールデンウィークはどこに行かず、毎日、犬の散歩と読書でした。しかし、暇だとダメですね。散歩から帰って、本を読み始めると睡魔が。忙しくて脳が活性化した時しか、本も読めないのかな。ラ・フォル・ジュルネに参加して、本当に良かったです。

ああ楽しかった。この記事が気になった皆さんは、是非、来年ラ・フォル・ジュルネ TOKYOへご参加ください。

ShinSha